セガは4月19日、中国で1月に行なわれた「頭文字 D ARCADE STAGE 6 AA(ダブルエース)」の全国決勝大会優勝者「TMR@03」さんを日本に招待し、「頭文字D」ゆかりの地をめぐるツアーを実施した。
このツアーでは、「頭文字D」に登場する日産GT-Rでお馴染みの日産のショールームの見学や、セガの屋内型遊園地「東京ジョイポリス」体験、そして“聖地”秋葉原のゲームセンター巡りが行なわれた。
ツアーは日産本社のショールーム見学からスタート
2013年1月に中国上海市にて「頭文字 D ARCADE STAGE 6 AA(ダブルエース)」の全国決勝大会が行なわれた。本大会は中国初の「頭文字 D ARCADE STAGE 6 AA」の全国大会で、大会参加者は総勢500名以上だったという。この500人の頂点に立ったのが今回来日したTMR@03さんだ。
「TMR」というのは「頭文字 D ARCADE STAGE」プレイヤーで構成されているチームの名称で、その中で3番目に早いのでTMR@03さんとのこと。TMRの所属メンバーは100人以上で、中国以外にもシンガポールや日本などに留学しているメンバーも居るのだという。
まずは日産本社にて記念式典が行なわれ、日産IPプロモーショングループの担当部長から直々にGT-Rのモデルカーが贈呈された。実はTMR@03さんはゲーム内では他社の車に乗っていたので、担当部長は「ぜひ来年はGT-Rを使って2連覇を達成してください」とエールを送っていた。
その後日産本社のショールームで直々にアテンドしてもらい、ショールームの見学を行った。ショールームは車好きにとっては天国のような場所で、短い時間だったが「TMR@03」さんも記念撮影や試乗を行なっていた。
ここで短い時間だったがTMR@03さんに簡単なインタビューを行った。
――「頭文字D」をプレイされたきっかけを教えて下さい。
TMR@03さん:元々レースゲームが好きで、他にもいくつかのレースゲームをプレイしてきました。その中でも「頭文字 D ARCADE STAGE」シリーズはやり応えがあるのでプレイしています。
――何年くらいプレイされているのですか?
TMR@03さん:大体13年くらいですね。中学生の頃に始めたのが最初です。
――普段はどのくらいプレイされるのですか?
TMR@03さん:毎週土日はゲームセンターにいって、5,6時間くらいずっとプレイしています。
――好きなマップや好きなキャラクターはいますか?
TMR@03さん:好きなマップは「筑波」です。キャラクターは常にシフトノブから手を離さずに運転する「城島俊也」ですね。
――今日一番楽しみにしているのは何ですか?
TMR@03さん:秋葉原のゲームセンターが楽しみですね。中国ではまだ最新作の「頭文字D ARCADE STAGE 7 AA X(クロス)」が展開されていないので、プレイしたいです。
――通信対戦機能があるので、日本のプレイヤーと対戦されると思うのですが勝つ自信はありますか?
TMR@03さん:7をまだプレイしていないので負けてしまうかもしれません。どちらかというと日本のプレイヤーと交流したいですね。
次の目的地は東京ジョイポリス。お目当ては実物の車を使った「頭文字D ARCADE STAGE4 LIMITED」
日産本社のショールーム見学を満喫したTMR@03さんは昼食の後、次の目的地「東京ジョイポリス」へ向かう。「東京ジョイポリス」はセガが運営する屋内型の遊園地で、様々なアトラクションが設置されている。その中でもTMR@03さんのお目当ては「頭文字D ARCADE STAGE4 LIMITED」だ。
「頭文字D ARCADE STAGE4 LIMITED」は、実物の車がモーションライドの上に備え付けられており、その中に乗り込んでプレイするレースゲーム。ゲーム部分はゲームセンターで稼働していた「頭文字D ARCADE STAGE4」がベースになっている。
TMR@03さんも興味津々、早速乗り込んでプレイ。最初こそダイナミックに動く筐体に慣れておらず、本来の実力が出せなかったTMR@03さんも2回、3回とプレイを重ねるうちに感覚を掴み、取材陣に鋭い走りを見せていた。
プロデューサーの新井健二氏インタビュー
――中国の「頭文字 D ARCADE STAGE」シリーズをとりまく状況について教えて下さい。
新井氏:2003年くらいから中国で「頭文字 D ARCADE STAGE」シリーズの展開が始まったのですが、今が一番盛り上がっていますね。ちょうどコア層から一般層に広がって行ってるところだと思います。
立派なゲームセンターで決勝大会を大きなゲームセンターで行ったのですが200人位の観客が集まっていました。驚いたのが日本でいうYahoo!のような大手サイトも取材に来ていて、僕のコメントを撮られたんです。それで夜お姉さんがいるクラブにお酒を飲みに行った時に「あそこのゲーセンでイベントやったんだ」って言うと、「見たことある」って言われたんです。その位世界に広まっていますね。
――「頭文字 D ARCADE STAGE」シリーズのヒットの理由は何でしょう?
