対戦・協力プレイの新要素も判明―遊びの幅がさらに広がったPS3/Xbox 360/PC「DARK SOULS II」ネットワークテストの先行プレイレポートを紹介

プレイレビュー
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フロム・ソフトウェアは、2014年3月に発売予定のPS3/Xbox 360/PC用ソフト「DARK SOULS II」について、ネットワークテスト版の試遊体験会を実施した。

今回の体験会は、9月29日よりPS3で実施されるネットワークテストに先駆けて行われたもの。ネットワークテストは本来、サーバーの負荷や、多人数プレイで発生するトラブルを検証するためのものだが、「DARK SOULS II」の醍醐味のひとつである、他プレイヤーとの対戦、協力プレイを一足早く楽しめるということで、多くのファンから高い注目を集めている。

ネットワークテストでプレイできるのは、本編の中盤に相当するフィールド「狩猟の森」で、周囲が見渡せないほどの暗闇と、死と隣り合わせの崖が特徴となっていた。プレイを始める際はウォリアーやソーサラー、テンプルナイツなど全6種類の職業から選択することになる。逆にキャラクタークリエイトは省かれているそうだ。

前作と同様の装備で挑戦できる職業から、本作で新たに登場した二刀流を試せるものもある。装備している武器によって多種多様な剣戟アクションが行えるので、ネットワークテストに参加する人は、いろいろと試してみてはいかがだろうか。

とはいえ、「狩猟の森」は暗闇がどこまでも続いており、松明の装備は必須。両手に武器を持って戦うのは困難を極めるので注意が必要だ。かくいう筆者も、ゲームを開始してからわずか5秒で崖に落ちて死亡してしまった。

また、登場する敵も相変わらず強力で、巧妙な配置でプレイヤーに襲い掛かってくる。このあたりの難易度は前作と同様で、少しずつ歩を進めて、マップの地形や敵の攻撃モーション、配置などを覚えていく必要がある。

そのほかにもアイテムを取っている隙に囲まれたり、橋を下ろすための仕掛けがあったりと、「DARK SOULS」シリーズらしいトラップがところ狭しと用意されている。道の途中には骸骨が蠢く洞窟などの寄り道もあり、オープンワールドの一端を感じることができた。

対戦・協力プレイの新要素を紹介

ここからは、ネットワークテストのメインである、対戦・協力プレイの新要素を紹介していこう。

まず、他プレイヤーにアドバイスを送る血文字は本作にも搭載されているが、書くためにはアイテムを使用せず、システムメニューから行うように変更された。これによりアイテムのストッロがひとつ増えるため、前作よりも攻略の幅が広がっている。

仕様に関しても若干の変更があり、血文字によるアドバイスが評価された場合は、書いたキャラクターの体力が回復するようになっているので、ソロプレイ時におけるメッセージの重要性は高くなりそうだ。

死んだ他プレイヤーの動きを確認できる幻影も、前作と同じ形で搭載されている。ちなみに、本作はサーバーベースでのネットワークプレイとなるので、血文字や幻影を確認できる場面はより増えてくるだろう。

前作では亡者にデメリットがほとんどなかったが、本作では亡者でも他プレイヤーに侵入されるほか、死亡するたびに最大ヒットポイントが減少していく。さらにビジュアルに関しても、死亡すると徐々に変化していくとのことだ。

なお、「人の像」というアイテムを使うことで、すぐに生者へ復活することが可能。このアイテムは若干入手しにくいものの、篝火が不要になるため、活用する機会は多くなるだろう。

他プレイヤーとの協力プレイにも変更点があり、今回は制限時間制となっている。以前は死なない限り共に行動できていたが、この限時間制によって、どこで召喚するかも重要な攻略ポイントになる。サインを書くためのろう石には、通常のもののほかに小さいサイズもあり、こちらを使うとより制限時間がさらに短くなる。こちらは、ボスの直前で使用するなどの使い道が考えられる。

時間や敵を倒す数に制限がかかることにより、今まではダンジョンの入口付近に固まるがちだった召喚サインが、さまざまな場所で見られるようになるのではないだろうか。

さらに大きな注目点として、前作からさらに強化された「誓約」の要素がある。今回のネットワークテストでは、前作の白教に当たる「青教」、前作のダークレイスと同様の存在である「血の同胞」、誰かに侵入された際、自動で救援として登場してくれる「青の守護者」といった誓約が存在する。製品版では、さらに多くの誓約があるそうだ。

自動救援召喚の能力を持つ「青の守護者」は、亡者でも侵入されるようになって本作にとっては、貴重な存在となるはずだ。

開発ディレクター・谷村唯氏へのショートインタビュー

試遊体験会では、「DARK SOULS II」の開発ディレクターを務める谷村唯氏に、ネットワークテストでプレイできるフィールドや、さまざまな新要素の詳細について聞くことができたので、これからプレイする人はぜひチェックしてほしい。

――遊んでみると、相変わらずの難易度の高さでしたが、これは製品版と同じ調整なのでしょうか?

