エレクトロニック・アーツより、2012年3月15日に発売予定のPS3/Xbox 360「マスエフェクト3」。シリーズ最終章というより「完全版」と呼ぶにふさわしい本作の魅力と先行体験プレイレポート、開発を担当したBIOWAREのショートインタビューもお届けしよう。
目次
新規要素満載の「マスエフェクト」最新作
すべては、“リーパー”といわれる古代からその存在が伝えられるエイリアン種族が宇宙を股にかけた攻勢を開始したことから始まった。彼らが通った後には破壊の痕跡しか残らない、ただただ「死」だけをもたらす謎だらけの脅威。そして、今、リーパーとの最後の戦いの火ぶたが切られようとしている。この危機を救えるのは、人類代表であり、宇宙のあらゆる生命体の希望であるシェパード少佐(プレイヤー)のみ。全宇宙選りすぐりの戦士たちを集め、この危機に立ち向かえ!
発売前に先行体験会を実施!地球が侵略され、シェパードはどんな行動を取るのか?
今回、発売に先駆けてエレクトロニック・アーツ社内において、メディア向けに先行体験会が実施、海外で配信されている体験版とは違うバージョンのビルドで遊ぶことができたのでレポートをお届けしよう。ちなみに、本作は過去のシリーズをプレイしていなくてももちろんすぐに遊べて、気づけばこの広大な宇宙に心を奪われていることだろう。新たなトレーラーも公開されているのでぜひこちらを見ながら発売日を待って欲しい。
ついに完結となる壮大なスペース・オペラ
始めてプレイを始める際には、プレイモードを選択する。「アクションモード」では、戦闘の難易度が変更可能、会話は選択肢をはさまないカットシーンのみとなる。「RPGモード」ではこれまでシリーズと同じスタイルで、戦闘の難易度の変更は可能、会話も選択が可能。「ストーリーモード」は戦闘の難易度の変更はかなり下がり、会話も選択が可能となっている。プレイヤーの名前はデフォルトでは「ジョン・シェパード」だが変更は可能。設定が完了したらゲームスタート。
本作の冒頭でシェパードが滞在している惑星は「地球」。ここで登場するマッチョな新キャラクター「James Vega」は、これまでシリーズになじみがない初心者がプレイしやすいようにゲーム内でのガイダンス役になるとのことだ。わからないことがあれば積極的に話しかけてみよう。ここでシェパードたちは、前作での戦いの責任の所在について、公聴会で審問に答えていたが、突如世界中がリーパーの侵略を受けたことがモニターに映し出され、彼らが会議をしていた施設も大型戦艦により攻撃を受ける。ついにここからシェパードを操作することができるのだ。
地球を離れ…その先に待つ運命とは?
破壊された施設からアンダーソンとともに脱出する際に、操作方法のチュートリアルが表示されるので、TPSが初めての人でも安心してゲームを進行できるのが嬉しい。リーパーの巨大戦艦を横目になんとか脱出を試みるシェパード。パニックになる子供を救うこともできず、途中の無線で宇宙母艦「ノルマンディー」を呼び寄せる。無事ノルマンディーと合流し宇宙に逃げようとするが、アンダーソンとはここで別れることに…。クルーやシェパードはこの後どのような運命を辿るのか、ここからはぜひ自分の目で確かめてもらいたい。
開発を担当するBIOWARE社にショートインタビュー
「マスエフェクト」シリーズをはじめ、「Command&Conquer:Generals2」「ドラゴンエイジ」シリーズなど日本でもお馴染みの数多くのタイトルの開発を手がけるカナダ・BIOWARE社。今回の先行体験会の際に、BIOWARE アソシエイト プロジェクト マネージャー「ロビン・テベルジュ」氏にお話を聞けたので紹介しよう。
――本作の最大の魅力を教えて下さい。
ロビン・テベルジュ氏:一番のアピールポイントは壮大なストーリーだと思います。人類すべてのために自分が戦っているというスケール感を楽しんでください。
――地球を序盤の舞台に設定した理由を教えて下さい。
ロビン・テベルジュ氏:ゲームを遊ぶプレイヤーももちろん地球人であり、舞台が地球から始まることでシェパードの感情などもわかりやすいと思い、設定しました。
――新アクション「オムニブレード」を導入した理由を教えて下さい。
ロビン・テベルジュ氏:「オムニブレード」を使うことで近接戦闘を楽しむことができます。クラスによっても違う動きができるのでぜひ体験してください。
――マルチプレイモード“GALAXY AT WAR”の魅力を教えて下さい。
ロビン・テベルジュ氏:マルチプレイモードで経験したことは、シングルプレイモードに影響し、よりシングルでも遊びやすくなるように調整しています。
――マルチプレイモードのどのような要素が影響するのですか?
