1万本以上のゲームを所持しているゲームコレクターの酒缶さんが、ゲーム関係の方にインタビューを行う連載企画「ゲームコレクター・酒缶のスーパーリコレクション」。連載第7回目は、多数のゲーム番組に出演されている古川小百合さんへのインタビュー前編をお届けします。

偶然見つけた「ゲーム島」というサイト。よく見てみると、古川小百合さんという方のサイトっぽいけど、どんな活動をしている人なんだろう? 興味を持った途端に話を訊きたくなったので、早速取材を申し込み、古川さんの所属するケイダッシュステージを訪れました。

今回のリコレクター:古川小百合氏

芸能界、声優界きってのゲームマニア。MONDO21の「ゲームレコードGP」ではアシスタントMC、「BANDAI NAMCO LIVE TV」ではMCとして、ゲームの知識と腕前を発揮し、日経トレンディネットでは2011年と2012年に東京ゲームショウ速報ナビゲーターを務め、2012年6月より「ゲーム島」の島主としてネットに漂流している。

Twitterアカウント:https://twitter.com/furukawasayuri
「ゲーム島」:http://gamejima.com/

酒缶:取材をお願いした直後、6月4日放送の「お願い!ランキング」の「ファミコン スゴ技道場」に出演されていましたよね? 「熱血高校ドッジボール部 サッカー編」で「理論上最速でゴールにシュート」という技を披露されていましたけど…。

古川小百合氏(以下、敬称略):私はああいう技をみんなで出来たらいいな、と思っているんです。あの技は1回覚えちゃえばみんなすぐにできちゃう技なんですよ。ただ、知らないで遊んでいる子もいたはずですし、知って遊んでいた人には思い出してもらえたらいいな、と。

酒缶:調べてみたら、「ゲーム島」というサイトでも映像を載せられていましたよね。

古川:そうです(笑)。私は男の子が出来たらカッコイイ技をモテ技と呼んでいて、そのモテ技の例として披露しています。実際の撮影では何回か失敗しています。

酒缶:番組でも最初は失敗していましたけど、「ゲーム島」の映像でも、最初のシュートは外れていましたよね?

古川:そうですね。あまりにも速くて、実は1発目が得意で、2発目くらいから辛くなります。でも、一瞬だから…あ、言い訳になっちゃう(笑)。

酒缶:で、「ゲーム島」の話をお伺いしたいんですけど、そもそも「ゲーム島」というのは何なんですか? サイトの方には、「ゲーム伝道師・古川小百合のやり込み動画マガジン」という結構長いサブタイトルが付いていますけど。

古川:アンジャッシュの児島さんの「こじまーじゃん」というサイトがあるんですけど、それのゲーム版を一緒にやりませんか?と誘われたのがきっかけで始まったサイトです。「ゲーム伝道師」という言葉は「ゲームエンタ」の担当さんが「ゲーム伝道師という言葉が合うんじゃないか」と言ってくれたので、それを引用させていただきました。

酒缶:「ゲーム島」には、どのようなきっかけで誘われたんですか?

古川:23歳くらいの時に、Xboxにハマっていた時期があったんですね。中二病を発症して、「プレステよりもXboxやってる私、かっこいいわ」みたいな。

酒缶:(笑)。

古川:…そこまでじゃないけど(笑)、本当にFPSにハマっていって、オンライン対戦って、今だと、「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」とかありますけど、当時は、機械VS機械というのは「バーサス」シリーズぐらいしかなくて、格闘ゲームは逆に難し過ぎるし……その時にFPSはまだ日本人には流行ってなかったし、ブームが来そうで、遊んでみると勝てたり勝てなかったりのせめぎ合いがあったので、ものすごくハマっていったんですよ。PSよりもXboxから先にやり始めたので、Xboxのコントローラに慣れてしまって…。

酒缶:コントローラを持つ感覚が違いますし、AボタンとかBボタンの配置とか…。

古川:そう。そこが一番嫌です。よく間違います、ホントに(笑)。実は最初に「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」のXbox360版を買ったんです。北米版をメッセサンオーで買ったんですけど、どうして北米版を買ったかというと、飛行場のシーンが日本版ではカットされていたので、それを見てやろうと思ったんです。

