カプコンは、7月31日にファン感謝イベント「モンスターハンターフェスタ’11 東京大会」を千葉県・幕張メッセで開催した。
もはや“国民的ゲーム”と呼べるほどの大ヒットを記録している“モンハン”こと「モンスターハンター」シリーズのファン感謝イベント「モンスターハンターフェスタ’11」が、7月16日の名古屋を皮切りに、この夏全国で開催されることとなった。今回は7月31日に幕張メッセで開かれた東京大会の模様をお送りしよう。
当日は早朝から多くのハンターたちが幕張メッセに駆けつけ、開始前から長蛇の列を作っていた。イベントの開場は10時からだったが、開場から30分が経過しても全員が入場しきれていないほどの混雑ぶりで、相変わらずの根強い人気ぶりを見せつけていた。
開発者によるモンハン“ガチ”プレイ! 「開発者チャレンジクエスト」
イベントステージでは、開発スタッフらによる「モンスターハンターPortable 3rd」(以下「MPH3rd」)のチャレンジクエスト挑戦コーナーがスタート。これは「モンハンフェスタ」では恒例のコーナーで、「MPH3rd」の開発者である辻本良三プロデューサー、一瀬泰範ディレクター、藤岡要ディレクター、小嶋慎太郎プロデューサーの4名が実際にクエストにチャレンジするというもの。
ちなみに名古屋大会ではクエスト達成に失敗したため、4人全員が倉庫内にある「ハチミツ」をすべて捨てるという恐ろしいバツゲームが実施されたという。はたして今回の結果は……?
今回辻本さんは、発売を間近に控えたPS3の「モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.」(以下、「MHP 3rd HD Ver.」)を使って参戦。ステージ上では、アドホックモードでPSP版とリンクして遊べることが紹介された。アドホックパーティを利用すれば遠方の狩り友と一緒に遊ぶことも可能だ。
今回4人が挑戦するクエストはダウンロード配信されている「モンハン部・特選クエスト!」で、討伐対象となるのは極小サイズのクルペッコだ。今回はこのクルペッコを15分以内に討伐できればチャレンジ達成となる。各自が装備を整えて、集会浴場からクエストへ出発したところで辻本さんがここでバツゲームの内容を発表。
その内容とは、各自が現在装備中の武器を売却するという、モンハンプレイヤーなら卒倒もののバツゲームだ。辻本さん本人はちゃっかりお遊び用の低ランクの武器で参加しており、ここぞとばかりに他の3人への妨害プレイを展開する、まさにカオスな狩りとなった。
辻本さんのタル爆弾やハンマー攻撃に巻き込まれながらも必至にクルペッコへ攻撃をしかける3人だが、中盤になってクルペッコがイビルジョーを呼び出すと、狩場はさらなる混乱状態に。クルペッコへ仕掛けたつもりのシビレ罠に何度もイビルジョーが引っかかってしまい、そのたびに「お前じゃない! お前じゃない!」という悲痛の叫びが飛び交い、モンハンプレイヤーなら誰もが経験するその光景に会場内からは大きな笑いが巻き起こっていた。
さらにここでクルペッコ、イビルジョーに次ぐ第三の敵として狩場を駆け回っていた辻本さんは、おふざけが過ぎてイビルジョーからの尻尾攻撃をくらい力尽きてしまい、「よし、今がチャンス!」「そのままキャンプで寝ててください」と3人からは容赦のないコメントが飛び出す。
こうして、イビルジョーをこやし玉で追い払いながらクルペッコへ総攻撃をしかける3人だったが、ここで無常にもタイムアップ。バツゲームは辻岡さんの宣言通り実施され、各自は大観衆が見守る中、泣く泣く愛用の武器を売却していった。しかもリセットできないようにそのままセーブさせられるという念の入れよう。各武器の売却価格は辻本さん以外すべて1万ゼニーを越えているあたり、ここまでの武器を作る苦労が伺い知れる。
ひとりあっけらかんとしているのは辻本さんで、彼の売却価格は4900ゼニーと非常に安く、開発陣からはブーイングの嵐。こうして開発スタッフたちによるチャレンジクエストは残念ながら失敗に終わったが、会場内は終始大盛り上がりの大盛況となり、イベントとしては大成功となったようだ。
続くプログラムは「教えて藤岡先生! リターンズ」で、これは先ほど登場した藤岡さんが“藤岡先生”として登場し、小島さんとともに「モンハン」の世界設定などの解説する人気コーナーだ。ゲーム中では詳細に語られないハンターたちの拠点となるユクモ村の風土や、亜種モンスターの生態などが明かされた。
ナルガクルガ亜種の体色は生息地帯である水辺に適応した結果、保護色となる緑色に変化していったそうだ。原種に比べて身軽なのも、水辺では足音が消しにくいため、一瞬で獲物との距離を縮める跳躍力が必要になったからだとか。
ティガレックス亜種の真っ黒な体色は火山帯に生息していたため、火山灰や鉱物が付着してこのような色になったそうだ。亜種の特徴でもあるあの強烈な咆哮は、生息場所である火山エリアで心肺機能が強化された結果出せるようになったとのこと。
