【ニコニコ超会議2】開発秘話やデザイン、今後の展開についてたくさんの質問が寄せられた3DS「真・女神転生IV」マニアクスチームによる開発Q&Aステージレポート

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0コメント 細山田 亮太

千葉・幕張メッセにて超巨大フェスイベント「ニコニコ超会議2」を開催。4月28日にアトラスブースで実施された「真・女神転生IV」開発Q&Aステージの内容を紹介する。

アトラスブースでは、5月23日に発売を予定している3DS「真・女神転生IV」や、アニメ・コミカライズで話題のシリーズ最新作・3DS「デビルサバイバー2 ブレイクレコード」の試遊台が設置。特設ステージでは、声優や開発スタッフのトークショー、6月27日発売予定の3DS「新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女」よりライブバンドが生演奏された。本記事では28日に実施された「真・女神転生IV」開発Q&Aイベントをレポートしよう。

「真・女神転生IV」開発Q&A

登壇者

キャラクターデザイナー「土居 政之」氏

「カドゥケウス」シリーズキャラクターデザイナー
「HOSPITAL.6人の医師」アートディレクター・キャラクターデザイナー

サウンドコンポーザー「小塚 良太」氏

「デビルサマナー ソウルハッカーズ」サウンドクリエイター(新規OP楽曲)
「デビルサバイバー オーバークロック」サウンドクリエイター(新規OP楽曲)

アートディレクター「石田 栄司」氏

「真・女神転生III -NOCTURNE マニアクス」アートディレクター
「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」ディレクター

メインプログラマー「大山 智」氏

「真・女神転生III -NOCTURNE」メインプログラマー
「デジタル・デビル・サーガ アバタール・チューナー」メインプログラマー

ディレクター「山井 一千」氏

「真・女神転生III -NOCTURNE マニアクス」ディレクター
「デビルサマナー 葛葉ライドウ」シリーズ ディレクター

――Q:ヨーロッパのニンテンドーダイレクトで、パーティーメンバーに「Lucifer」という悪魔らしきアイコンがあったのですが、あちらが今作の閣下なのでしょうか?

山井氏:「Lucifer」は出ます…が、どのようなデザインかはゲーム内でのお楽しみです。

――Q:主人公たちサムライ衆は、全員色違いのスカーフをしていますが、コンセプトは戦隊物なのでしょうか?またサムライといいつつ、刀ではなく直剣なのはなにかこだわりか秘密があるのでしょうか?

土居氏:スカーフを含め、デザインコンセプトには戦隊物の要素が入っています。本作の世界観が「中世ヨーロッパ風」ということですが、サムライ衆は「和風」のテイストも盛り込んでいるので、そのギャップを楽しめるようになっています。なぜ西洋と和のデザインが混合しているのか?ということはゲームの中で明かされると思います。

山井氏:ちなみに今回のキャラクターデザイン作業は、「HOSPITAL.6人の医師」のキャラクターデザインのときとどう違いましたか?

土居氏:「HOSPITAL」ではコンセプト決定以降、デザインは任せてもらい、自分の好きにデザインさせてもらいました。本作の山井ディレクターはコンセプトだけでなく「どのような印象をユーザーに与えたいか?」というところも細部まで チェックする人だったので、大変な部分もありましたね(笑)。

――Q:そう言えばティザーサイトで真1~3のOPが流れていたんですが、やはりなにか繋がりがあるのでしょうか?

小塚氏:本作は新しいBGMをメインで使っているのですが、過去シリーズのアレンジも多数使っており、小ネタ的なものや深いところで意味を持たせたアレンジとして使用しているものもあるので、過去作のファンはそこを意識して聞いてもらえればさらに楽しめると思います。

――Q:設定でキャラクターボイスをON・OFFにできますか?

小塚氏:できます。厳密にはON・OFFでなく、BGM、効果音、ボイスにそれぞれボリュームを調節できるようになっています。音量を絞れば、実質OFFになります。

――Q:悪魔総数は400体以上とお聞きしましたが、そのなかで新規デザイナーの方々が描かれた悪魔はどのくらいの数になるのでしょうか?

石田氏:本作では、物語の主要なところに絡んでくる悪魔を新規のデザイナーさんに描いてもらっています。総数を言ってしまうとルート上に出てくるボスがバレてしまうので…とにかくたくさん出てくるとだけ言っておきます。新作のテーマに沿った悪魔がたくさん登場しますよ。

山井氏:ちなみに石田さんとは、「真・女神転生III -NOCTURNE」で「ボルテクスシャドウ」※を一緒に作っていたんですよ。今回の背景に関してはどうですか?

※ゲーム画面に緊張感を持たせるために考案された独特の表現技法。「真・女神転生III -NOCTURNE」で採用された。

石田氏:本作ではリアルな世界が登場するので、あまり極端な色付けはしていません。ニンテンドー3DSは割とパワーのあるマシンなので、結構リアルで説得力のある表現ができたと思います。

――Q:悪魔合体は過去作品と違う特殊な要素はありますか?

