ゲームの未来を見た!PC「EVE online」やPS3「DUST 514」の現状レポートと「EVE: VALKYRIE」のプレイインプレッションをお届け

発表会・イベント取材
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ネクソンとCCP Gamesは、千葉・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ 2013」にあわせて、PC「EVE online」とPS3「DUST 514」のプレゼンテーションを行った。また、「EVE: VALKYRIE」を試遊することができたのでプレイインプレッションをお届けする。

Atli Már Sveinsson氏
Atli Már Sveinsson氏

CCP Gamesは、アイスランドのゲームデベロッパーで、日本でもサービスが提供されているオンラインSFゲーム「EVE online」やPS3用FPS「DUST 514」などの開発企業として知られている。

今回、「EVE online」と「DUST 514」の世界で何が起きているのかをを解説頂いたほか、VRヘッドセット「Oculus Rift」を使用して宇宙船ドックファイトが楽しめるシミュレーター「EVE: VALKYRIE」を体験することができたので、プレイインプレッションをお届けする。

解説してくれたのは、東京ゲームショウにあわせて来日したCCP GamesのAtli Már Sveinsson氏。Atli氏は、2006年よりCCP 上海オフィスでEVEの中国市場参入に努めてきた人物で、現在は、「DUST 514」のクリエイティブ・ディレクターを務めている。

「EVE online」「DUST 514」の現状

Atli氏より「EVE online」と「DUST 514」が辿ってきた軌跡と現状が紹介された。

EVE online

「EVE online」は、CCP Gamesの哲学でもあるサンドボックスをゲームとして実現したSF MMORPGだ。サンドボックスとは、ゲームの世界が開発者の手から離れプレイヤーに委ねられ、プレイヤーの行動によりゲームの世界が変化していくことを指している。

「EVE online」では、半年に1回のペースで大型アップデートが行われており、9月3日に最新の中型アップデート「ODDYSSEY 1.1」が実装され、全ての艦船のバランス調整が完了したという。4,000もの艦船が参加した大規模戦争「the Battle of Asakai」が起こるなどゲーム内の世界が拡大を続ける本作は、今年でサービス開始10週年を迎える。

10週年を迎えるにあたって、「EVE:Second Decade コレクターズ・エディション」が発売されるとのことだ。コレクターズ・エディションには、190ページにわたってEVEの歴史が綴られたアートブック、「ミンマター共和国製リフター」戦闘フリゲート艦型のUSBハブ、オフラインイベント「EVE Fanfest 2013」で演奏されたEVEシンフォニーを収録したCD、同社が最初に制作したというアナログボードゲーム「Danger Game」ほか、さまざまなグッズが収録されている。

なかでも、1990年代に発売されたボードゲーム「Danger Game」は、アイスランドでは非常に人気で、このゲームの売上が「EVE online」の開発に充てられたのだという。「Danger Game」には、CCP Gamesの哲学でもあるサンドボックスの要素が詰まっており、中毒になってしまうほど面白いそうだ。

今回のパッケージにも含まれている「Danger Game」は、当時の作品をリメイクしたもの。パッケージに写っているサングラスをかけた人物と女装した人物は、当時のパッケージと同一人物を起用しており、女装した人物は当時コメディアンをしていたそうなのだが、現在はアイスランドの首都レイキャビックの市長だというから驚きだ。サングラスの人物やゲーム内に登場する人物はCCP Gamesのスタッフが演じているとのことだ。

水色の箱が「Danger Game」だ

DUST 514

「DUST 514」はPS3専用FPSゲームで「EVE online」と連動していることでも話題のタイトルだ。豊富な武器や車両、多彩なマップが登場する。プレイヤーは、MMORPGなどのギルドにあたるコーポレーションというグループを作り、惑星の区域を制圧していくことになる。

24の惑星と245の制圧区域が用意されており、プレイヤーはそれらの区域を制圧し、自勢力拡大を目指していく。サービス開始前、同社ではすべての区域を制圧するのに5~6日程度かかると見積もっていたそうだが、サービスが始まってみると22分14秒で全ての区域が制圧されてしまったという。

8月23日にはコーポレーション「EoN.」が60%の区域を占領したが、その後、「EoN.」を除くコーポレーションが連合を組み「EoN.」から24%の区域を奪還したという。しかし、現在では「EoN.」が再び攻勢を強めているそうだ。

開発者の予想を超える展開やプレイヤーの行動によりゲーム内の情勢が大きく変化する。まさに、同社の哲学であるサンドボックスが反映された結果と言えそうだ。

「EVE: VALKYRIE」試遊レポート

「EVE: VALKYRIE」は、VRと呼ばれるバーチャルリアリティ(仮想現実)の技術を用いたヘッドセット「Oculus Rift」を使用した宇宙船ドッグファイトシミュレーターだ。

「Oculus Rift」は、目の前面にかぶせるように装着するタイプのヘッドセットで、中には双眼鏡のようなスコープが搭載されている。本体に6軸の傾きを検知するセンサーが取り付けられており、頭の動きや傾きをほぼリアルタイムに送信することが可能だ。

本作では、「Oculus Rift」を使って360度見渡せる宇宙空間でのドッグファイトを可能にしており、実際に宇宙船を操縦しているかのようなリアルな体験ができる。2013年5月にアイスランドで行われた「EVE Fanfest 2013」で初めて出展され、gamescom 2013でサービスすることが発表されている。

試遊できたのは戦闘部分で、戦闘機で宇宙空間を飛び回り敵と撃ち合うことができた。基地から宇宙空間に飛び立ち、正面から向かってくる数機の敵との戦闘がはじまる。

操作はゲームパッドで行い、右トリガーでマシンガンのような近接攻撃、左トリガーでミサイル攻撃、Aボタンが加速、Bボタンが減速、左ジョイスティックで船体の動きがコントロールできる。

宇宙空間では、上下左右の感覚が無くなり、さまざまな方向から敵の攻撃が飛んでくる。今までのシューティングゲームであれば、自機の向きを変えて敵の位置を確認する必要があったのだが、本作では攻撃された方向に首を向けるだけで敵の姿を確認することができるのだ。遅延もほとんどないため、プレイヤーの身体とゲーム内の世界がリンクし、まるでゲームの世界に自分が存在するのかと錯覚してしまうほどだ。

Atli氏によると、ある企業のクリエイターがプレイ直後「未来を見た!」と言いながら走り去ったエピソードもあるそうで、確かにゲームの未来を見たような感覚になってしまった。

試遊終了後、Atli氏にドッグファイト以外のシステムやEVEの世界とどのように関わっていくのかを伺ったのだが、開発が決定したばかりのこともあり、明確な答えを得ることはできなかった。また、「Oculus Rift」を装着せずに通常のモニタでもプレイ可能になるのかも未定とのことだ。

「EVE: VALKYRIE」のティザーサイトに表示された「COMING 2014」の意味について尋ねたところ、「(何かしらの形のものを)リリースする」と回答。実際にプレイできるベータテストといったものが行われるのかも不明だが続報に注目したい。

「EVE: VALKYRIE」ティザーサイト
http://www.evevalkyrie.com/

※画面は開発中のものです。

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