セガは6月2日に、PS Vita用ソフト「サムライ&ドラゴンズ」の4thシーズンへ向けた新機能やコラボレーションに関する情報を公開するファンミーティングを、東京・秋葉原UDXシアターにて開催した。
イベントの冒頭では「サムライ&ドラゴンズ」プロデューサーの山田理一郎氏、アートディレクターの福原智学氏、宣伝担当のサムドラ森田氏が登場し、まずは3rdシーズンの思い出を振り返ることに。
山田氏は3rdシーズンからアジア版の配信が始まったことが印象に残っていたそうで、「香港や台湾のユーザーさんは日本とは違ったプレイスタイルで楽しんでいて、とても勉強になりました」と語っていた。
また、現在のところ日本版とアジア版は別ゲームとして運営しているが、将来的には一つのゲームとして運営し、海外のユーザーとも遊べるようにするという。
一方、当初発表していたバージョンアップの計画通りにいかなかった点は、3rdシーズンの反省点として捉えているとのこと。
さらに福原氏は「デザインに関してもやりたいことはたくさんあったのですが、どうしても追いつきませんでしたね。4thシーズンではどんどん新しいことを試していきたいと思っています」と、3rdシーズンでの反省点を述べるとともに、4thシーズンへの意気込みを話した。
加えて、本日より新機能として「勢力図」が登場したことも明らかに。これはPCやスマートフォンから各陣営の勢力を一目で確認できるもので、4thシーズン以降も導入されるという。
そして、3rdシーズンの報酬カードも発表。司会進行の渡辺浩弐氏は古くからのセガファンだそうで、「メガドラタワー」や「ネジタイヘイ」のカードに注目している様子だった。
今後の展開としては、Red Bullが4thシーズンの公式サポーターに就くことが決定。また、「サムライ&ドラゴンズ」の小説が、Amazon Kindle/Sony Readerで近日無料配信されることも発表された。小説は、数々のドラマCDやゲームシナリオを担当してきた暁影二氏が執筆。プレイヤー視点で描かれるストーリーが楽しめるそうだ。
4thシーズンからの新機能が続々公開!
「ゴーストアバター(仮)」&新職業「バトルソングマスター」
ここからは、4thシーズンでのアップデート内容が発表された。まず、アクションパートでダンジョンに挑む際、お供キャラクターを連れて行ける「ゴーストアバター(仮)」機能が明かされた。お供キャラとして、オパオパやドリームキャストなど、特別なコラボキャラクターも登場予定とのこと。
また、新ジョブ「バトルソングマスター」の実装も明らかに。こちらは戦場を包み込める声量を持ち、巨大な体躯から生み出される独特な戦歌で、味方を鼓舞する支援のスペシャリスト。歌をうたうスキルが特徴のジョブで、うまく組み合わせていくと最後には特別な歌もうたえるとのこと。
ジョブ説明
神官、僧侶系で、神に仕える身。
巨大な体は、戦場を包み込めるレベルの声量が必要なため。前線で歌うこともあり、自衛と異教徒撲滅のために、巨大な鉄槌を装備している。その巨大な鉄槌から繰り出される技の破壊力は抜群。
タッチターゲット
敵・味方を画面上でタップすることでロックオンが可能になる。ターゲットした敵・味方を狙ってアクションを行うようになるので特に遠距離攻撃主体のジョブで重宝する要素だ。本機能は、シーズン開始直後に実装されるとのこと。
空中コンボボーナス&ダウン攻撃
敵を攻撃で浮かせたあとに、浮かせたまま連続攻撃を入れてダメージボーナスを得ることが可能になる。浮いた状態の敵にはエフェクトが走り、その間被ダメージ量にボーナスが入る。これにより、浮かせ技のメリットが今まで以上に増えるという。
さらに、これまで不可能だった倒れた状態の敵に攻撃できる新スキルが登場。空中コンボでダメージがアップし、さらにダウン攻撃での追撃が可能になる。
戦闘ログアニメーション
魔獣バトルのログ閲覧時にアニメーション機能を追加。視覚的に戦闘の流れが分かるようになり、バトルの流れが理解しやすくなる。
闘技場新要素「大会」
闘技場に複数人での魔獣カードバトルが楽しめる「大会」機能が追加。プレイヤー自身で大会を主催することができるほか、各プレイヤーの魔獣ユニット同士のトーナメント戦を行うことも可能だ。
遺跡探索
フィールド上のさまざまなマスへ、魔獣を出兵ではなく探索に出かけさせて、遺跡(塔のようなもの)を見つけ出す宝探し的な要素。見つけた遺跡にはNPCがおり、それを倒すことでお宝としてレアな魔獣や、遺跡専用クエストを進めるためのアイテムが手に入るという。
出兵予約機能
時間を予約してユニットを出兵させられる機能が追加される。設定した時間になると、予約したユニットが自動的に出兵するため、忙しくてログインできない人や、仲間と時間を合わせて軍事作戦を行いたい人にとって便利な機能となるだろう。
UIデザインリニューアル
画面全体のユーザーインターフェース(UI)デザインを変更される。こちらはシーズン開始直後に実装し、シーズン中にも随時対応していくとのこと。
新登場キャラクター「アンジー」
また、4thシーズンの途中で追加される予定のナビゲートキャラクター「アンジー」の姿も公開された。
