日本マイクロソフトより、2013年3月21日についに発売となった「Gears of War: Judgment」。シリーズ三部作より約15年前の世界を舞台とした本作のストーリーモード、オンラインモードのプレイレポートを紹介する。
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※本タイトルは、CERO「Z」指定タイトルとなります。それに伴い本記事にも激しいバイオレンス表現及びグロテスクな表現が含まれる画像・動画が掲載されておりますので、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
三部作より約15年前、「エマージェンス デー」直後の世界「Gears of War: Judgment」
「Gears of War: Judgment」は「Gears of War」三部作よりも約15年前、最も過酷な戦いを強いられた「エマージェンス デー」直後の世界。「Gears of War」シリーズで高い人気を誇るデーモン ベアード、そして彼が率いる「キロ部隊」の熾烈を極める戦いが描かれる。
ハルボ ベイを包囲し、圧倒的破壊力で押し寄せるローカストの大群に対抗するCOG(統一連合政府 : Coalition of Ordered Governments) 軍。しかし、ルールに縛られたまま打開策の無い作戦を遂行しても、破滅の一途を辿ることは明白。はたしてベアードたちの信念に基づいた決断とは一体何なのか。そして、なぜその決断が軍法会議で裁かれなければならないのか。正しいと信じたことをしなければ、生き残る術は無い…。
「Gears of War: Judgment」の物語は、フラッシュバックの形でキロ部隊の証言を追体験することとなる。激化する戦争の中、キロ部隊が遭遇した事実とはいったい何なのか…。プレイヤーはキロ部隊の証言にはない機密情報を開示することで事実の真相に迫り、より難度の高いシナリオや実績をアンロックすることができる。さらに「Gears of War: Judgment」で語られる真相を知った先には、「Gears of War 3」で語られなかったベアードたちのもう1つのエピソードがアンロックされる。
キロ部隊が軍法会議に…!?ストーリーモードプレイインプレッション
証言をゲームプレイにて追体験
本作のストーリーモードでは、フラッシュバックの形でキロ部隊の証言を追体験することができる。初回のゲームスタート時には難易度を「カジュアル」「ノーマル」「ハードコア」の3種類から選択できる。今回は序盤の「ベアードの証言」をプレイしてみよう。
ハルボ ベイにおいて、COG(統一連合政府)軍に連行されるベアード少尉とキロ部隊、まわりの隊員からは「1週間で士官から犯罪者に転落した」と噂される。しかし、建物に入ると手錠を外される。ここでベアードやキロ部隊の証言を実際のゲームプレイを通して体験することになる。
博物館:ベアードの証言
1つのミッションは複数のセクションに分かれており、各セクションで好成績を出すとスターを多く獲得することができる。一定のスターを入手すれば「Gears of War 3」の時代に起きたある事件を本編のエピローグ「顛末」としてプレイが可能になる。
ベアード証言が始まると、舞台は謎の敵(ローカスト軍)からの襲撃を受けている街の旧市街に移る。ベアード少尉たちは補給部隊と合流するために激しい戦闘中の街中を駆ける。建物は何者かに襲撃され、燃え尽きたり、崩れている危険な場所だ。ここでは操作方法も学べるぞ。
操作方法は移動に左アナログスティック、視点変更は左アナログスティック、武器変更はYボタン、グレネードなど投擲武器はLBボタン、壁などに隠れながら攻撃したい場合(カバー)はAボタンだ。扉を開けたり、障害物を排除したり、武器を拾うときなどはBボタン(画面に表示される)を使おう。
ついに街中でローカスト軍と対峙!