大山氏:本作では悪魔合体をすると経験値が入ります。悪魔会話やクエストクリアなどでも経験値はもらえるようになっています。

――Q:今回もしっかりお祓いしましたか?

山井氏:今回はやっていません。お祓いをしてしまうとせっかく取り憑いてくれた悪魔がいなくなってしまい、「きれいな女神転生」になってしまうので…(笑)。

――Q:原案に名前のある金子一馬氏はどれくらい関わっていますか?

山井氏:シナリオ原案は最初に金子氏にもらっており、企画・立案のときからずっとお話はしてきました。話がまとまってからは自分たちで開発を続けてきましたね。「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」が終わってからずっと開発は続けていますので、約4年くらい経ちました。

――Q:主人公は前髪を切らないのでしょうか?

土居氏:切らないと思いますよ(笑)。あの髪は主人公のアイデンティティですし、切ったら誰だかわからなくなってしまいます…(笑)。

――Q:悪魔の声はアトラスの社員さんがあてている場合もありますか?

小塚氏:本作では基本的には声優さんがあてています。ですが、今日登壇できなかったサウンドディレクターの土屋からは、「一部、自分で声を録音した」と聞いたのでぜひゲーム内で探してみてください。

――Q:最初に発表された新規絵に登場する悪魔たちのCVはどなたが担当しているのでしょうか?特にコウガサブロウが気になります。

小塚氏:すべて声優さんが担当しています。「コウガサブロウ」は「デビルサマナー ソウルハッカーズ」でユダ・シングを演じた千葉一伸さんが声をあてています。シブイですよ!

――Q:時間的にはどれくらいのボリュームになるのでしょうか?

大山氏:僕は50時間以上はかかりましたね。

山井氏:僕は100時間はかかっています。

土居氏:僕は今60時間超えたくらいです。まだクリアできていないんですよ(笑)。

――Q:本作と「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」に世界観的な繋がりはあるのでしょうか?

石田氏:基本的にはないという解釈でいいと思うんですが、黒きサムライの着ているスーツ自体の設定は共有されている部分も多く、このキーワードは「真I」につながっているのでは?といった想像をふくらましてもらいたいですね。本作には繋がりはありません。

――Q:開発中に発生した面白いバグを教えて下さい。

大山氏:この質問をTwitterで見ていて、本作のバグリストを改めて見ていたんですがちょっと気分が悪くなってしまいました(笑)。「面白いバグ」というのは開発者にとってはないのですが、頑張った点は立体視に関しての調整です。

――Q:マッカビームはありますか?

山井氏:あります!

――Q:ショボーちゃんが見当たりません。

山井氏:よく見てください!

――Q:今作はルイ・サイファーさん、出てくるのかな?

山井氏:くわしくはゲームの中で!

――Q:PVに流れていた「ヨシツネ」衣装を見てて、あー、こりゃ「クー・フーリン」あるね、と予想。「ベルゼブブ・人型」あったら素直にスゲェと思うが、そりゃないか。

土居氏:衣装に関しては、全体的な監修と半分のデザインは自分が、その他はモデリング担当者が手がけています。サムライを引き立たせるため、装備品全般はリアリティーを追求しており、東のミカド国や東京などそれぞれに場所に合わせてデザインしています。悪魔の装備品はいろいろありますので期待してください。

――Q:「真・女神転生IV」のサウンドトラックはいつ発売されますか?

小塚氏:発売日は決まっていませんが、発売は決定しています。本作のために100曲以上制作しており、全曲収録予定です。

――Q:「真・女神転生IV」では韮沢靖さんや西村喜廣さんなどの新たなデザイナーの方々が参加するということで、両方のファンとしては嬉しい限りです。よろしければ今回の新規デザイナー陣の起用のきっかけや裏話を教えて下さい。

石田氏:起用に関しては、ディレクターの山井が特撮ファンということでオーダーを受けました。この世界では一流のデザイナーさんを5人も起用できたのはかなり嬉しかったです。本作ではシナリオが一番先に上がっていたので、それを事前にデザイナーさんに伝えることができたので、コンセプトに基づいたデザインが上がってきました。デザイナーさんからは(事前に設定がもらえたため)かなり描きやすかったと聞いています。雨宮監督はかなりゲームをプレイするらしく「これ(アイテムや武器)はどうやって使うの?」「こういう使い方をするなら、こんなデザインにしようか」と細かい提案もいただいたので、仕事をしていてとても楽しかったです。

山井氏:印象に残っているのは、韮沢さんに「20年待った」と言われたことです(笑)。

――Q:今回の悪魔自慢みたいなのやりますか?投稿しまくったけどちょこっと載っただけでデビルマスターにはなれず今度こそデビルマスター狙いたい。

山井氏:この質問は「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」でのオリジナルパスワード悪魔コンテストのことですね。本作でもこのようなコンテストを実施したい場合は、ぜひご連絡ください。

――Q:あなたは今までのように「P4U MegaTen」格闘ゲームを作るつもりですか?

