バンダイナムコゲームスは本日4月28日、幕張メッセにて開催中の「ニコニコ超会議2」において、2013年発売予定のPSP/PS Vita用ソフト「ゴッドイーター2」のステージイベントを実施した。
「ゴッドイーター2」最新情報の発表やWEBラジオの特別編などの内容でおくられた昨日に続き実施されたこのステージイベントでは、台場カノン役・広橋涼さんたっての希望で実現したユーザーとの「ゴッドイーターバースト」マルチプレイや、開発のコアスタッフが集まり、普段会議室で行われているかのような(?)開発会議が行われた。
前半戦で登場したのは、本作のプロデューサーを務めるバンダイナムコゲームス 富澤祐介氏、シリーズを通して登場している台場カノン役の広橋涼さん、宣伝担当の“コクーンモンデン”の3人。27日の放送を振り返りつつ、そこで広橋さんが「みんなでマルチプレイをしたい」と発言したことを受け、広橋さん自身がPSPを持ち込んでの「ゴッドイーターバースト」マルチプレイコーナーを実施することとなった。
マルチプレイでは、広橋さんと本作のアクションディレクターであるバンダイナムコスタジオ 依田優一氏、そして当日会場にいた人の中から2人が参加。ところが、会場でのプレイということでネットワークが終始不安定なため、ミッションを開始するまでも一苦労。
そうしてミッションがスタートすると、今度は広橋さん以外の人の接続が徐々に切れ、腕試しにやった「稲刈り」では広橋さんと参加ユーザーの2人に。その後に広橋さんのゲームを進めるという目的で挑戦した「死姉妹舞」ではなんと最終的に広橋さん一人となってしまい、なんとか孤軍奮闘したもののクリアはならず。そして、参加した2人には広橋さんのサイン入り色紙が贈られた。
続いて、キャラクターデザイナーのバンダイナムコゲームス 小林くるみ氏が登場し、投稿されたイラストを見ていくことに。ここでは、富澤氏を模したイラストやカノンをはじめとしたキャラクターたちのイラスト、刀身を細部に至るまで高精細に描いたイラストやまさかの“俺アラガミ”まで、多彩なイラストが寄せられた。
小林氏はそんなイラストを見て「愛されているのが伝わってきた」と感激した様子を見せつつ、現在は後日公開予定のとあるキャラクターを描いていることを明かした。みんなが知っているキャラクターということで、近日中の発表に注目しよう。
さらに、オープニングアニメを制作するufotableの作画監督・清水慶太氏からシエルとギルバートのラフイラストも到着。細部にわたったこだわりに小林氏からも賛辞の声が寄せられていた。
そして後半戦では、本作に携わるバンダイナムコゲームス、バンダイナムコスタジオ、シフトの3社のコアスタッフが集まっての「『GOD EATER 2』超開発会議『ブラッドアーツの名前を決めようぜ』」が行われた。
本作では使い込んだアクションがより強力な技へと進化するシステムが用意されており、そうして生まれた必殺技を「ブラッドアーツ」と呼称している。今回は、今作で登場する5つの刀身それぞれに公開されているブラッドアーツの技名を考えるという主旨で、スタッフはもちろん、生放送のコメントや観客の意見も聞くかたちで進行した。
会議に参加したのはバンダイナムコゲームスから富澤氏とアートディレクターの板倉耕一氏、バンダイナムコスタジオから依田氏とディレクターの吉村広氏、シフトから開発統括/シナリオの保井俊之氏、ゲームデザイナー/プロジェクト運営の山本雄太氏、ゲームデザイナーの福上哲也氏の計7人。ホワイトボードを用意して、主に富澤氏と吉村氏の仕切りで行われた。
なお、ゲームへの実装にはいろいろな確認が必要ということで、ここで選ばれた名前がそのままゲームに使われるとは限らない点にはあらかじめ留意いただきたい。
最初はバスターブレードの特殊アクションでもある「チャージクラッシュ」を2段階まで溜めて強力な攻撃を繰り出す「2段チャージクラッシュ(仮)」からスタート。「滅せよ!ダブルチャージ」、「プレッシャークラッシュ」、「弐の太刀いらず」などバリエーション豊かなネーミングが飛び出す中、会場の女性から寄せられた「オーバーチャージ」が最有力候補となった。
続いては、△ボタンのコンボ4段目で発動させる、攻撃したポイントに圧縮した破壊エネルギーを叩き込み、時間差で炸裂させるチャージスピアのブラッドアーツ。以前板倉氏が発言したという「残光のテスタメント」を仮の技名としたものの、そのインパクトを上回る技名は出ず、大多数の意見でそのまま「残光のテスタメント」が候補となった。
3つ目は、ショートブレードの空中で△を押すことで繰り出す滑空攻撃。回転しながらキャラクターが突撃するのに合わせて、3発のオプション弾がついてくるのが特徴だ。ここでも多数の意見が寄せられる中、どこかで聞いたことのある「アクセルシューティング」や、回転しながら突進するイメージを吸い上げた「スパイラルメテオ」などがスタッフに好印象を与えていた。
4つ目は、ロングブレードの特殊アクション「ゼロスタンス」の実行後に発動可能な、武器を覆うことで強化する青く光るブレードのようなものについて。「ゼロ超スタンス(仮)」というニコニコ超会議2にちなんだかのようなネーミングから議論が始まり、「エターナルダンス」や「ルミナスフロー」などの技名が比較的いい反応を得られていた。
最後は、通常の振り上げモーションが飛び上がりながらのアッパースイングに変化し、威力が飛躍的に上昇するブーストハンマーのブラッドアーツ。かち上げる攻撃であると同時に、インパクトも大きいということで、「神撃砕(しんげきさい)」、「ライジングボルケーノ」あたりが選ばれていた。
このようなかたちで和気あいあいと楽しげに行われた開発会議の結果がどのように反映されるのかは、実際のゲームに期待してみてはいかがだろうか。