谷村唯氏
谷村唯氏

谷村氏:いえ、今回はネットワークテスト用にチューニングしてあるので、製品版は若干内容が変わるかと思います。製品版ではここへ辿り着く過程で手に入れるアイテムなども違うはずなので、プレイヤーさんが感じる難易度はかなり変わるのではないでしょうか。

――本作は前作に比べて、さらに難しくなっているのでしょうか?

谷村氏:「DARK SOULS」シリーズはクリアしたときの達成感が重要だと考えていて、理不尽でもなく、温くもないという適度な難易度を目指しています。そのため、最終的には前作と同じ程度の難易度で落ち着くのでは、と考えています。

――「狩猟の森」は、製品版のどのあたりで登場するフィールドなのでしょうか?

谷村氏:あまり詳しくは言えませんが、中盤の少し前くらいに登場します。なので、全体的に見るとそこまで難しいというわけでははいです。しかし、寄り道として用意されているマップはかなり難易度が高くなっています。今回はボスを2体用意していて、寄り道のエリアにもボスは存在するのでぜひ挑戦してください。

――ネットワークテストでは、ボスを倒すところまで行けるのですか?

谷村氏:ええ。別のマップへは行けませんが、ボスを倒すところまでは体験できます。

――道がかなり枝分かれしている印象でしたが、今回もたくさんのエリアがシームレスで繋がっているのでしょうか?

谷村氏:シームレスというスタイルは前回と同じで、さまざまなルートを用意してあります。また、前作にもいくつかあった、違う世界に飛ばされるといった特殊な仕掛けも入る予定です。

――前作のネットワークプレイから、どのような改善が行われたのでしょうか?

谷村氏:P2P(ピアツーピア)からサーバーベースに変更したことで、より繋がりやすくなったことが実感できるかと思います。基本のシステムに関しては前作と同様ですが、侵入されたプレイヤーを助けに行ける「青の守護者」には注目してもらいたいですね。

――血文字に関して、ビッシリと表示されて、目当ての文字が読めないといったケースはあるのでしょうか?

谷村氏:一度に表示される血文字の数は決まっていますし、評価の高いものが優先して出てくるので、読みにくいということはないです。

――各国のサーバーは共通になるのでしょうか?

谷村氏:共通です。本作は欧米でも同時期に発売されるので、海外のプレイヤーさんと共に楽しむことができます。

――フレンドと遊びたいという要望もあったかと思いますが、このようなユーザーをフォローする予定はありますか?

谷村氏:今の段階では詳しくお話できませんが、そういった要望はありましたし、フレンド同士が示し合わすことで繋がりやすくなる仕組みを入れる予定です。普通にフレンドと楽しめるようにしようか、という意見もありましたが、「DARK SOULS」は緩い繋がりが魅力のひとつですし、少し凝ったシステムになるかと思います。

――亡者に関するシステムを大きく変更した経緯を教えて下さい。

谷村氏:ただ難易度を上げたわけではなく、「生者になりたい」というモチベーションを上げてもらうために導入しました。前作では亡者のほうがプレイしやすいケースも多々ありましたが、本作では生者の重要性がかなり上がっています。

――通常のろう石のほかに小さなサイズも登場しますが、サインは見分けがつくようになっているのでしょうか?

谷村氏:表示されるサインのサイズが変わるのですが、まだ少し分かりづらいので、改善の余地はあるかと思います。

――回復アイテムが複数用意されているのも印象的でしたが、種類を増やした理由は何かあるのでしょうか?

谷村氏:プレイの幅を広げたかった、というのが第一の理由です。前作ですとエスト瓶に頼っていましたが、今回は他のアイテムを入手することで若干ながらプレイしやすくなります。とはいえ、回復アイテムは無尽蔵に獲得できるわけではないので、使うタイミングを考えないとジリ貧になってしまいます。

ネットワークテスト版ではかなりの確率で回復アイテムが手に入りますが、本編ではそう簡単には出てこないので注意してください。

――新たに登場した回復アイテムは、回復のペースが遅いなどの特徴がありますよね。

谷村氏:やはり最上位の回復アイテムはエスト瓶なので、回復量が少なかったり、ペースが遅かったりといった弱点はあります。

――最後に、ネットワークテストに期待しているユーザーへのメッセージをお願いします。

谷村氏:難しいとは思いますが、期間中にクリアできるバランスになっているので、ぜひチャレンジしてください。

――ありがとうございました。

※画面は開発中のものです。

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