酒缶:カットされた理由は暴力表現的なところですかね。

古川:そうです。暴力表現がカットされていたから、それを見てやろうと思って…。だけど、英語がよくわからないから、Xbox360のローカライズされているモノを買って遊んでいると、その頃に「コール オブ デューティ」のイベントをやる話があり、PS3版が使われることがわかったので、今度はPS3版を買ったので、うちには「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」が3本あるんですけど、こういうゲームの話が通じる方がいて、他のFPSの話や「ギアーズ・オブ・ウォー」などの話にガンガン乗ってくれて…。

酒缶:古川さんは女性にしては珍しくマニアックですからね。

古川:その時は珍しかったと思います。それからしばらくしてから、その方に「「ゲーム島」をやらない?」と誘ってもらいました。

酒缶:なるほど。それで古川さんが島主なんですね。ということは、最初から古川さんじゃないとできない企画として「ゲーム島」のサイトが始まったんですね。

古川:基本的には…いや、基本的にはじゃないな。全部自由にやらせてもらっていて、だから、私が書いている文章は誰も変更することが出来ないんです。私しか書けないんです。でも、書くのってそんなに得意な方じゃないんです。酒缶さんみたいになれたらいいけど…。

酒缶:ボクも書くのは得意じゃないですよ。

古川:(笑)じゃ、よかった。同じです。やっぱり、何も考えずにゲームをしたいですよね。ここが面白かった、とか、ここ面白くなかった、とか気にせずに…。

酒缶:だから、ゲームを終えてから文章を書くんだけど、書く時にはプレイ中に思っていたことを全部忘れていたりしますよね。

古川:そう! 遊んでいる時の感覚は一瞬一瞬違うんですよね。ときめきとか、心臓を鷲掴みにされたような気分とか、全く違うのに!

酒缶:かと言って、プレイ中にメモを書いていると、遊ぶ感覚が変わっちゃいますもんね。

古川:そうそう。そうなですよ。そのつながりがなくなっちゃうから…。だから、あまり考えないようにしているんですけど……気軽に考えるようにしてから書きやすくなったかなぁ。結局、何を言いたかったかというと、ブログを書くのに時間が掛かってしまうので、楽しみにしてくれている人たちがいるのにお待たせしてしまうから…。

酒缶:それで、「ゲーム島」にはKAYO-MAXXさんの漫画やゲーマー主婦Mioさんのブログがあるんですね。

古川:はい、KAYO-MAXXとは17歳の夏にガッツリと「ときメモガールズサイド」を一緒にやった仲なんです。本当に貴重な乙女の年を…女子高だったということもあるんですけど。Mioちゃんは中学校の時の友達です。Mioちゃん、面白いんだよなぁ。

酒缶:「ゲーム島」には「ゲーム好きな女性が無人島に漂流する」というコンセプトがあるので「男子禁制かな?」と思っていたんですけど、最近は男の人も誘いこんじゃってますよね?

古川:「ゲームレコードGP」の時からフジタくんとかアキラボーイさんのことをすごいと思っていたので、「一緒にやりませんか」とお誘いしたんですけど……やめた方がいいのかな(笑)。どうしよう。

酒缶:(笑)もう島に入っちゃってますもんね。でも、いっぱい更新があるといっぱい人が見に来るようになるからいいんじゃないですか?

古川:そうですね。できるだけ更新しないといけないですね。私は一記事書くのに4時間くらい掛かっちゃうので、その時間の分、人生を損しているんですよ!

酒缶:カメラの前で感想を言って、その映像を掲載しちゃえばいいんじゃないですか?

古川:そうそう。本当そうです。その時思った感想を自分で映像を撮って流したいですね。

酒缶:「ゲーム島」で公開されている映像って、今年のモノがないような気がするんですけど。

古川:なかなかスケジュールが合わないので、次はおそらくゲームショウになると思います。ただ、「ゲーム島」の今後の展開には楽しみなところがあります。

酒缶:わかりました。楽しみにしておきます。で、話は変わりますけど、昨年DVDにもなっている「ゲームレコードGP」にアシスタントMCとして姫の格好をして出演されていましたよね。