ロビン・テベルジュ氏:ギャラクシーマップで、自分がどの地域が苦手なのかがわかるようになっています。オンラインモードで戦闘に勝利すると経験値やアイテムを入手でき、それがシングルモードに反映します。
――マルチプレイモード開発の時に調整などで苦労した点はありますか?
ロビン・テベルジュ氏:BIOWARE社自体がオンラインプレイに関して始めての試みだったので大変でした。本作は約2年をかけて作りましたが、一番のハードルとなっていましたね。
――「マスエフェクト3」の開発に携わった人数はどのくらいですか?
ロビン・テベルジュ氏:常時150名おり、そのうち40名がモントリオールスタジオ、残りはエドモンドスタジオにいました。ピーク時は300名以上いましたね。
――BIOWARE社内でのマルチプレイの評価はどうでしたか?
ロビン・テベルジュ氏:かなり好評です。みんな仕事が終わると急いで家に帰ってプレイしているみたいです。私も何時間プレイしたのかを明かすのが恥ずかしいくらい遊んでいます(笑)。
――本作でストーリーは本当に完結となりますか?
ロビン・テベルジュ氏:はい、完結します。それは「マスエフェクト」が開発された時に決まっていたことなので、緻密な計画をたてて、三部作を完成させました。もちろん、今後新しいストーリーなども開発していきたいですね。
――日本語ボイスの導入の予定はありますか?
ロビン・テベルジュ氏:残念ながら字幕のみ日本語対応になります。セリフなどのタイミングの問題もあるのですが、この先できればいいですね。
――今後のDLC配信の予定を教えて下さい。
ロビン・テベルジュ氏:たくさん準備していますが、まだ公開できません。ただ、コレクターズエディションを購入してくれた人には特別なDLCを用意しています。※コレクターズエディションの日本発売はなし
――フィギュアな関連商品の販売の予定はありますか?
ロビン・テベルジュ氏:以前、アメリカン・コミックスの出版社「ダークホースコミックス」がマスエフェクト2のコミックを販売しており、その時にフィギュアも制作していたので今回もなんらかのコラボはあると思います。
――BIOWAREとして今後はどのようなゲームを作っていきたいですか?
ロビン・テベルジュ氏:BIOWAREは今までRPGがメインで開発をしてきたのですが、今後もストーリーに重点を置いて開発を続けていきたいと思っています。
――BIOWARE社内で人気があるのはやはりシェパード少佐ですか?
ロビン・テベルジュ氏:もちろんシェパードはプレイヤーキャラクターなんで思い入れがある人も多いと思いますが、社内ではさまざまなプレイスタイルで楽しむ人が多いので、みんなを代表して「この人!」とは言えません(笑)。個人的にはリアラが好きですね。彼女は頭もいいので、ゲーム内で迷ったら彼女の助言をもらうことも多いです。
――発売を待っている日本のファンに向けて一言お願いします。
ロビン・テベルジュ氏:「マスエフェクト3」は、壮大な宇宙戦争がテーマとなっていますので、ぜひ戦いを楽しんでもらえれば嬉しいです。
――ありがとうございました。
日本では「リアラ・ティッソーニ」のフィギュアが発売
BIOWARE社ロビン・テベルジュ氏のインタビューでも話題に上がっていたフィギュアについてだが、日本においてはコトブキヤより2012年4月予定で長命な種族アサリの「リアラ・ティッソーニ」が立体化され発売となる。フィギュアには、装備品であるM-5ファランクスやコスチュームなどの細部に渡り、原作ゲームのデータを元に忠実に再現されている。詳しくはこちらのサイトで紹介しているので是非!
発売に先駆けてPS3・Xbox 360パッケージにオリジナルグッズをつけてプレゼント
2012年3月15日に発売を迎える「マスエフェクト3」。シェパード少佐を中心に、銀河を舞台とした壮大なスペースオペラがついに完結される。メインストリームの他にさまざまなキャラクターが織り成すサブクエスト、その関係性が後の物語に影響するマルチエンディングが魅力だ。そしてシリーズで初めて搭載されたマルチプレイモード、とこの春はじっくりとプレイできる超大作となっている。
本作は過去のシリーズのプレイ経験がなくても、遊びはじめたらすぐに没頭してしまうこと間違いなし!そして、今回は発売を楽しみに待っているファンにPS3・Xbox 360それぞれのパッケージを1名ずつにプレゼントする。しかも膨らまして腕に装着できる「オムニ・ブレード」バルーントイ&ポスターも一緒にお届け!
