2026年に配信が予定されている恋愛シミュレーションゲーム「アオハルカノジョ」の先行プレイレポートをお届けする。
「アオハルカノジョ」は、DMM GAMESで配信予定のリアルタイム恋愛シミュレーションゲーム。気になるカノジョとコミュニケーションを取りながら、毎回少しずつ違う会話やデートが楽しめるのがコンセプトで、“リアルタイム”のジャンル通りAIを活用した会話が特徴だ。今回はリリースに先駆け先行プレイの機会をいただいたので、会話のやりとりを中心に本作の魅力に迫っていきたい。
本作のストーリーは、学園に転校してきた2年生の主人公が、カノジョたちと出会って交流し、友達を超えた関係性になっていき、自分だけの“アオハル”を見つけ出していくのが目的だ。
先行プレイ時点では、同級生・下級生・上級生の7名のカノジョがおり、ツンデレヒロインや陽キャギャルなど個性的なキャラクターばかり。まずはひとりを選んでゲームを進めていくが悩みに悩んだ結果、眼鏡・年上好きということで筆者は「月城シオリ」を選択した。
AIチャットだと意識することなく会話できる自然なやり取りが楽しい
シオリは天文部所属の上級生で、グラマラスなスタイルと真面目ながら天然な一面が印象的な先輩だ。ホーム画面でシオリと話していてまず印象に残ったのは、こちらが想像していた以上に「会話」が成立することだ。実際にプレイしているとテキストがAIチャットだと意識する場面はあまりなく、たとえば「今日は暑いですね」と何気なく話しかけると、そこからシオリらしい天候や星空、天体観測の話題へ話が広がっていき、逆に少し意地悪な質問を投げかけると、真面目な受け答えの中に天然らしいズレが見え隠れした。
近年はAIチャットサービスへ日々の出来事や、仕事の悩みを相談する人も珍しくなくなった。本作もテキストを通じてやり取りを重ねる点では共通しているが、大きく違うのは何気ない会話自体がカノジョとの交流として積み重なり、恋愛へ発展していくゲームプレイになっていることだ。
「今日はこんなことがあった」といった他愛ない話題を投げかけることにも意味があり、日常会話自体を楽しめるのは「アオハルカノジョ」ならではの魅力と言える。
また、一般的なAIとのチャットに個性を付与する場合、「あなたは○○な性格です」「こういう口調で話してください」といったプロンプトを調整しなければならない。
だが「アオハルカノジョ」では、キャラクターの性格や価値観があらかじめ作り込まれており、「きっとこのように返してくれるのでは?」という期待に応えるような自然な受け答えが返ってくるので、AIを操作しているという感覚よりも、一人のキャラクターと直接向き合っている感覚のほうが強い。
たまに想定外に機嫌を悪くしてしまったこともあったが、すべてが思い通りになるわけではないからこそ、むしろ人間らしいやり取りとして新鮮に感じられた。
特に筆者が選んだシオリは、知的で落ち着いた雰囲気をまといながらも、どこか放っておけない親しみやすさを持つキャラクターだ。最初は理系らしい堅い印象を受けるものの、話していくうちに少し抜けた一面や、真面目だからこそ生まれる天然な受け答えから見えてくるギャップが魅力的で、プロフィールだけでは分からない人柄が、会話を重ねることで自然と伝わってきた。
デート成功で進展していく二人の関係
ホームで交流を重ねているとアイテム「約束」を獲得し、カノジョをデートに誘えるようになる。デートも基本的にホーム画面の会話と行うこと自体は変化せず、通常の選択肢に加えて自由入力でも会話を進められる。
ここでも重要なのは「相手の性格を考えて言葉を選ぶこと」で、デートには大成功、成功、失敗の判定があり、大成功ではカットインが入り報酬を獲得できるものの、失敗だとカノジョが機嫌を損ねてしまうので注意したい。
デートを重ねて親密度ランクを上げていくと、二人の関係が少しずつ進展するメインストーリーが段階的に開放されていく。これにより、「次のエピソードを見たい」という目標が自然と生まれ、会話やデートを繰り返すことにも作業感を覚えにくい。
つまり基本的に本作は、「会話を楽しむ→デートへ誘う→ストーリーを読む」というサイクルで進行していく。複雑な育成システムなどはないため、空いた時間に少し話しかけて、時間がある日はデートを進めるという遊び方で生活に馴染みやすいつくりとなっていた。
会話内容が毎回少しずつ変化することもあり、同じ作業を繰り返しているような感覚は薄かった。むしろ「今日はどんな返事が返ってくるだろうか」「昨日とは違う話題を振ってみようか」という気持ちが、自然と次のプレイにつながっていくだろう。
また、ガチャでカードを複数枚ゲットすれば衣装が手に入り、カノジョを制服から体操服やスクール水着などへ着せ替えられる。同じシオリでも衣装が変わるだけで印象は大きく変化し、さらに衣装ごとにスチルも用意されているため、新しい衣装を集めていくコレクション要素もプレイのモチベーションになりそうだ。
ホームではゲーム内アイテムの放置報酬も受け取れるため、「今日はストーリーを進める時間はないけれど、少しだけ会話したい」という遊び方もしやすい。短時間でもカノジョとの会話を楽しみ、時間がある日にストーリーやデートを進めるというプレイスタイルが成立しており、毎日少しずつ距離を縮めていく恋愛ゲームというコンセプトがシステム全体にも落とし込まれているように感じた。
恋愛シミュレーションゲームといえば、決められたシナリオを読み進め、用意された選択肢を選んでいく作品が主流だ。
しかし「アオハルカノジョ」は、メインストーリーという土台があるとは言え、自分の言葉の積み重ねによって関係性を築いていくことに重きを置いており、コミュニケーションを恋愛ゲームのシステムへ落とし込んだことに、本作の新しさがあるように感じた。プレイヤーごとに異なる会話が積み重なり、自分だけの"アオハル"が形になっていく。AIチャットと恋愛シミュレーションを絡めた、新しい青春体験を味わえる作品として期待したい。
「アオハルカノジョ」公式サイト
https://www.ao-kano.com/
※画面は開発中のものです。
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