古川:姫の格好、してましたね。

酒缶:アシスタントなのに、ゲームに挑戦していましたよね。

古川:番組では、使用するタイトルの説明をした後、どのような挑戦になるか説明するためにテストプレイをしていました。こういうゲームで、普通の人がやったらこうやってミスをしちゃいますよ、というのを見せるんですけど、ちょっとでも上手く見せたかったんです。ファミコンのゲームって、一瞬でも気が緩むと本当にお亡くなりになられるんですよ。

酒缶:(笑)あまり丁寧に言われても…。

古川:簡単に自機が損失してしまうんです。その後、何十人という人が同じ面を挑戦するのに、簡単に死んでしまうとみんなの空気が悪くなるから、1発で決めてやろうと思うんです。

酒缶:やっぱり、ああいう番組の場は緊張するんですか?

古川:場所が変わると緊張しますよね。「ゲームレコードGP」では、舞台が中野だったり高円寺だったり、毎回場所が違っていたので、緊張しました。

酒缶:普段使っているコントローラと番組で用意しているコントローラでは、クセが違うじゃないですか。十字ボタンがちょっと甘いとか。

古川:わかります。自分のコントローラを持っていきたいんですよね。バネの感じとか、柔らかさとか、すっごく重要で、ちょっとでも操作するタイミングが違うと、敵の出方が変わってくるので。

酒缶:番組で使用するゲームが決まると、MCにも情報が入ってくるんですか?

古川:作家さんに「できるだけ早くどのタイトルを使うか教えてください」と頼んでいました。1回の収録で2本ずつ、4本のゲームを使うので、教えてもらったら1ヶ月間練習していました。自分で練習しておくと、他の人のプレイを見た時に「こっちのルートから行くのか!」という発見があって嬉しかったりするんです。「こっちの方が速いよ!」とか「私の方法の方がいいよ!」とか思えたり…。それから、いつ発売されて、その当時は何万本売れた、とか、勉強しました。裏ワザとか、知れば知るほどみんなのプレイを楽しく見れるんです。ファミコンが発売された時って、私は…生れたて?

酒缶:生まれる前じゃないですか? ファミコンは1983年に発売されています。

古川:ファミコンが発売された後に私が生まれてたので、当時はそんなに沢山ファミコンには触れてないんですよ。お兄ちゃんがやっているのを見るくらいかな? だから、「ゲームレコードGP」に関わったのは21歳か22歳の頃だと思うんですけど、ファミコンを知ることが楽しくてしょうがなかったんですよ。何でこんなにシンプルなのに難しいんだろうって。

酒缶:古川さんの公式プロフィールに「ゲーム特技」が書いてありますけど、あの特技は「ゲームレコードGP」をやっていたときに身に付けた特技なんですか?

古川:ファミコンのはそうですよ。「クルクルランド」も「からくり道中」もそうです。

酒缶:「からくり道中」は「ゲームレコードGP」のDVDに収録されていましたね。「からくり道中」では、通行手形を3枚手に入れて関所に行くとステージクリアになり、通常はマップ上で3つの通行手形を見つけるんですけど、お店で通行手形を買うとショートカットになるんですよね。古川さんは通行手形を1枚買ってゴールしていたけど、他の人はみんな通行手形を2枚買ってゴールしてました。

古川:そうそう。やり方が違うんですよね。「くっそー」って、キリキリさせながら見てました。その時に身に付けた特技なんです。

酒缶:「クルクルランド」とかも?

古川:「クルクルランド」も大人になってから出会いましたね。面白いんですよ。このキャラクター、こんなに簡単そうな印象なのに、棒を掴むことが難しいなんて全く思ってなかったんですよ。でも、ハマりました。これが一番ハマったかな。女の子はみんな好きなんじゃないかな。この難しさが伝わらないのは歯がゆいですよね。

酒缶:なるほど。「ゲームレコードGP」がファミコンで遊ぶきっかけだったのでファミコン歴が8年なんですね。じゃ、「ゲームレコードGP」でファミコンに触れてなかったら、ファミコンまで遡ることがなかったということですか?