「ゴッドイーター2」「アイドルマスター」など4作品とのコラボが決定
「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」
続いて、「サムライ&ドラゴンズ」ではおなじみとなった、さまざまな作品とのコラボレーション情報が公開された。まずは、コーエーテクモゲームスが2013年9月5日に発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」とのコラボレーションが決定。
会場にはプロデューサー・早矢仕洋介氏が登場し、コラボレーションの内容を発表した。早矢仕氏によると、「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」のファイターたちが、カードとして登場するという。会場のスクリーンには、リュウ・ハヤブサやかすみなど、合計10枚のカードが映し出されていた。
また、「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」に魔獣カード「あやね」のコンテンツキーを同梱することも発表された。
「英雄伝説 閃の奇跡」
続いて、日本ファルコム代表取締役社長・近藤季洋氏が登壇し、自身がプロデューサーを務める「英雄伝説 閃の奇跡」が「サムライ&ドラゴンズ」に参戦することを明かした。
このコラボでは、「英雄伝説 閃の奇跡」の主人公が所属するトールズ士官学院の「特科クラス《VII組》」のメンバーがカードとなって登場する。
近藤氏は本コラボに関して「『英雄伝説 閃の奇跡』は続編ものでありながら、ルーキータイトルとしても楽しめる内容になっています。今回のコラボレーションで興味を持ってもらえたら、ぜひ手にとってほしいと思います」とアピールしていた。
「ゴッドイーター2」
3つ目のコラボレーションとして、PS Vita/PSP用ソフトとして制作が進んでいる「ゴッドイーター2」のキャラクター、および敵として登場するアラガミがカード化されることが明かされた。
会場には本作のプロデューサーであるバンダイナムコスタジオ・吉村広氏が登場。吉村氏は今回のコラボレーションに関して「『サムライ&ドラゴンズ』はPS Vitaのネットワークを利用したゲームですし、『ゴッドイーター2』とは仲間みたいなものだと思っています。そんな作品とコラボできることを嬉しく思っています」と語った。
なお、本コラボで登場するカードの登場時期は現在検討中とのことで、第1弾、第2弾と複数回に分けて展開するそうだ。
「アイドルマスター」
最後にバンダイナムコゲームスの「アイドルマスターシリーズ」総合プロデューサー・坂上陽三氏が登壇し、「アイドルマスター」のコラボレーションカードを発表した。
このコラボレーションでは、GREEにて配信中の「アイドルマスター ミリオンライブ」のアイドル、全50人が一挙に登場するという。「ミリオンライブ」のキャラクターカードは、4thシーズン開始と同時に、全ユーザーが無料で入手できるという。
さらに、6月中旬に実施するアップデートのタイミングで「アイドルマスター2」のカードパックを販売するそうだ。
ちなみに、山田氏は「アイドルマスター」の大ファンで、特に我那覇響がお気に入りとのこと。山田氏は「響のカードで戦っている人がいたら、それは僕かもしれません」と話し、会場の笑いを誘っていた。
「シャイニング」シリーズとのコラボが決定!さらに新主題歌の情報も
他社作品とのコラボレーション情報が公開されたあとは、セガ内でのコラボレーションとして「シャイニング」シリーズのカードの実装が明かされた。今回登場するのは「シャイニングフォースイクサ」「シャイニングフォースフェザー」のキャラクターカードだ。
さらに、「セガ ハードガールズ」の新展開として「Model」シリーズや「NAOMI」などのアーケード基板、「ジェネシス」「テラドライブ」「ビジュアルメモリ」「ロボピッチャ」といったハードが擬人化され、ゲーム内に登場することも決定した。イラストを担当するのはもちろんKEI氏だ。
この情報に関連して、電撃文庫にてセガの歴代ハードを題材にした小説「現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと」が展開されることが明らかになった。こちらは師走トオルしが執筆を担当し、6月10日に発売予定の「電撃MAGAZINE Vol.32」より連載がスタートする。
そして発表会の最後に、新テーマプロジェクトの始動が発表。今回のテーマソングを歌うのはリア・ディゾンさん。楽曲は90年代の音楽シーンを代表するプロデューサーが担当するとのこと。制作の様子は公式サイトで確認できるので、こちらもぜひチェックしよう。
http://samurai-and-dragons.sega.jp/themesong/
ファンミーティングの発表内容は以上となるが、山田氏、早矢仕氏、近藤氏、吉村氏、坂上氏の5名に、イベントを終えての感想や、コラボレーションの経緯などを聞くことができたので、その内容を紹介しよう。
ファンミーティング終了後のインタビュー
――まずは、今回のコラボレーションに関してどのような印象をお持ちですか?