ところどころが未だ炎に包まれている街の中で、ついにローカスト軍と対決する。武器はそのままRTボタンで撃つことができ、LTボタンを押せば動作は遅くなるが、照準を合わせることが可能。武器変更はYボタンだ。武器のリロードはRBボタン、すばやくリロードするにはリロード中にもう一度RBボタン(アクティブリロード)。タイミングを完璧に合わせれば弾薬にダメージボーナスが付与される(スーパーアクティブリロード)。
この場所ではベアードたちは高台に位置し、カバーできる箇所も多いので隠れながら移動し、敵を狙い撃てる。仲間からのグレネードでの援護も期待できる。敵の落とす弾薬なども回収しておこう。ダメージを食らったら物陰でじっとしていれば体力は回復する。
機密情報の開示
マップ上にドクロのエンブレムが設置されているのは「機密情報」。これを開示すると公式記録にはないストーリーをプレイできる。クリアするとスターの獲得率もアップ。だがクリアできない場合はミッション失敗となるので注意。本テストプレイでは開示して進行したぞ。
機密情報
キロ部隊の証言:戦場で未知のローカストに遭遇した
状況:レッチに代わって光るレッチが出現する
そのまま先へ進んでいくとローカスト軍の機密情報の開示により「光るレッチ」が登場。開示しなければ通常のタイプの「レッチ」が登場する。すでに補給部隊は壊滅状態。周囲を探索しているとローカスト軍の群れが襲撃。武装している「グレネーディア」や鋭い爪と素早い動きの「レッチ」が複数で襲ってくる。
なんとか仲間と協力して殲滅。ベアードはまだ街に残っている敵を無視し、博物館へ迎えとの上からの指示にイラつくが、先に進むことに。次のセクションに移行する前にリザルトが発表、難易度によってブロンズ、シルバー、ゴールドなどのスターを獲得できる。
そして、川の向こう側にある博物館へ向かうキロ部隊。敵に制圧されている可能性があり、地下から行くことに。そしてこの先に待っている真実とは…?
新たなマルチプレイヤーモード「OverRun」プレイインプレッション
マルチプレイヤーモード「OverRun」は、ローカスト対COG軍の熱戦が繰り広げられる「Gears of War」シリーズ初のクラス制マルチプレイヤー対戦モード。プレイヤーは5人1チームを組み、ローカストホールとジェネレーターを守るCOG軍、これを制圧するローカスト軍に分かれ、両チームがCOG軍とローカストを交互にプレイして勝利を競う。
本テストプレイでは、それぞれの軍勢で最初から使用できる4つの兵種のプレイインプレッションを紹介していこう。
人類の意地を見せろ!「COG(統一連合政府)軍」
FPSゲームではお馴染みの兵種が揃うCOG軍。ストーリーモードと同じ操作でプレイでき、スキルも分かりやすく、戦略も立てやすい。とにかくパーティーの連携が必須となるのでしっかりとコミュニケーションを取ろう。
エンジニア
セントリーの配備と防衛設備の修復が可能
LBでセントリー設置、Yボタンでバーナーを装備
装備武器:ナッシャー、バーナー
前衛でもまあまあ戦えるが、仲間の動きを見ながら防衛拠点にすばやくセントリーを設置して敵を迎撃させたい。一定時間で消えるセントリーの置き場所を一瞬で見極めることが大事。スキを見て防衛設備を修復するのも忘れずに。
ソルジャー
自分と味方に弾薬を供給できる
LBボタンで弾薬箱を投下
装備武器は:ブーシュカ、ランサー
前衛でガンガン突っ込み、弾薬も自分で供給できる、まさに攻撃の要。ソルジャー複数で固まって敵を迎撃すれば、メディックの回復も安全に受けられる。装備武器のグレネードランチャー「ブーシュカ」は威力は高いが弾が跳ね返る傾向があるので至近距離での発砲には注意しよう。
スカウト
スポットグレネードを使用して敵をマーク。高所からの狙撃も可能
LBボタンでスポットグレネード投下、Xボタンで上る
装備武器:マルツァ、スナップピストル
使い方によってはパーティーの生存確率をグッと上げる兵種。スポットグレネードは投下したエリアに侵入した敵を察知し、段差や高所に登って、ソルジャーたちが近距離で撃ちあっているところに狙撃で援護。
