KONAMIより2011年発売予定のPSP用ソフト「フロンティアゲート」。KONAMIとトライエースがタッグを組んだ期待の大作RPGを東京ゲームショウ2011で体験することができたので、プレイレポートをお届けする。
9月15日から4日間にわたって開催された東京ゲームショー2011。新ハードのお披露目と言うこともあり空前の盛り上がりで幕を閉じたが、秀逸な新作ゲームが多数展示されていたことにも注目したいところ。そんな数ある新作ゲームの中から期待の大作RPG「フロンティアゲート」をプレイしてきたのでその模様をリポートしよう。
「フロンティアゲート」は、「スターオーシャン」シリーズや「ヴァルキリープロファイル」シリーズなど、数多くのRPGを手掛けてきたトライエースとKONAMIがタッグを組んで開発している期待のRPG。既存の続編ではない、完全新作と言うことでどのような出来映えなのか注目していたが、かなり満足行く内容に仕上がっている。
まず、本作は自分自身となるプレイヤーともうひとりパートナーキャラクターを選択し、ストーリーを進めていくという内容。パートナーに選択できるのが15人と数多く、それぞれ個別のストーリーが用意されているとのこと。また各キャラクターの声優陣が驚くほど豪華で、坂本真綾さん、山寺宏一さん、井上和彦さんらが参加しており、これだけでもゲームのスケールの大きさを感じることができるだろう。
今回はシングルプレイとマルチプレイの両方をプレイすることができたが、シングルプレイではパートナーキャラクターをどのように育てて使いこなすことが重要と感じた。戦闘はターン制のコマンドバトルのため、アクションが苦手な人でもすんなりと入り込める。しかし、戦闘中は戦意の上昇といった予想も盛り込まれており、これをうまく活かしてチェーンをつなぐことも可能となっている。より大きなダメージを出すためにはこの戦意を高めることが重要であり、どうやって上げていけばよいのかコマンド選びも重要になるだろう。
なお、ゲーム内に登場する武器は大剣あり、弓あり、槍ありと多種多様。自身の戦いたいスタイルに合わせて武器を選択し、さらにパートナーの行動を設定することが可能となっている。やはりRPGでは好きな武器を使ってこそ。そういった意味で自由度が高いところは注目に値するだろう。
マルチプレイはイベントステージでのプレイを拝見させてもらったが、こちらは6人パーティー(3人のプレイヤーにそれぞれパートナーキャラクターが一緒に行動している状態)で、連携によるど派手なアクションを見ることができた。やはり、こちらもパーティーメンバーによるコマンドの組みあわせが重要のようであった。
また、9月15日からPlayStation Storeで体験版を配信しており、さらにそのプレイ感想を発売前の調整に役立てる「体験版ユーザーボイスアンケート」も行われている。体験版のセーブデータは製品版にそのまま受け継ぐことができ、さらに特別な装備も入手できるとのこと。ぜひKONAMIとトライエースがタッグを組んだ超大作「フロンティアゲート」をぜひとも体験してみよう。