早矢仕氏:「DEAD OR ALIVE 5」ではセガさんの「バーチャファイター」シリーズをコラボレーションしていました、「DEAD OR ALIVE」ファンと「バーチャファイター」ファンの新しいコミュニケーションも生まれているんです。
そこでコラボレーションはファンの方々が交流するきっかけになるのだと強く感じまして、「サムライ&ドラゴンズ」とのコラボレーションもやってみようと考えました。
近藤氏:私たちは数年前からPSPを中心としたコンシューマでの展開を強化していまして、今回の「英雄伝説 閃の奇跡」はPS3とPS Vitaで発売します。
私たちソフトメーカーは、ソフトを発売するハードが盛り上がって欲しいと、当然のことながら考えていますし、その中で私たちに何ができるかを常に考えています。その一つの答えとして他作品とのコラボレーションがあったのです。
吉村氏:「ゴッドイーター2」はユーザーさん同士のマルチプレイが魅力のタイトルですし、コミュニケーションが生まれやすいゲームです。また、私たち開発陣とユーザーさんのコミュニケーションも重要になるタイトルだと思っています。
その中で今回のコラボレーションは、これまでとは違ったユーザーさん同士のコミュニケーションが生まれる要因になると思いますし、期待しています。
今後は「ゴッドイーター」ファンと「サムライ&ドラゴンズ」ファンの方々が集まって、両方のゲームを交互に遊んでもらえたらと思います。
坂上氏:「アイドルマスター」のアイドルたちは、オファーさえあればそこに出向いて、その場を盛り上げることが仕事だと思っています。そういう意味では、今回のコラボレーションの話をいただいたときも、二つ返事で「やりましょう」と答えましたね。
山田氏:錚々たるタイトルとコラボできて本当に嬉しく思っています。私たちとしては、純粋に皆さんと面白いことができればと思ってお声がけしています。ゲーム会社に務めている人は皆さんが「面白いことをやりたい」と思っているはずですし、「サムライ&ドラゴンズ」が、そう思っている人たちのハブの役割を果たせればと考えています。
――ひとつの作品が長く愛されるための秘訣はなんだと思いますか?
早矢仕氏:ファンの方の期待に応えることと、期待を超えることの両方をやっていくことが大事だと思います。
近藤氏:私は「イース」と「英雄伝説」を先代から受け継いだのですが、その時に「プレイしている側が飽きないことが大切」だと言われました。加えて、どんな作品にも外せないコンセプトがあって、それを踏まえたうえで、時代のニーズに合ったチャレンジもするというバランスが重要だと思います。
吉村氏:私たちが大切にしているのは、常にユーザーさん本意であることです。開発時にはさまざまな苦労が生まれますが、その苦労を絶対にユーザーさんに押し付けないこと、そして、ユーザーさんが望むものをしっかりと作るため、絶対に妥協しないことを心がけています。
坂上氏:「アイドルマスター」はずっと「怖いものはない」というスタンスで展開してきたシリーズです。1年1年を新人のつもりで挑戦してきていますし、そのスタイルが、8年続いた秘訣なのかと思います。
――「サムライ&ドラゴンズ」とコラボレーションするゲームは戦う要素のある作品が多いですが、「アイドルマスター」はかなり異質ですね。
山田氏:カードバトルがアニメーション化するタイミングですし、ユーザーさんにも喜んでもらえるかなと思ったんです。「サムライ&ドラゴンズ」はユーザーさんの思いをぶつけられる場所ですし、縛りがないことが本作の良いところなので。
坂上氏:アイドルって、バラエティ番組やドラマに出るじゃないですか。今回のコラボはそういったテレビ番組に出演することと同じ感覚だと思います。歌をうたうこともあれば、時代劇に出ることもあります。今回のコラボも、アイドルたちが活躍する場を広げる良い機会だと思っています。
――各タイトルのPRや、ファンの方へのメッセージがあればお願いします。
早矢仕氏:「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」は、ちょうど4thシーズンが行われている9月5日に発売予定です。格闘ゲームを遊び慣れていない人でも楽しめる作品になっているので、ぜひ手にとってもらえたらと思います。
近藤氏:シリーズで初めてPS3とPS Vitaで発売される「英雄伝説 閃の奇跡」は、私たちの中でも最大の挑戦をした作品になっています。また、PS Vita史上を盛り上げたいという気持ちもあるので、「サムライ&ドラゴンズ」とともに遊んでくれたらと思います。
吉村氏:「ゴッドイーター2」に関しては、6月8・9日に体験会を開催します。そこでユーザーさんから意見をいただきながら、さらに制作を進めるつもりです。ユーザーさんの期待を大きく上回る出来になりつつあるので、楽しみに待っていてください。
坂上氏:今年は「アイドルマスター」の劇場版を公開する予定です。これ以外にもハードやメディアの枠を超えた展開をしていこうと考えています。直近ですと3月に「アイドルマスター ミリオンライブ」の配信を開始しましたが、家庭用ハードでもいろいろなタイトルを登場させていきたいですし、頑張っていきたいと思っているので、ぜひ皆さん「ゴットイーター2」を買ってください(笑)。
山田氏:「サムライ&ドラゴンズ」は6月7日から4thシーズンが始まります。ユーザーさんの要望には細かいところまで応えていきたいので、ぜひさまざまな意見を送ってもらえたらと思います。また、4thシーズンのさらに先の仕込みも始まっているので、今後の展開にもご期待ください。
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