賞品
PS3「マスエフェクト3」パッケージ 1名
Xbox 360「マスエフェクト3」パッケージ 1名
それぞれポスター&「オムニブレード」バルーントイをセットで
提供
エレクトロニック・アーツ株式会社
応募期間
2012年03月08日~2012年03月22日
プレイヤーの決断が運命を決める緊迫のSFアクション
STORY
地球。前回の戦いでの行いと責任の所在について公聴会で審問に答えていたシェパード少佐(プレイヤー)だったが、突然のリーパーの攻撃を受け中断される。傷つく仲間達…。地球は彼らの手に落ち、銀河系のその他星も次々と滅亡の危機に直面する。シリーズ最終章と言われる本作、シェパード少佐は、リーパーを破壊するための手がかりを見つけ出し、この終わらぬ戦争に終止符が打てるのか?
宇宙という広大な舞台と緻密に編みあげられた深遠なストーリーは、これまで同様、プレイヤーの決断や行動に基づいて物語が変化するマルチエンディング。しかし、前作、前々作にも増して、複雑で心理的に厳しい決断が待ち受ける。また、その結果も意味のある「違い」としてその後の展開に反映されるように。
ADVENTURE
最新宇宙母艦「ノルマンディー」を操作して、広大な宇宙に広がるさまざまな歴史・文化・社会を形成する星々を訪れ、エリート戦士たちを結集し、最強の部隊を編成しよう。仲間達との絆が深まれば深まるほど、ミッションを通してサイドストーリーが紐解かれるほどに、より奥行きの深い世界がその姿を現す。
ACTION/RPG
本作はRPG的な側面、そしてアクションゲームの側面をこれまでに無いほど強化。ガンシューティングだけに偏らない、シェパード少佐の能力・アクションの多様化で、ひとつひとつのミッションにおけるゲームプレイの幅がアップ。今作で登場する「オムニ・ブレード」というシェパードの新しい武器もそんなアクション要素に変化をもたらした要素の一つでもある。
STRATEGY
地球を取り戻すため、宇宙のさまざまな場所を探索し、ミッションをこなしながら、エリート戦士たちを結集し最強の部隊を編成しよう。どの惑星を先に探索・調査するか、そしてどこの誰と同盟を組むかなど、次々と決断を迫られる。仲間が増えるごとに、また個々にレベルが上がるごとに、使える能力は多様化し、戦略も状況に応じて如何様にも組み立て可能。
多種にわたる武器・装備はカスタマイズ可能で、スコープ、グリップ、バレルなど、多彩な機能をアップグレードしていくことができる。敵を火力で圧倒するもよし、地の利を活かして戦術的なフォーメーションを組むも良し。仲間を有効に使って進むのも、単独行動で挑むのも、全てプレイヤーの決断次第。いつ、どこで、誰を、どの武器をつかうのか、何を決断するのかで、運命が変わる。敵もさらにレベルアップ。高い知能をもつもの、膨大な数で襲いかかってくるもの、巨大すぎるもの…さまざまな敵が容赦なく襲いかかってくる。倒しがいのある敵たちをどのように料理していくか…!?もちろん前作「マスエフェクト2」のセーブデータも引き継げるぞ。
シリーズ初のマルチプレイ「GALAXY AT WAR」モード
マルチプレイはエリート特殊部隊として4人の仲間とともに戦う協力プレイモード。主人公シェパード少佐含む人間のみならず、クローガン、アサリ、ドレル、サラリアン、そしてトゥリアンの6つの種族とクラスから選択し、プレイすることが可能になっている。これまで気になっていたキャラクターに扮し、それぞれのクラスと種族のパワーや能力、さらには武器の特徴を活かして「リーパー」といわれる古代からその存在が伝えられるのエイリアン種族から重要地区を解放し、宇宙を守るために立ち向かおう。
マルチプレイでシングルプレイにも影響が!
「GALAXY AT WAR」をプレイすることによって「リーパー」との最終決戦に備える「Galactic Readiness」レベルが変わる。つまり「マスエフェクト3」の本編であるシングルプレイにも直接的に影響が出ることになる。キャラクターの進化、武器のアップグレードを含めたレベルアップがマルチプレイで図れるのだ。もちろん、シングルプレイが本編なので、「GALAXY AT WAR」をプレイしなくても大丈夫。
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