山井氏:この質問は、外国の方が日本語で質問を送って下さったと聞いています。格闘ゲームに関しては現在は予定がありません。

――Q:すれちがいMii広場の「ピース集めの旅」に「真・女神転生IV」のパネルを追加する予定はありますでしょうか?

山井氏:この質問は任天堂さんに言ってもらうほうが…(笑)。もし実現したら弊社の石田が頑張っちゃうかもです(笑)。

――Q:長年メガテンやってますが、主人公が女子になる可能性はもうないのでしょうか。ifのたまきちゃんとか。最近のディープな世界観だと難しいのかな。3の千晶みたいな感じでとか。無理ですかね。幸い今回の子は中性的なので無理矢理女の子(自分)の名前つけてプレイ予定です。

山井氏:「真・女神転生」シリーズは男性の主人公のゲームですが、最近女性のプレイヤーも増え、「デビルサマナー 葛葉ライドウ」のイベントでも女性のファンも多いです。開発時でも「女性主人公が必要かな?」といった話も出るのですが、限られた開発期間で制作するのでなかなか実現しませんね。

土居氏:僕は男女の主人公を選べるゲームは好きなので、機会があればぜひ描かせてもらいたいですね。

山井氏:女の子の主人公になった場合、胸が大きいとか、いわゆる「萌え」キャラにせざるを得ないんですかね?

大山氏:僕はあまり「萌え」に興味ないので、いらないと思います。

――Q:PV見てて思ったのですが、メガテンに欠かせない月齢がないのです。今回は月齢はないのでしょうか?

山井氏:今回は月齢はありません。本作ではもっと遊んでもらいたいコンテンツを詰め込んでいるので、あえてカットしました。もちろん以降の作品で月齢がもう登場しない…ということではありません。真IVでは月齢がない、ということです。

――Q:アバチュ(「デジタル・デビル・サーガ アバタール・チューナー」)の人修羅みたいな、鬼のような隠しボスはいるのでしょうか?難易度について。確認した限りではイージーとノーマルしか見受けられませんでした。当然その上には超鬼畜なハードモードが用意されているんですよね?

山井氏:巷ではなんだかヌルいゲームになったのではないか?という話も出ていますが、実際にプレイしてもらうとわかると思いますがしっかりとした調整をしています。難易度も選択できるモードも実装しているのでゲーム初心者の方でも大丈夫です。

大山氏:あからさまにスペースがあるのであるのでそういったご期待にこたえられる(難しい)モードはあるのではないでしょうか?出現方法は…秘密です。

――Q:すれちがい通信について早く情報ください。

山井氏:すれちがい通信は、あります。「デビルサマナー ソウルハッカーズ」での反省を生かし、すれちがいをすると悪魔のパラメータがアップしたり、仲魔の自慢をすることが可能です。もちろん通信は必須要素ではありません。通信をしなくても楽 しめますのでコミュニケーションの一環として自分のプレイスタイルで遊んでください。

――Q:サムライなので白刃取りやマッカ(銭)投げとかできますか?

土居氏:できないんじゃないんですか(笑)。マッカは投げちゃう…??

――Q:ジャアクランタンとかキングランタンとかは…?

山井氏:ジャック三兄弟として、やっと「ジャックリッパー」が登場します。あと、ヘアリー”ジャック”も。これは違うか(笑)

――Q:ありとあらゆる要素が携帯機ながらばっちり組み込まれていてとても楽しみです。ちなみに今後、過去作のリメイク等はありますか?ゆっくりと期待しています。

山井氏:据え置き機に比べて遜色なく、本作は本当に作りこみました。10年分の怨念や呪いを思い切り詰め込んでいます。

土居氏:持てる限りの力を注いでキャラクターを作画させて頂きました。

小塚氏:かなり長い間メガテンモードになってBGMを作りました。BGMに限らずサウンド全体を楽しんでもらえれば嬉しいです。コンセプトとしては、シリーズを知っているユーザーさんには「新しいけどメガテンだ」と、始めてプレイするユーザーさんには「こんな変わった音のするゲームも楽しいな」と思ってくれるように作っています。

石田氏:携帯機ということでボリュームやグラフィックの描き込み不足などを心配すると思いますが、本作はシステムも豪勢で、世界観も2つあり、かなり作りこんでいます。また立体視に関してもかなり細かく調整しているので、没入感を味わえる立体視をオンにして遊んでもらえればと思います。

大山氏:自分はマップの構造なども担当しているんですが、東京で実際に遊んでいる新 宿はかなりよくできていると思います。渋谷のマー○シティをゲーム内に再現する際にどうしても地下に作らなければならなくて、架空の地下マー○シティを 作ったんですが、現実の世界でも地下のの○ん街が移動して、地下マー○シティができたということで嬉しい偶然が重なったこともありました。

――Q:今後の展開について

山井氏:海外展開を予定しています。またコミカライズも開始します。Vジャンプで連載開始予定のコミックではサムライの1人「ヨナタン」が主人公になります。さらにDLCも予定しており、社内で「こんなボリュームでこの値段は、商売が下手だ!」と言われるくらいの内容になっていますので続報をお待ちください。

――ありがとうございました。

※画面は開発中のものです。

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