「Ryse: Son of Rome」は古代ローマ時代を舞台の壮絶な復讐劇を描くアクションアドベンチャーだ。「Xbox One」の性能を最大限に活かしたグラフィックス表現をウリにしている。
今回プレイできたのはストーリーモードではなく、他のプレイヤーと協力して、コロシアムでの激闘を生き残る「Gladiator」というモードだ。
ゲームを開始すると、画面に「Mars」や「Jupiter」といったローマ神話に登場する神々が表示され、その中から1つを選択する。それぞれに異なる特徴があり、近接攻撃力が上がったり、遠距離武器の攻撃力があがるなどの効果があった。ここは自分のプレイスタイルにあわせて最適な神様を選んでいくのが良さそうだ。
神様を選択すると準備万端、闘技場の中へと放り込まれる。石の質感まで表現されたグラフィックスは、さすが次世代機といったところだろうか。
このモードはミッション制のようで、1つのミッションをクリアすると次のミッションが発生するという仕組みになっていた。最初のミッションはウォーミングアップを兼ねて、単純に敵を倒すというもの。基本的な操作は剣で攻撃する、盾で攻撃する/構える、回避といった具合でそれほど複雑な操作は必要ない。単純に剣で攻撃するボタンを何度も押すことで自然にコンボ攻撃になっていくので、爽快感も感じられる。
ある程度ダメージを与えると敵の頭上にドクロマークが表示される。これは処刑アクションが可能になったという合図だ。このマークが表示されている敵に近づき処刑ボタンを押すと、画面はスローモーションになり、敵の周りにぼんやりと色が表示される。この色はコントローラーの色を指しており、青だったらXボタン、黄色だったらYボタンを押す、といった具合だ。処刑アクションには何パターンかあったが、どれも血しぶきが飛ぶバイオレンスなもので、普通に剣で倒すのとは違う気持ちよさがあった。
ミッションを進めると、ただ敵を倒すだけではなく、特定のオブジェクトの破壊や、周りの敵より強いボスキャラクターを倒すミッションも出現する。この辺りから段々一筋縄ではいかなくなり、しっかりと敵の攻撃をガードしたり、回避アクションを使うことが必要になる。敵もコンボ攻撃を使ってくるので、一瞬の隙を見せるとヒットポイントの大半を奪われることもある。
もし倒されてしまっても味方が生きていれば助けることも可能だ。今回は手探りな状況でプレイしたので連携はあまりうまく行かなかったが、パートナーとうまく連携をとっていけばより長く生き延びることが可能になりそうだ。
こうして4,5ほどのミッションをクリアしたところで両プレーヤーが倒されてしまいゲームオーバーになってしまった。
ストーリーモードとは少し違う味付けの「Gladiator」モード。操作はシンプルだが、生き残るためにはそれなりのテクニックが必要になる。その見返りに処刑アクションの爽快感や攻撃の一撃一撃が生死に関わる緊張感は病みつきになるほど魅力的だ。まだまだ公開情報が少なく謎多きタイトルであるが、「Xbox One」を代表する作品の1つになりそうなポテンシャルを感じさせる作品だった。
「Ryse: Son of Rome」は「Xbox One」と同日に発売を予定している。
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