その後はユーザーから寄せられた質問にその場で藤岡先生が答える「ズバリ教官! Q&Aコーナー」に。「アオアシラは、極限まで空腹になったら、他の生き物を食べることと、ハチミツペロペロすることのどちらを選びますか?」というユニークな質問に対して、藤岡さんは「狩りは失敗するというリスクがあるので、確実に採れるハチミツをペロペロすると思います」と合理的に回答。
「『モンハン』をどれくらい愛していますか?」という漠然とした質問にも、「初代が発売される1年前から関わってわっているので、もはや愛しているを越えて、俺の嫁のような感じですね」と、開発者ならではの答えを返していた。
コーナーの最後にはアイルーが主役となった「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G」や、サンリオピューロランドで開催されているアイルーとハローキティのコラボ企画などを紹介し、ステージイベントは一時終了。
モンハン大好きなスペシャルゲストが登場! 発売間近の「MPH3rd HD ver.」に関する情報も公開!
続いて午後からは今回の目玉となる豪華ゲストを招いてのスペシャルステージがスタート。今回ゲストとして登場したのは後藤真希さん、次長課長の井上聡さん、ネゴシックスさん、コンマニセンチの堀内貴司さんの4名で、会場からは大きな拍手で迎えられた。
まずは井上さんと後藤さんが出演したPS3「MPH3rd HD ver.」のテレビCMが会場内でいち早く公開された。残念ながら撮影禁止だったので写真は掲載できないが、コマーシャルには複数のパターンが用意され、さらにはWeb版も制作されている。CMは井上さんたちが実際に「MPH3rd HD ver.」を遊ぶ様子を収録したもので、「CMの内容どおりリアルな狩りを楽しめて面白かったです」と後藤さん。
そしてイベントはこのままトークコーナーへと突入。トークのお題は期待が高まる「MPH3rd HD ver.」についてだ。井上さんは「CMで僕がしゃべっているように、普段は見ないような毛や鱗についつい目が行ってしまいます。見とれてミスしてしまっても仕方ないくらい画面はキレイになってますよ」と語り、後藤さんは「普段から景色を見ながらお肉を焼いたりしているので、大画面で遊べるのが嬉しいです。モンスターに見つかった時も、今まで以上にあたふたしちゃいます」と感想を述べていた。
会場では実際に後藤さんが「MPH3rd HD ver.」をプレイ。自慢の太刀を振るってジンオウガと好勝負を繰り広げた。
4人ともモンハンのプレイ時間は軽く100時間を越えている凄腕ハンターだが、中でも井上さんのプレイ時間は800時間を超えており、モンハン芸人たちの中でも一目置かれる存在となっているようだ。ちなみに井上さんは現在、訓練所のチャレンジクエストのソロ討伐に挑戦中のようで、ナルガクルガ亜種が登場する「チャレンジクエスト05」を埋めているところだとか。ちなみに訓練所のチャレンジクエストは基本的に集団戦を想定した難易度となっているため、ソロで討伐するのは非常に難しいということを補足しておく。
最近は最大金冠モンスター(※)の討伐に精を出しているという堀内さんは、ドスバギィを280匹倒して先日ようやく金冠サイズをゲットしたと報告。「金冠サイズかどうかを見極めるためにドスバギィの足首ばっか見ていたんでノイローゼになるかと思いましたよ」とその苦労を笑顔で振り返る。そんな堀内さんに「一度通常サイズのドスバギィを写真で撮って、その写真と見比べながら討伐すると楽になるよ」と井上さんがアドバイス。堀内さんを含め、会場内からはその手があったかという感嘆の声があがった。
(※…一定以上の大きさのモンスターを討伐、または捕獲すると討伐記録に金冠マークが付く。出現するモンスターのサイズは基本的にランダムなので、金冠サイズのモンスターをゲットするにはかなりの根気が必要だ。)
モンハントークの後は、ゲスト4名を2チームに分かれてのクエストタイムアタック勝負が行われた。これは訓練所の“アオアシラ討伐演習”のクリアタイムを競うというもので、チームは後藤さん、堀内さんのアーティスト(?)チームと、井上さん、ネゴシックスさんの芸人チームという編成。
アーティストチームではサポートを担当することが多いという堀内さんは、今日は後藤さんを全力でサポートすると自信満々に語り、一方日頃からネゴシックスさんの腕前を知る井上さんは「こりゃあ駄目だ」と早くも諦めムードを漂わせていた。それぞれの装備武器は、井上さんが片手剣で、ネゴシックスさんはガンランス、後藤さんと井上さんは2人とも太刀を選択し、波乱万丈のタイムアタックがスタートした。
井上さんは闘技場に着くなりおもむろにタル爆弾を入り口に設置。続いてネゴシックスさんが現れた瞬間にタル爆弾を起動してネゴシックスさんに先制の爆弾攻撃をお見舞い。「ネゴシックス、お前のことは忘れない」とかっこ良く決め台詞を放つ井上さんに場内は大爆笑!
