「ミス龍が如く5を探せ！」第一次オーディションが東京会場にて開催―オーディション模様と名越氏へのミニインタビューをお届け

0 2012年2月18日 23:05

担当：やまぐ

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セガは本日2月18日、「ミス龍が如く5を探せ！」第一次オーディションを東京会場にて開催。会場では審査員を担当した「龍が如く」シリーズ総合監督・名越稔洋氏にオーディションを終えての感想などを伺うことができたので、その模様をお届けしていこう。

「ミス龍が如く5を探せ！」は、「龍が如く5（仮）」を応援する18歳以上の女性を募集し、本作の舞台として登場する札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の全国5都市でオーディションを行い、その合格者には「龍が如く5（仮）」のゲーム内やTVCMなどに出演してもらうというもの。

2011年11月24日から2012年1月20日までの約2か月に渡って参加者募集が行われており、前回の「龍が如く OF THE END」で行ったオーディションをやや上回る1000人以上からの応募があったという。第一次オーディションは、書類審査を通過した約200名の方を対象に行われ、次のオーディションに向けて約15人が選抜される予定となっている。

本日行われた東京会場でのオーディションでは、4人の審査員から、応募者に対して出身地と育った地域、「龍が如く」シリーズのプレイ歴、趣味・特技、応募理由、現在の職業や将来の夢といった質問が行われた。


「龍が如く」シリーズ総合監督　名越稔洋氏	「龍が如く」シリーズチーフプロデューサー　菊池正義氏

「龍が如く5（仮）」プロデューサー　横山昌義氏	「龍が如く」シリーズプロジェクトマネージャー　植村幸司氏

過去にも「龍が如く」にキャバクラ嬢役として出演する人を選抜するオーディションが行われていたこともあってか、キャバ嬢やグラビアの経験者が参加していたほか、歌に自信があるという人は、オーディションの場で実際に歌ってみせる人の姿も多かった。

また、将来はモデルやタレントになりたいという人がいる一方で、芸人として売れ続けたいと夢を抱いている人や、現役高校生、デビューしたてのプロレスラーなど、目立つ要素を持った人の姿も見受けられた。取材に伺った時間にはいなかったが、中にはオーディションの場でブリッジしながら歩いたり、骨が好きでオリジナルの骨の歌を歌うといったパフォーマンスを披露した人もいるようだ。

会場では「龍が如く」シリーズ総合監督である名越稔洋氏に、オーディションを終えての感想を聞くことができたので、その内容も紹介していこう。

――オーディションを終えた感想をお聞かせください。

名越氏：ユーザーの皆様と共に歩んできたゲームということで、オーディションを毎回させていただいていますが、今回も多くの方にご応募いただきました。書類審査を通過した代表の方々とお会いできて、熱気が伝わってきましたし、その熱気をゲーム制作にも活かせればいいなと思っています。

――今日の東京会場に続き、札幌、福岡、大阪、名古屋でもオーディションが行われますが、参加者に期待することはなんでしょうか？

名越氏：緊張されると思いますが、思いのたけをぶつけてくれるとありがたいですね。せっかく出会えた以上は、思った通りのことを伝えてほしいと思います。

――各地方のオーディションで期待することはなんでしょうか。

名越氏：ひとつは言葉の魅力ですね。地域なりの言葉、いわゆる方言があって、それと本人の魅力がマッチする人に出会えたら嬉しいなと思います。見た目がどうこうというよりも、本人の喋りやカラーのようなものですね。ゲーム内でCGになる場合も、TVCMなどで本人が出演することもあると思うので、その両方に耐えうるキャラクターを探したいと思っていますので、そこに期待しています。

――これまでのオーディションと今回では、応募者の傾向の違いはありましたか？

名越氏：「龍が如く」シリーズが好きという前提がありながら、自分というキャラクターに自身の持った方が集まってきているなと感じます。

――今日一番驚かれたアピールはありますか？

名越氏：毎回いろんな個性の方がいらっしゃるので、毎回びっくりさせられています。ただ、やっぱりオーディションに来られる方は自分が人生を楽しみながら、人に喜んでもらうことも貪欲に考えられている方が多いので、そこは感心させられますね。若い子は元気がないといった話も聞きますが、女性は元気だなというのが一番の驚きですね。

――最終オーディションを通過した方は、ゲーム内にどのような形で登場するのでしょうか？

名越氏：どういう形で、というのはある程度用意していますが、受かった人に合わせてアレンジしようと思っています。そのため、今は未定なところがありますので、今後の発表を楽しみにしていただければと思います。

――オーディションではどんな方を探していますか？

名越氏：今作では日本の色んな地方を舞台にしているので、その地方のカラーといったものが伝わるような、郷土を愛しているほうが愛情を持って伝えてくれると思うので、そういう人のほうがありがたいなとは思います。

――作品について愛を語ってくれた人が多かったようですが、審査上でもプラスに働く可能性はありますか？

名越氏：僕は作品のために考えているので、作品を愛してくれている人はもちろん、遊んだことがないけど気になっている人でも、それが決定事項にはならないですね。ただ、「龍が如く」という作品が前提としてある以上は、シリーズを楽しんでもらっている人は気にはなりますね。

――今回オーディションを行ってみて、シリーズ経験者の割合はいかがでしたか？

名越氏：全ユーザーの中では男性のほうが多いですから、そこまでプレイ経験があるわけではありませんでしたが、女性の場合、例えば横で彼氏がやっている、旦那がやっているのを見て、面白くて引き込まれたという人も多いです。僕はそういう人も間接的にはプレイヤーだと思っているので、それを含めれば相当多いなと思います。