新井氏:ちょうど2003年くらいに実写版の「頭文字D」が中国や台湾、香港で大人気だったんです。同じ時期に「スター・ウォーズ エピソード1」が上映されていたのですが、それを越える人気があったそうです。その映画の影響と、その時期に展開した「頭文字 D ARCADE STAGE 3」のゲーム的な面白さが中国のプレイヤーに受け入れられたのだと思います。
未だに「頭文字 D ARCADE STAGE 3」は人気があって、日本以外に6000台出荷したうち、約3000台は中国に出荷されたそうです。今でも中国に出張に行った際に小規模なゲームセンターを回ると大体置いてありますね。
――中国のゲームセンター事情についても教えて下さい。日本では1プレイ100円ですが、中国でも同じくらいの値段設定ですか?
新井氏:1プレイは日本円で大体40円~50円位ですが、中国の貨幣価値を考えると日本の100円とそんなに変わらないと思います。
――ということは中国のゲームセンターは日本とあまり変わらないのでしょうか。
新井氏:値段設定は殆ど変わらないんですが、中国の大きなゲームセンターはちょっとオシャレな場所でデートスポットみたいになってるんです。ですのでコアな層以外にもプレイヤーが広がっていっているように感じます。
――中国、日本以外のアジア圏の盛り上がりについても教えて下さい。
新井氏:回転数で見ると香港や台湾、マレーシアも盛り上がっているんですが、規模が違いますね。「頭文字 D ARCADE STAGE 6 AA」は日本では大体3000台くらい、中国でも1200~1300台くらい稼働しているのですが、他の地域は数百台位なんです。
―― この先に予定しているアジア圏での展開を教えて下さい。
新井氏:まずは最新作の「頭文字D ARCADE STAGE 7 AA X(クロス)」を展開していきます。中国では5月下旬くらいから稼働する予定です。市場規模や盛り上がりから見ると日本市場と中国市場がメインですね。特に中国市場はこれから更に広がっていく可能性を秘めていると思います。そして「頭文字D」を通じてゲームの魅力を伝えていったり、日本を好きになっていってもらえるといいですね。
―― ちなみに第2回大会などは予定されていますか?
新井氏:今のところ予定はないのですが、ぜひまたやりたいですね。
最後の目的地は聖地秋葉原。早速「頭文字D ARCADE STAGE 7 AA X(クロス)」をプレイ
「頭文字D ARCADE STAGE4 LIMITED」以外にもいくつかのアトラクションで遊び満喫したTMR@03さんは最後の目的地秋葉原へ向かう。
真っ先に「頭文字D ARCADE STAGE 7 AA X(クロス)」をプレイするのかと思いきや後ろから画面をじっと見つめるのみ。まずは観戦することでプレイ感覚を掴むのだという。
そして早速プレイ。まずは慣らしということでタイムアタックに挑戦するTMR@03さん。事前に話を伺った時はあまり自信がないと話していたが初プレイからかなりの好タイムを見せる。そして2回目のプレイで店内ランキング2位という好タイムを記録した。
その後は通信対戦や、荒井プロデューサーとタッグを組み全国対戦を行なっていたが、中国チャンピオンの実力はさすがの一言で圧倒的な速さを見せつけていた。
(C)しげの秀一/講談社 (C)SEGA
※画面は開発中のものです。
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