アーティストチームは宣言どおりの連携が取れたプレイを披露。堀内さんは要所要所で“生命の粉塵”を使って後藤さんのHPを回復させていた。かたや芸人チームは創絶な足の引っ張り合いを展開する。ネゴシックスさんが砲撃で井上さんを吹っ飛ばし、井上さんはネゴシックスさんがアオアシラの拘束攻撃を受けると、助けに向かわずその場で“拍手”のアクションをしてアオアシラを応援したりする始末だ。
芸人チームはネゴシックスさんがガンランスの大技、竜撃砲を直撃させる好プレーを見せた。アーティストチームは太刀使いふたりによるダブル気刃斬りが炸裂!
結果は終始素晴らしい連携を見せていたアーティストチームが芸人チームに1分以上の差をつけての圧勝となった。「まったく息の合うところが合うところが有りませんでしたね」とは敗者である芸人チームのネゴシックスさんの弁。やはり「モンハン」はハンター同士の連携が重要で、アーティストチームは後藤さんが攻撃、堀内さんが回復と役割分担が明確になっていたのが勝因だろう。
次のコーナーは会場内で配られた「MHP3rd」と「モンハン日記 ポカポカアイルー村G」に関するクイズ「モンハン模試」の答え合わせが行われた。問題の内容はなかなか曲者ぞろいで、ゲーム中はあまり気にしていないポイントから出題されていたりと、ベテランハンターも唸らせる難易度となっていた。
こうして豪華ゲストによるスペシャルイベントはこれにて閉幕。最後のメッセージとして、ネゴシックスさんは「モンハン模試の成績が散々だったので、次回はもっと正解できるように勉強したいです」と、モンハンへのさらなる努力を宣言し、堀内さんは「男性ハンターの皆さん、女の子と一緒にモンハンやるときは、生命の粉塵は一杯使いましょう! 女の子からの好感度を上げる大チャンスですよ!」と、現実にまで効果が現れそうなテクニック(?)を披露。
後藤さんは「『MPH3rd HD ver.』を会場でプレイしてみて、改めてPSP版以上の迫力を感じたので、まだ体験したことがない人は是非一度プレイしてみてください。そして、本日はこうして集まっていただいてありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、井上さんは「すでに言いたいことは言われてしまったんですけれど(笑)、僕は『MPH3rd HD ver.』が出たら改めてセカンドキャラを作って一からやり直してみようかなって思っています。皆さんもこんなふうに新たな気持ちで楽しんでみるのもいいかもしれませんよ。後、今ダウンロードコンテンツで、僕のオトモアイルーの『ue.』が配信されているんでよかったら使ってあげてください」と、「MPH3rd HD ver.」への期待を述べて締めの言葉となった。
「MHP3rd」が発売されてすでに半年以上が経過しているが、改めてモンハン人気の凄まじさを目の当たりにすることができたイベントであった。特に、場内では親子連れの姿がよく見られ、文字通り老いも若きもモンハンに熱中している姿が見られた。このモンハンフェスタは8月中もまだまだ他の地方で開催されるため、全国各地のハンター諸氏は是非ともモンハンフェスタへ足を運んで一狩り行ってみるのはいかが?
モンハンフェスタのスケジュール
8月 7日(日)福岡 西日本総合展示場
8月14日(日)札幌 札幌コンベンションセンター
8月28日(日)大阪 インテックス大阪
ここからは当日会場内で撮影した写真を掲載。当日の雰囲気を楽しんで頂ければ幸いだ。
※画面は開発中のものです。
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