グリーは本日6月28日、東京国際フォーラムにて、7月7日よりテレビ東京系列6局で放送予定のTVアニメ「探検ドリランド」の今後の展開などに関する記者発表会を開催した。
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アニメとソーシャルゲームの新たな連動を生み出すTVアニメ「探検ドリランド」
当日は、グリーや東映アニメーション、テレビ東京の関係者による挨拶のほか、アニメのキャスト陣によるキャラクターについてのトークセッション、そして今後の「探検ドリランド」の展開についての発表などが行われた。
テレビ東京のアナウンサー繁田美貴さんの司会進行の元、アニメのオープニング映像に乗せて発表会がスタート。
まずは、グリーの執行役員/メディア事業本部長・吉田大成氏より、ソーシャルゲームとして運営が4年を超えた「探検ドリランド」では、SNS以外での新たな取り組みを行ないたかったこと、そしてそれにふさわしいのがTVアニメ化であり、アニメ化を実現できる最高のパートナーが東映アニメーションだったという内容が伝えられた。
また、アニメではソーシャルゲームが持つ友達との協力や助け合いをテーマに、アニメとソーシャルゲームの新たなコラボレーションを実現していきたいと話していた。
吉田氏の挨拶の後は、本日初公開となる第0話がスクリーンに映し出されることに。この第0話はアニメ「探検ドリランド」の紹介的な内容となっており、声優・日笠陽子さんがCVを務めるゲーム版でも人気のキャラクター・ハルカが、本作の概要やキャラクターたちを紹介する内容だった。なお、第0話は本日19:00よりGREEにて配信されているので、チェックしてみよう。
続いて、東映アニメーションの取締役/企画営業本部テレビ企画部長・清水慎治氏が挨拶。日本の政治にキビシイお言葉を投げかけ会場の笑いを誘いつつも、アニメ「探検ドリランド」は東映アニメーションの伝統かつ王道中の王道でもある冒険活劇としてしっかりと制作されていることが伝えられた。メインターゲットに10歳くらいの子どもたちを据え、さらにそこから父親層への人気の波及などをも期待できる作品だということが述べられた。
余談だが、清水氏は普段は「探検ドリランド」の放送時間帯には他局番組を見ていたそうだが、本作の放送をもってその時間はテレビ東京しか見ないことを力強く宣言して、会場を沸かせていた。
さらに、テレビ東京アニメ局アニメ制作部プロデューサー・和田慎之介氏が登壇。本作にはテレビ東京としても大きな期待を持って制作を行なっていることや、そのために放送時間には土曜夜11:30というプライムタイムを選んだことなどが述べられた。また、関係各所からも様々な期待が寄せられていて、本作で少しでも今の日本を元気にできるよう頑張って制作していきたいとコメントしていた。
そして最後は、グリーの開発本部Japan Studio統括部部長・久岡裕介氏が登場し、本日上映された第0話の公開と連動したキャンペーンが実施となることが明らかになった。キャンペーンでは、参加者全員にミコトのハンターカードが配布されるそうだ。
また、その他にもアニメに登場するキャラクターがゲームにも登場するなど、アニメとゲームの新たな連動企画が今後は数多く実施されていくことも伝えられた。
アニメで初登場キャラクターが発表!声優は……
そしてここからは、本作のメインキャラクターたちのボイスを担当する声優陣によるトークセッションがスタート。主人公・ミコト役の宮本佳那子さん、ミコトのお世話役となるウォーレンス役の野島健児さん、お調子者のポロン役のくまいもとこさん、そして放浪の騎士・パーン役の内山昂輝さんが登壇。それぞれから自身が担当するキャラクターの紹介や、どのように演じていきたいかなどの意気込みが語られた。
宮本さんはミコトを「エルア国のお姫様だけども、外の世界に憧れる少女で、なんにでもすごーい!と言ってしまうような純粋な女の子」と表現。また、ミコトのまっすぐな性格に、自分も真っ直ぐな演技で臨みたいという意気込みを語った。
また、野島さんはウォーレンスに対して「一言で言うならばため息キャラ。でも敵と戦う時などは非常に強く、なぜそんなに強いのか、自分でも興味を持ちながら今後のストーリーを楽しみたい」と話していた。
ポロン役のくまいさんは、「ポロンはお調子キャラだけど、とってもかわいい男の子。普段は男らしい役を演じることが多いので、かわいらしい男の子が演じられて嬉しい」という言葉が。また、アフレコ時には14歳のポロンを演じる際に「(声の)年齢があまり上がらないように注意してください」というオーダーがあったことも明らかにした。
続いて、パーン役の内山さん。パーンは世界を一人で旅していて、孤独を愛する少年ということが語られ「そんなパーンがどのようにミコトたちに出会って、仲間になっていくのかを、アニメでしっかりと見てほしい」ということが伝えられた。
そしてラストは、今回は残念ながら発表会には参加出来なかったハルカ役の日笠陽子さんからのビデオメッセージが映し出される。「ハルカはアニメ自体には登場しないのですが、番組の宣伝だったり物語の導入や次回予告に登場するので、皆さんにこの作品をわかりやくす伝えていきたい」という意気込みを語った。また、最後には「いつかアニメ本編にも出たいぞー」といたずらっぽく話していた。
ここで、司会の繁田さんからアニメオリジナルキャラクターについての言及があり、続いて宮本さんからそのキャラクターが「剣士・ボニー」であることが明らかにされる。
そして声優陣がそわそわし始める中、特別ゲストとしてボニー役の野沢雅子さんが登場し、会場は大きな拍手に包まれた。野沢さんによるとボニーはすごく剣士気質で、剣を持つと非常にキビシイキャラクターになるが、一旦剣を置くとミコトに対しても自愛に満ちた接し方をするような、とても魅力的な女性だということが伝えられる。
「ミコトには世界の広さや探検の楽しさを教えてあげられる、そんなところを演技で出していきたい」と言うコメントで締めくくっていた。
その他、アフレコ現場で宮本さんが演技の方向性で悩んでいる時に、野沢さんから的確なアドバイスをされて立ち直ったというエピソードなども語られ、ミコトとボニーという関係が実際の宮本さんと野沢さんの関係にも影響しているという体験談も語られていた。
アニメのエンディングはロックバンド「シベリアンスカンク」が担当
声優陣によるトークセッションが終了すると、会場には軽快なロックナンバーが流れ、アニメのエンディングテーマを担当するロックバンド「シベリアンスカンク」が登場。沖縄生まれの「シベリアンスカンク」が高校を卒業したばかりのメンバーで構成され、沖縄で数々のオーディションで賞を獲得したことなどがアナウンスされる。
ボーカルのチカラさんは以前からアニメが大好きで、アニメとのタイアップは絶対にやってみたいと思っていたこと、今回「探検ドリランド」でその夢が実現したことなどをハイテンションに語っていた。
今後の「探検ドリランド」は様々な商品化企画が満載!
発表会の最後は、今後の「探検ドリランド」の商品化展開について。会場でも配られていた、ゲーム内アイテムがゲットできる「e-maのど飴」とのコラボや、オリジナルストラップやゲーム内アイテムが貰える「ぷっちょ」とのタイアップ、ジャンプSQでのマンガ連載、その他にもバンダイやバンダイナムコゲームスとの商品化企画が検討中であることが明らかになった。
最後はアニメの第1話~第3話までを地上波放送直後にグリーにて配信するという試みも発表され、今後「探検ドリランド」が多角的に展開するという姿勢を色濃く見せる発表会となった。