古川:そうだと思います。私は最新のゲームがすごく好きなので。雑食プレイヤーです。

酒缶:でも…古川さんが生まれて初めて触れたゲームは…。

古川:「インベーダー」です。

酒缶:…世代的に合わないですよね。

古川:あのー(笑)、そうなんです。1979年にインベーダーハウスのブームがあって、父親が当時色々とお店をやっていたんですけど、その中の一つに長崎大学の近くでやっていたカウボーイハウスみたいなイメージのバーがあったんです。その店にはテーブルがいっぱいあって、大学生がワーッと遊びに来れる状態だったんですけど、「そのテーブルをインベーダーゲームに変えてあげたらみんな喜ぶんじゃないかな?」という思いからインベーダーハウス兼バーになったんですけど、インベーダーブームが過ぎて、お店に10台くらいあった筺体のうち4台が家のリビングに入ってきていて、テーブル代わりだったんです。

酒缶:リビングに4台も! すごいですね。いつでも遊べるような状態だったんですね。

古川:いつでも遊べる環境でしたね。お金を入れたらお金が底から出てくる、という感じでした。

酒缶:じゃ、本当にゲームを意識しなくても、自然とゲームで遊んでいたんですね。

古川:とりあえず家にありました。一時期、筺体が家の中にあったら邪魔だからと言って母が外に置いちゃったんですけど、雨とかにさらされた後でも全然電源が点くんですよね。いい子だねぇ。小さい頃に筺体との出会いがあったから、ゲームがうちにあることも自然で、私は中学で東京に出てきたんですけど、学生の頃もゲームセンターに行くのが怖いというイメージもなく、よく三軒茶屋の半地下のゲーセンに行っていたこともありました。

酒缶:ゲーセンには普通に行っているんですね。

古川:そうですね。その頃のゲームセンターはもっと暗いイメージだったけど、それが良かったです。大人になれた感じもするし。それの影響で今も筺体を家の中に置いています。

酒缶:この写真の筺体ですよね。これが部屋にあるんですか?

古川:えへへへへへ。そうそう。筺体があると落ち着くんです。カプコンのミニキュートなんですけど、CPシステムには電池に寿命があるので、あんまり起動させたくないんですよ。

酒缶:筺体はアロマみたいなもんですか?

古川:そうです。私の一番印象に残っているファミコン系のゲームは「戦場の狼」かもしれないです。二十歳くらいの時にミニキュートが家にあって、「戦場の狼」ばかりやっていました。今では、友達が来た時にしか起動しませんけど、遊んでもらえると幸せです。

酒缶:なるほど。この写真の状況に至るまでの話をお願いしたいんですけど、子どもの頃によく遊んだゲームってどんなタイトルがありますか?

古川:幼稚園の頃は「ドラえもん 迷宮大作戦」ばっかりやっていましたね。このゲームって、文字にすると恐いんですよ。

酒缶:穴を掘って敵を穴に埋めて…。

古川:そう。ドラえもんが自らの手でぐわーっと土を掘って、敵を穴に封じ込めて、お墓をがーっと立てて、「げっへっへっへ、ぼくドラえもんです」みたいな。そういうところがあるので…、でも自分が穴に埋まることもあったような気がする。

酒缶:穴に落ちちゃうこともありますよね。

古川:そうそう。バタバタしていた気がします。お母さんもお兄ちゃんもみんなでほのぼのとしながらやってました。

酒缶:今の話を訊くとほのぼのとは(笑)。ということは、その頃からPCエンジンとゲームが家にあったんですね。

古川:そうそう。自分で買ったんではなくて、家にあったんです。ファミコンも家にあったんですけど、私はプレイしてなくてお兄ちゃんがものすごくかっこよく見えるモノでした。

酒缶:お兄さんはゲームが上手かったんですか?

古川:「グラディウス」とかやったりすると、「お兄ちゃんってすごいな! カッコイイな!」って。ゲームが上手な男の人のことをカッコイイと思う女の人って、お兄ちゃんがいる人が多いかもしれないな。本当にかっこよく見えるんですよ。シューティングの上手い人とか。だから、幼稚園の頃は「ドラえもん」に走ったのかな? この頃は上手くなりたいという欲求はなかったですね。

酒缶:ただ、穴に埋めて楽しいな、って。

古川:そう、穴に埋めて楽しいなって。そう。正義感を持ってね、仲間を助けるんだ、という気持ちで。やっぱり、ちっちゃい頃ってこういうのが好きなんだな、と改めて思いました。キャラクターモノが好きなんだな、って。だから、イマドキだったら「ワンピース海賊無双」とかやっぱりすごく好きでしょうね。ハマるでしょうね。「ナルティメットストーム」とか超楽しいんだろうな、って感じです。それと同じ感覚なんだと思います。「ドラえもん 迷宮大作戦」は神ゲームだと思います。

