キューエンタテインメントが2012年8月9日よりサービスを開始する基本プレイ無料のPS Vita用ソフト「ガーディアンハーツオンライン」。ここでは、実際にゲームを体験してのプレイフィールと、本作のディレクター・諸星富展氏へのインタビューをお届けする。
「ガーディアンハーツオンライン」は、天空に浮かぶ島々で構成される世界「グランガイア」を舞台に冒険する、基本料無料のオンライン協力型RPGだ。
ゲームを開始するとまずキャラクターメイキングに入るが、本作にはいわゆる職業が存在しない。プレイヤーは「四信仰」から1つを選び、使用する魔法などを決定していくのだ。信仰は一度決定すると変更できないので慎重に選ぼう。
焔式神「アグニス」
勇気・情熱・破壊を司る炎の大神
属性:火
特徴:攻撃
海神「リリー」
優しさ・癒し・冷静を司る水の大神
属性:水
特徴:回復
天空神「カルティア」
自由・空・精神を司る風の大神
属性:風
特徴:翻弄
地母神「テイル」
豊饒・堅固・結束を司る地の大神
属性:土
特徴:守護
武器は大剣・槍・斧・双剣・杖・ナックル・弓・銃の8種類が存在し、すべての信仰で自由に装備可能。また防具の種類も様々で、装備した防具によってアバターも多彩に変化していく。
プレイを始めるとまず、どこまでも続くような広大なマップに驚かされる。マップはエリア制で何層にも繋がっており、また素材アイテムの収集ポイントも至るところに存在するので、探索のたびに新しい発見があるだろう。
ダンジョン内は細かく枝分かれしており、行き止まりや同じ地点をループするなどの仕掛けもある。闇雲に探索するだけでは、奥へ行くにも脱出するにも相当な苦労を要するので、ぜひ他プレイヤーと攻略情報を共有しながら進めていこう。
戦闘は刻々と時間が経過していく中でコマンドを選択していくリアルタイム形式になっており、行動順が次々に入れ替わる、緊張感のある戦闘が楽しめる。魔法を使おうとしている敵を集中攻撃することで詠唱を中断させるなど、瞬時の判断力が求められる場面もある。
また、連続で敵を攻撃することでチェイン数が増え、大ダメージを与えることもできる。チェイン数を増やすと戦闘で手に入る経験値なども増加するぞ。
パズル感覚でスキルを装備する「スキルパネルシステム」
本作のスキルは、キャラごとに用意されたパネルにスキルピースをセットしていくことで使用可能になる。セットするスキルピースの形は様々で、基本的に高レベルなスキルほど複雑な形となり、パネルにセットしにくくなっている。
また、スキルパネルには所々にブロックが存在し、そこにはスキルピースをセットできない。ひとつひとつのスキルピースの方向を調整しながらセットしていくことがポイントになってくるのだ。なお、ブロックを消すアイテムも存在するが、そちらは有料販売になるとのこと。
ソロでも仲間とともに冒険できる「傭兵システム」
ソロプレイ時にはログアウトした他のプレイヤーをゲーム内マネー「シルバー」と引換に傭兵として雇うことができる。このシステムにより、1人でもパーティプレイを楽しむことができるぞ。傭兵は最大3人まで雇うことができるので、自分のプレイスタイルに合わせて最適の仲間を探そう。
また、自分のキャラクターが傭兵として雇われた場合は、傭兵金額の85%のシルバーを入手できる。貴重なシルバーの入手手段となっているので、積極的に活用したいところだ。
ソロでも気軽に楽しめる新しいオンラインRPG
本作はオンラインRPGながら、ソロでもしっかりと楽しめる豊富なストーリークエストが用意されている。また、傭兵システムにより、擬似的なオンラインプレイが楽しめるまったく新しい作品になっているぞ。
今回は正式サービス前ということでソロプレイの部分しか体験できなかったものの、オンラインでパーティを組んで冒険する「ワールドライドモード」も搭載されている。本モードでは、オフラインでは戦えない強力なモンスターも出現するとのことなので、サービスが開始したらぜひ挑戦してほしい。
ディレクター・諸星氏へのインタビューをお届け!