メディック
キュアグレネードを使用し、自身と仲間の救助・回復を行う
LBでキュアグレネード投下
装備武器:ランサー、ソードオフショットガン
パーティーの救世主。彼女の立ち回り方によって戦況は大きく変わる。キュアグレネードを投下すると球状のスモークが出現、そのエリアに入ったキャラクターの体力が回復する。意外とクールタイムは短めなので、仲間のピンチに気付いたらすぐさま投下しよう。もちろん打たれ弱いので守ってもらおう。
特徴ある攻撃方法を持つ「ローカスト軍」でプレイ
どの兵種も特徴のある攻撃を持っているが、若干使いづらいスキルもあるが使用していて楽しい。「ローカスト軍」は時間が経過するとさらに追加で4種類の兵種が開放されていく。ここでは序盤から選べる4つの兵種を紹介。
TICKER
動きが早く、接近攻撃で防衛設備を破壊する。自爆するため小さくても危険な存在
LBでダッシュ、RTで防衛設備を破壊、Bボタンで爆発、Xボタンでグレネードを食べる
チョコチョコと走る姿はかわいいが、敵のど真ん中でも自爆できるという恐ろしい兵種。ダッシュも使える上、移動スピードも早く、防衛施設を完全に破壊することもできる。劇的に打たれ弱いので囲まれたら迷わず自爆しても可。敵の投げたグレネードを食べちゃうこともできる。
WRETCH
接近攻撃を得意とし、叫び声で近くの敵を封じる。ジャンプしてバリアを飛び越えることもできる
Aボタンでバリアジャンプ、Xボタンで登る、Bボタンで接近攻撃、LBで叫ぶ
動きもそこそこ素早く、リーチの長い両腕での近接攻撃は使いやすい。移動時にややクセがあるが操作に慣れれば単独で前線で戦ってもOK。敵に囲まれたら叫んで敵を動けなくして逃げる。設置されている防衛装置も軽くジャンプできる。
GRENADIER
強力な突撃歩兵でショットガンやフラググレネードを使用する
Yボタンで武器の切り替え、LBでフラググレネード投下
動きは遅いが、体力や防御力も高く、人類と同じように武器を使いこなす前衛タイプ。武器を切り替え、グレネードを使い、敵を蹂躙しよう。ただ体が大きいので当たり判定の範囲も広いのが難点か。
KANTUS
祈祷師であるローカストは遠距離からでも仲間を救助・回復できる
Aボタンでカバー、LBで回復、RTで撃つ
自分だけではなく、遠くの仲間さえ一緒に回復できる能力を持つ。ただスキルを発動するまで(祈祷している)の時間がやや長いので、安全な場所で使いたい。攻撃力や防御力にはあまり期待できない。
その他のオンラインモード概要も紹介
Free-For-All
「Gears of War」シリーズ初となる、COG軍兵士同士が生き残りを賭けて戦う個人戦デスマッチ。腕と戦略を駆使しなければ勝利の道は無い。
Domination
5対5で繰り広げられる新たな装備とスピード感満載のチーム対戦モード。チーム同士がマップに置かれた3つのリングの支配を巡って戦う。リングを支配したチームはポイントを獲得し250ポイントを先取したチームが勝利となる。
Team Deathmatch
「Gears of War」ファンから絶大な人気を誇るTeam Deathmatchは1チーム5人で構成され、一定のリスポーン数をチーム内で共有する。勝利条件は自軍のリスポーン数を使い切る前に敵を殲滅し、相手のリスポーン数を0にすること。チームの生き残りをかけた戦いは、誰もが楽しめる。
Survival
過去作の「Horde」モードと「OverRun」を組み合わせ、従来のマルチプレイヤー体験が格段に高まった新クラス制協力プレイヤーモード。10ウェーブにわたり波状攻撃を仕掛けてくるローカストの襲撃を協力プレイで阻止するSurvivalは、ハイペースで激しい防衛戦が繰り広げられる。
Gears of War: Judgment (Xbox LIVE ゴールド メンバーシップ同梱版) 数量限定
日本マイクロソフト- 発売日:2013年3月21日
- 18歳以上のみ対象
- Xbox LIVE3ヶ月、1ヶ月ゴールドメンバーシップ利用コード、マルチプレイヤーモード用武器スキンアンロック コード