酒缶:そして、小学生になると…。

古川:「スーパードンキーコング」ですね。これは当時の私の世代の小学生達はみんな持っていました。この後、NINTENDO64が出て、「マリオカート64」をみんなで遊ぶみたいな流れがあったんですけど、うちにも友達のうちにも「スーパードンキーコング」があったので、必ず遊ぶことになるんです。どうしてこんなに好きだったのか、理由はわからないんですけど。

酒缶:面白いけど、難しいゲームですよね。

古川:面白くて難しくて、あと、キャラクターが濃くて、音楽も良かったです。音楽が軽快でどんどん進めていきたい「スーパーマリオ」みたいな魔法がありますね。ずーっとのめり込んでいって、次に進みたくなる気持ちがありました。中高生の頃に比べると、幼少期はそこまでがっつりとした記憶はないんですけど。ゲームをしないと死んでしまうようになったのは中学生になってからですね。

酒缶:逆に、小学生の時はテレビゲーム以外によく遊んでいた遊びはありましたか?

古川:高鬼が好きで、高いところにいると鬼に捕まらないんですけど、ある日、30cmくらいの高さの台から降りた瞬間に左足を複雑骨折したんです。

酒缶:えーー!!

古川:ということがあってから、ゲームをするようになったな。怪我きっかけで外で遊べなくなったから。

酒缶:では、子どもの頃は活発な外遊びをしていたんですね。

古川:そうですね。両親は忙しかったので、1人で山の方に行って、ずーっと、土を掘り続けるとか…あっ、それ、多分、「ドラえもん 迷宮大作戦」の影響があるのかもしれない。

酒缶:(笑)人を埋めないでくださいね。

古川:埋めないです(笑)。あと廃墟…戦後手を付けられていないような廃墟には、色んなものがいっぱい落ちているので、タイヤとか拾ってきてそれを組み立てて1人「マインクラフト」をやってましたね。

酒缶:(笑)その頃はまだ「マインクラフト」はないでしょ!

古川:(笑)ここが台所、とか、落ちている物を使って、自分の家を作ったりとかするくらい、外が好きでしたね。外で“1人”で遊ぶのが好きでした。

酒缶:1人?

古川:1人なんですよ。でも、1人で遊んでいたのは、小4くらいまでですね。5、6年くらいになると、友達と「スーパードンキーコング」で遊んでいましたね。そのときはかすみちゃんという友達と一緒にやっていたんですけど、彼女も男の子みたいな感じだったかな? ショートカットで。小学校の高学年になった頃から男の子と折り合いがつかなくなった時期だったので、女の子と遊んでました。

酒缶:なるほど。そして、中学生になると、遊ぶゲームの傾向がだいぶ変わりますよね?

古川:「ときメモ」や「サクラ大戦」ですね。中学校1年生の冬に一人で東京に出てきて、友達はわりかしすぐにできたんですけど、住んでいる寮では友達を泊めることも遊びに来てもらうことも禁止だし、7時以降は外出しちゃいけなかったし、仕事もしていたし、宿題もあったから、なかなか友達と遊べなくて…だから、家の中で友達と遊んでいたんだと思います。さくらとかアイリスとかと……急に何かに目覚めたかのようにゲームしかしないという日々が始まりました。

酒缶:(笑)ゲームの中の友達と遊んでいたんですね?

古川:そうですね。アイリスみたいな妹が欲しいな、とか思ったりしたな。うん。「ときメモ」は、「タクティクスオウガ」を買おうかと思って迷っていて…。

酒缶:「ときメモ」と「タクティクスオウガ」だとだいぶ方向性が違いますけど…。

古川:(笑)色んなゲームで遊んでいたんですけど「タクティクスオウガ」を買おうと思ってお店に行ったら、ときめきメモリアルが置いてあって、最後の一本だったのかな?