ここからは、「ガーディアンハーツオンライン」のディレクターである諸星氏へのインタビューをお届けする。元々携帯電話で展開していた本作をPS Vitaで配信することになった経緯や今後の展開など、様々な話を聞くことができたぞ。
――まず、本作をPS Vitaで展開することになった経緯を教えてください。
諸星氏:元々SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン)さんが、PS Vitaでのネットワーク専用タイトルに力を入れており、弊社でも何かできないかと考えていました。そこで、Free to Playであり、なおかつ本格的なRPGとしても訴求できる「ガーディアンハーツオンライン」を配信することになりました。
――本作のコンセプトを教えてください。
諸星氏:本作は20代中盤から30代後半がメインターゲットと想定しておりまして、この世代の人たちが子供の頃に遊んだRPGを作りたいと考え制作しました。ですから、ビジュアルも2Dゲームが全盛だったころの面影を色濃く打ち出しています。
――当時のRPGを思い出せるように、あえて2Dグラフィックにしたのですね。
諸星氏:そうですね。イベントシーンもドット絵のキャラクターが動き回り、字幕が流れることで進行していきます。CGムービーとは違った、懐かしい雰囲気を感じることができると思います。
――元となった携帯電話版のグラフィックからリファインはされているのですか?
諸星氏:PS Vitaに合わせて解像度を上げていますが、グラフィックに関してはそのくらいですね。
リファインという意味では、サウンド面を大幅に作り直しており、よりゴージャスなアレンジに改良しています。携帯電話版をプレイしていた方は、まったく別の音楽に聞こえると思いますよ。
――本作に搭載されるコミュニティ機能について教えてください。
諸星氏:日記や伝言板、掲示板などの機能を搭載しています。掲示板にはギルド専用の掲示板なども完備しておりまして、攻略情報のチェックやパーティ募集などをすべてここで行えるようになっています。
また伝言板では、ログインしていない友人ともスムーズに連絡が取ることが可能です。なかなか時間が取れない社会人の方にはぜひ活用していただきたい機能です。日記では、自分の冒険日誌を書くことで、自分だけの物語を綴ることができます。
――課金アイテムにはどういったものが用意されていますか?
諸星氏:まず課金でゲーム内のポイントを入手していただき、そのポイントを使い「ポムの商店街」という施設で買い物をする形になります。
ポムの商店街には獲得経験値アップや回復アイテムのほか、スキルを変形させたり、武器強化の成功率をアップさせるアイテムもあります。
――武器強化に成功率があるということは、当然失敗することもあるのですね。
諸星氏:失敗する可能性も充分あります。失敗した場合は素材アイテムが消失してしまうので、ここで手に入るアイテムは重要になってきますね。
とはいえ、課金で手に入るアイテムはすべて補助的な役割にとどめてあるので、課金しなければクリアできないといったバランスにはなっていません。
――PS Vitaのトロフィー機能には対応していますか?
諸星氏:トロフィー機能には対応していません。その代わりに、特定の条件を満たすことで項目が埋まって行く「ガーディアンズレポート」や、対応した敵を倒すことで情報が蓄積される「魔物図鑑」がゲーム内に搭載されています。
――タッチパネルはどのように活用されているのでしょうか。
諸星氏:基本的な操作はすべてボタンで行えますが、メニュー画面など一部はタッチパネルでも操作可能になっています。また、戦闘時にはワンタッチで手動とオートを切り替えることができます。
――次に今後の展開についてですが、アップデートではどのような要素を追加していくのでしょうか。
諸星氏:まずはスキルの追加を予定しています。スキルはサービス開始の時点で1000以上が用意されていますが、今後も新たなものを徐々に入れていきたいと思います。また、武器の種類も随時増やしていきたいですね。その他では、期間限定のクエストの配信も予定しています。
――それでは、他作品とのタイアップの予定などはありますか?
諸星氏:作品ではないのですが、SCEさんが展開している「プレコミュ(SCEがプレイステーション・ドットコム・ジャパン内で展開している、PS Vitaコミュニティサイト)」とのタイアップを予定しています。
――プレイヤーの方には、本作をどのように遊んでほしいと考えていますか?
諸星氏:プレイスタイルはあまり縛りたくないと考えています。皆さんの自由な形で、本作の古き良きRPGのテイストを楽しんでいただけたらと思います。システム面ではコミュニティの部分に力を入れていますので、ぜひ利用しながら遊んでほしいですね。
――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
諸星氏:王道RPGが好きな方、かつて2DのRPGを遊んでいた方にはぜひ遊んでいただきたいですね。様々な遊び方ができるので、色々と模索しながら遊んでみてください。
――ありがとうございました。
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