バンダイナムコエンターテインメントより発売予定のPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/PC(Steam)用ソフト「Ondeh Ondeh カヤのうまみ大冒険」。メディア向けに行われた本作の初期チャプター試遊およびタイトルの全貌が明かされたプレゼンテーションの模様をお届けする。
マレーシアに拠点を置くMetronomikが開発を手がける本作は、東南アジアの多様な文化や伝統的なお菓子「オンデオンデ」などにインスパイアされた、音楽基調の3Dパズルアクションアドベンチャーだ。音楽と味が融合した唯一無二の世界観や、魔法のスプーンを手に冒険する主人公・カヤの旅路の魅力を紐解いていこう。

“味”と“リズム”が共鳴する魔法の世界「セレラ」――開発陣が明かしたコンセプト
試遊の前に実施されたプレゼンテーションでは、開発陣より世界観やゲームの核心に迫る詳細が語られた。
物語の舞台となるのは、東南アジアの豊かな文化や雰囲気がふんだんに取り入れられた魔法の世界「セレラ」。この世界では「フレーバー」が非常に重要な要素となっており、リズムを内包したフレーバーの具現化である「オンデ」をワールドビルダーたちが活用し、調理の腕前を駆使して世界の繁栄を守り続けている。時間が経つごとに薄れていくフレーバーを蘇らせるため、100年ごとにワールドビルダーたちとオンデで構成された巨大な存在「ジャイアント」たちが「復活の儀式」に集い、世界を豊かな状態に保ち続けている。
そして、本作の主人公であるカヤがババやママのような一人前のワールドビルダーになるためには、世界中のジャイアントたちをすべて集めて「復活の儀式」を行うという試練を乗り越えなければならない。

主人公のカヤは、世界を創生するワールドビルダーである父親のババと、母親のママの背中を追い、一人前のワールドビルダーを目指して初めての冒険に出発する女の子。カヤには音やフレーバーを鮮やかなボールとして視覚的に捉える「共感覚」の超能力があり、このオンデの力を操るのが冒険の鍵となる。
彼女の相棒となるのは、世界に落ちているオンデをすくい、へんてこな敵に立ち向かうための「魔法のスプーン」だ。音楽とリズムが探索、パズル、バトルとシームレスに融合しており、プレイヤーはカヤの知恵とスプーンの力を駆使して、数々の謎や試練を乗り越えていくこととなる。


第1章「ソルティ村」試遊レポート:手軽な操作性と歯ごたえあるリズム&パズルが融合した冒険の手触り
今回のメディア体験会では、冒頭の第1章にあたる約50分のボリュームが用意され、カヤの誕生日にワールドビルダーとしての旅が始まるところから体験することができた。最初の目的地となる「ソルティ村」を目指し、復活の儀式を行うために必要なジャイアント「ビリビリ」を「大鍋」へと連れて行くまでの道のりを、実際にプレイすることができた。
まず実際にコントローラーを握って最初に感じたのが、アクションの操作系統が非常にシンプルにまとまっているという点だ。スプーンを投げる・回収する動作や攻撃、パリィ、回避・ダッシュといった基本的なアクションが分かりやすく配置されており、複雑すぎないからこそ直感的ですぐに手に馴染んでくれる。このシンプルさのおかげで、ゲームのテンポを損なうことなくスムーズに操作へ没頭することができた。
探索パートや謎解きにおいては、基本となるリズム要素を含んだパズルが随所に用意されている。頭をひねる楽しさがありつつも、どれも難しすぎるといった印象はなく、初見のプレイヤーでも程よい手応えを感じながらサクサクと進めていくことができた。東南アジアの伝統文化をモチーフにした温かみのある世界を自分の足で歩き、探索していくワクワク感は非常に心地よい。




一方で、戦闘やボス戦においては、ただボタンを連打するのではなくリズムが非常に重要な要素として絡んでくる。通常のバトルでもリズムに乗った立ち回りが求められるのはもちろんのこと、終盤に待ち受けるボス戦では、ダイナミックなアクションに加えてパズル的なギミックや状況判断が同時に要求されるため、なかなかに歯ごたえのある戦いが楽しめる。音楽のビートに合わせて敵の攻撃を見極め、見事に撃破できたときの達成感は格別だ。

そして何より特筆すべきは、全編を通して流れる音楽の素晴らしさだ。東南アジアの豊かな風土を感じさせる心地よいメロディや、バトルや探索の盛り上がりに合わせてシームレスに変化していくサウンドデザインが、プレイヤーの没入感を最高潮まで高めてくれる。
さらに、ゲームを進める中で驚かされたのがキャラクターボイスの豪華さだ。主人公のカヤ役を悠木碧さん、父親のババ役を大塚明夫さん、母親のママ役を井上喜久子さんが演じており、冒険の道中で繰り広げられる生き生きとした掛け合いが物語への没入感をさらに深めてくれる。
東南アジアの豊かな風土や音楽、そして心温まる成長の物語が融合した「Ondeh Ondeh カヤのうまみ大冒険」。シンプルで遊びやすい操作性と、リズムがもたらす奥深いパズル&アクションの調和は、製品版に向けて大いに期待を高めてくれる内容となっていた。

Ondeh Ondeh Kaya's Tasty Tale & (C)Bandai Namco Entertainment Asia Pte. Ltd.
(C)METRONOMIK Sdn Bhd
※画面は開発中のものです。
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