酒缶:「サクラ大戦」がセガサターンで、「ときめきメモリアル」がプレイステーションですよね。当時から、ゲーム機を揃えていたんですね。

古川:買ってました。誰にも何も言われなくてゲームができるので(笑)。それと、自分で自由になるお金が手に入ったんです。そんなにいっぱい貰ったわけじゃないけど、初めての給料でセガサターンとプレステを買ったんですよ。自分用のを!!

酒缶:(笑)。まぁ、一人暮らしだから、当然、自分用ですよね。

古川:ただひたすらに遊んでいました。よく歯止めがきいていたな、と思います。宿題とか完璧にこなしていたんですよ。よくやっていたな。芸能に関してじゃなくて、ゲームに関してですけど、よくやめれたな、ちゃんと寝ていたんだな。いつやめ時があったんだろう?

酒缶:一方、「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 十勇士陰謀編」は女性が好みそうなキャラクターゲームですけど…。

古川:「るろ剣」に関しては、何の前情報もなく買いました。アニメを見ていたわけではなく、まず、そこにあったから買ったんです(笑)。そして、プレイしていくうちに、RPG要素と対戦格闘をやっている風の要素があるゲームだとわかりました。私が初めてガッツリRPG要素と向き合ったのが「るろ剣」だったんですよ。それで、今、家にいるのに、外で赤べこ屋さんや長屋に行けるし、山にも行けるし、すごい幸せなんです。で、戦闘ではじゃんけんぽいみたいな感覚で上段中段下段の読み合いっこがあり、そこは格ゲーよりも簡単ですっごくハマったんですよ。どれくらいハマったかというと、本当に剣心をとにかく好きになって、赤ベコとか全部の情報をゲームで知った状態で、アニメを見始めたんです。

酒缶:(笑)あれっ? 逆では…。

古川:そうすると、スルスルと入ってくるんです。「あっ、この街見た見た! 長屋だ!」とか「赤べこだ!」とハマっていって、剣心の声をテープに録音して、再生しながら寝るという感じでした。

酒缶:このゲームでも恋をしていたんですね。

古川:恋をしました、剣心に。ゲームから始まった恋です。初めての…。

酒缶:同意していいのかわからないんですけど。

古川:(大笑)。でも、本当に信じられないくらい好きになりました。それで、詩織ちゃんとかさくらちゃんとかも、きっと、そうだな。「ときメモ」の方だと色んな街に遊びに行って。

酒缶:デートイベントですよね。

古川:家に居ながらデートをしに行くのが嬉しかったんだと思います。相手は女の子だし、仲良くすればいいことをやってくれるけど、ちょっとだけキツいことを言ってくるんですよね。「連絡してこないで!」とか言われると、当時は本当に傷付きました。でも、さくらとかはそんなことは言わないからな。「サクラ大戦」のメンバーは、私に対してみんな優しかったです。

酒缶:まぁ、仲間ですからね。

古川:そう。仲間という楽しさを。だから別モノだな。「るろ剣」と「サクラ大戦」が一緒で、「ときメモ」だけちょっと違う、という感じかな。

酒缶:んーー、ここまでの話からまだこの部屋のイメージに繋がらないんだよなぁ。

(インタビュー後編へ続く。後編は来週7月21日に掲載予定です)

プロフィール
酒缶(さけかん)/ゲームコレクター

1万本以上のゲームソフトを所有するゲームコレクターをしつつ、フリーの立場でゲームの開発やライターなど、いろいろやりながらゲーム業界内にこっそり生息中。ゲーム関係者へのインタビューをまとめた電子書籍「ゲームコレクター・酒缶のファミ友Re:コレクション」を展開中。関わったゲームソフトは3DSダウンロードソフトウェア「ダンジョンRPG ピクダン2」など多数。価格コムでは、ゲームソフトとAndroidアプリのプロフェッショナルレビュアーを担当している。

■公式サイト「酒缶のゲーム通信」
http://www.sakekan.com/

■twitterアカウント
http://twitter.com/sakekangame

■電子書籍「ゲームコレクター・酒缶のファミ友Re:コレクション1」
http://www.amazon.co.jp/dp/B008GYU7B4/

■電子書籍「ゲームコレクター・酒缶のファミ友Re:コレクション2」
http://www.amazon.co.jp/dp/B00CJ320S6/

■電子書籍「ゲームコレクター・酒缶のファミ友Re:コレクション3」
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DI3T160/

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