PS3「龍が如く5 夢、叶えし者」最新プロモーション映像が公開＆横山プロデューサーと黒田崇矢さんのトークショウが行われたプレミアム上映会の模様を紹介

「龍が如く5 夢、叶えし者」は、シリーズでおなじみの主人公・桐生一馬を始め、冴島大河、秋山駿、澤村遥、さらに本作が初登場となる品田辰雄という、4人の男と1人の少女の5人が主人公となるアクションアドベンチャーゲームだ。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の全国5大都市を舞台に「夢」をテーマにした骨太な人間ドラマが展開されるぞ。

本日8月26日に開催された本上映会では、9月20日から開催される「東京ゲームショウ2012」龍が如くブースにて上映される最新プロモーション映像が、ゲームショウに先駆けて初公開となった。

また、残念ながら総合監督・名越稔洋氏は体調不良のため欠席となったものの、本作のプロデューサー・横山昌義氏と、桐生一馬のボイスを務める黒田崇矢さん、さらに「ミス龍が如く5を探せ！」オーディションで東京地区代表に選ばれた菅由彩子さんによるトークショウも開催されたので、その模様をお伝えしよう。

「龍が如く 1＆2 HD EDITION」のPVが公開。黒田さんからは当時の思い出話も

「龍が如く5 夢、叶えし者」の映像の前に、まずは11月1日に発売が予定されているPS3用ソフト「龍が如く 1＆2 HD EDITION」のPVが公開された。こちらはすでに公式サイトで公開されているものだったが、改めて見た横山氏は「当時は作ることに精一杯でしたが、今改めて見返してみると、歴史を感じて、我ながら感動しますね」と語った。

また、ユーザーから「龍が如く」の1・2作目をPS3でプレイしたいという要望が以前から多かったそうで、今回ようやく発売できることが嬉しいとも述べていた。

横山昌義氏

次に黒田さんは「おしゃれでかっこいいセリフが物凄く多かった作品でした」と当時の収録模様を振り返っていた。黒田さんは「龍が如く」1作目の制作段階から携わっており、セガ社内の喫煙所で横山氏と何度も役作りの打ち合わせをしていたそうで「そんな昔のことまで思い出すような内容の映像でした」と、感慨にひたっている様子だった。

さらに、今でこそ「龍が如く」シリーズは人気タイトルとなっているが、当時は知名度もなく「あのころを思い出すと、これだけ大きな作品になったことが今でも信じられない」と話した。

そして黒田さんの言葉に対して横山氏は、当時は手探りの状態で制作しており、長時間にわたるイベントシーンを収録して、ゲームとして面白くなるのかと不安になりながらシナリオを書いていたという。特に「龍が如く2」の大阪城のシーンは「こんなにやってしまっていいのかな」と思いながら制作していたとのことだ。

黒田崇矢さん

「龍が如く5 夢、叶えし者」のPVがついに公開！

ここからは、「ミス龍が如く5を探せ！」東京地区代表の菅さんを交え、いよいよ「龍が如く5」最新プロモーション映像の上映に。

本映像は会場限定の上映のため詳しい内容はお伝えできないが、まだ謎の多い「龍が如く5」の全貌が明らかになる内容となっており、中には驚きの新情報も収録されている。

全国5大都市プレミアム上映会の抽選に惜しくも外れたファンは、東京ゲームショウでの公開を楽しみに待とう。

映像公開後に横山氏は「私としては大満足の出来になった映像です」と自信を口にし、今は東京ゲームショウでの一般公開を楽しみにしている状態だという。

さらに、本作で舞台が5ヶ所に広まった理由にも言及。横山氏は普段からファンや関係者に「次回作で登場する歓楽街はどこなんですか」と聞かれており、横山氏自身も登場する舞台も期待されていることを常々気にしていたという。そして今回、これまでは制作時間の関係で収録できなかった、5大都市すべてを登場させることに挑戦したとのことだ。

次に、黒田さんはボイスを当てていたものの映像を交えて見るのは今回が初めてで、上映の際には興奮と緊張で心臓がドキドキしていたという。

黒田さんは「龍が如く」シリーズには7回目の出演となるが、シリーズごとで意識の違いは特にないという。その理由として「桐生一馬という役を演じ始めて約7年になり、すでに体の一部となっているので、いつも自然体で演じています」と語っていた。「龍が如く」はシリーズを重ねるごとにゲーム内のキャラクターも年を重ねていくので、声を若く見せるなどの役作りをする必要がないそうだ。

菅さんも大迫力の映像に感動していた様子で「全編カッコよくて、鳥肌が立ちっぱなしでした」と感想を述べていた。

続いて、横山氏と黒田さんによる収録時のエピソードが明かされた。「龍が如く」シリーズは、映像のない時期に台本のみで行う「オンリー録り」で収録されており、出演者によってはキャラクターの動きが掴みにくく苦労する場面があるという。

しかし、黒田さん、釘宮さん(澤村遥役)、宇垣さん(真島吾朗役)といったシリーズおなじみの出演者はすぐさま距離感を掴み、収録を行うとのこと。

この話の中で黒田さんは「台本を読み進めるうちに『この距離で話しているのかな』ですとか『こういった動きをしているのかな』といったイメージが自然と湧いてきますね」と話していた。

ちなみに、余談ではあるが黒田さんは大事な作品の台本は必ずサイゼリヤで読むようにしているそうで、「龍が如く5」に関してもやはりサイゼリヤで読み進めたという。

そしてトークショウの最後に横山氏が「『龍が如く5』はクオリティ、ボリュームともにシリーズ史上最高のものになっています。今回の上映会を足がかりに今後も本作の魅力を皆さんにお伝えしていきたいと思います」と今後の意気込みを語り、イベントは幕を閉じた。

また、イベント後には来場者へ向けたサイン入りポスターのプレゼント企画や、横山氏と黒田さんのサイン会も行われていた。サイン会には長蛇の列ができ、中には「龍が如く」のゲームソフトやオリジナルグッズにサインをしてもらうファンもいるなど、終始盛況の様子だった。

龍が如く5 夢、叶えし者

セガ

PS3パッケージ

• 発売日：2012年12月6日

• 17歳以上対象