コーエーテクモゲームスは、3月8日・9日にパシフィコ横浜 国立大ホールにて「戦国無双 声優奥義 2014春~祝宴 十年の祭~」を開催。今回は3月8日・昼の部「天下布武の章」の模様をお届けする。

目次
  1. 秘蔵映像と共に振り返った「声優奥義」ヒストリー
  2. 「戦国無双4」初登場キャラクターを演じる声優陣もゲストに登場
  3. やはり光秀は主に逆らえない?!激戦を繰り広げた「戦国お絵かき伝言板!」
  4. 迫真の演技で織田軍VS武田軍の戦いを描いたメインドラマ

会場内では販売グッズのほか、眼鏡市場とコラボレーションした武将デザインのメガネフレーム14点を先行公開。メガネをかけたキャラクターのパネル展示をはじめ、フレーム総選挙も実施された。

まずはオープニングライヴとして、高塚正也さんが「直江兼続、先陣つかまつる!」と叫び「愛と義の嵐!」を熱唱。ファンは大きな声援と総立ちで出迎え、会場内は一気にヒートアップする。

続いて、武家屋敷を思わせるセットから草尾 毅さん(真田幸村役)、小杉十郎太さん(織田信長役)、緑川 光さん(明智光秀役)、檜山修之さん(伊達政宗役)、進藤尚美さん(森 蘭丸役)、河内孝博さん(今川義元役)、竹本英史さん(石田三成/柴田勝家役)、高塚正也さん(直江兼続/黒田官兵衛役)、小西克幸さん(前田利家役)、置鮎龍太郎さん(長宗我部元親役)、庄司宇芽香さん(竹中半兵衛/綾御前役)が登場。障子に各キャラクターを思わせるシルエットが浮かぶという演出も盛り込まれていた。

秘蔵映像と共に振り返った「声優奥義」ヒストリー

サブドラマ「愛と義の誓い」の舞台は、春日山城下。兼続、幸村、三成の三人は無事戦に勝利するが、そこへ「ぶっ飛ばしてくれてありがとう」と微笑む綾御前が現れる。綾御前は三成の「実の子を裏切った者」という言葉を事実として認めつつも、愛とは優しさだけではないと説く。すっかり綾御前の「愛」に導かれてしまった幸村と兼続は「愛の戦士」として誓いを新たにし、三成は思わず「義は?!義の誓いはどこへいったのだ!」とツッコミを入れるのだった。

「戦国無双」10周年スペシャルコーナー「歌で振り返る“声優奥義”ヒストリー」は、司会に檜山さん、アシスタントにアンフィニ・Kanさんを迎えてスタート。草尾さん、竹本さん、高塚さん、置鮎さん、庄司さんと共に、ステージ上で懐かしい秘蔵映像を交えてさまざまな思い出を語り出す。まず上映されたのは「戦国無双 声優奥義 2010 秋」で公開された義トリオの初コスプレだ。衣装のパーツを合わせるのに苦労したことや、ファンにはお馴染みとなっている高塚さんの雨男ぶりも当時から発揮されていたことを振り返る。

「戦国無双 声優奥義 2012秋」の映像でもコスプレをした置鮎さんが流れ、さきほど自分の番では非常に恥ずかしがっていた竹本さんが置鮎さんの前では煽るような素振りを見せる場面も。なお、長宗我部衣装の小物には照明に映えるものを選ぶといった工夫もあったそうだ。そして2013年3月に開催された「戦国無双 声優奥義 外伝~出陣! 義の誓い~」より、庄司さんが兼続の衣装を着てダンスで参加した「愛と義の嵐!」を上映。こちらは映像化されていないため、高塚さんが「もういい!」と言い出すほど長い映像というサービス付き。コーナーの最後は置鮎さんが「刻~意思して候~」を「上等!」に歌い上げた。

「戦国無双4」初登場キャラクターを演じる声優陣もゲストに登場

発売を目前に控えた「戦国無双4コーナー」には進行として檜山さんと、「戦国無双」シリーズプロデューサーである鯉沼久史氏が登場。ドラマパートのPVや名古屋限定のCMに続き、新キャラクターである片倉小十郎を演じた竹内良太さん、小少将を演じた白石涼子さんがゲストとしてステージに現れると、ファンは大きな拍手を送って出迎えた。

鯉沼氏が「ファンから参戦を熱望されていた」と語る片倉小十郎。伊達政宗の部下でありながら、苦楽を共にしてきた親友のような存在となっている。また、知性の高さを感じさせるメガネも特長の1つだ。小少将は四国征服を狙う「自称・魔性の美女」といったセクシーな雰囲気の女性。かつて四国に現れたという、さまざまな大名を手玉に取った美しい女性を元にしたそうだ。

竹内さんは小十郎について「政宗への部下としての忠誠心はもちろんのこと、親友でもあるんです。語り口調は丁寧なのですけど、親しい人物であるという距離感を盛り込むのが大変でした」と語る。檜山さんも「政宗にはアクセルしかありませんからね。小十郎はまさにブレーキ役のような気がします(笑)」と、政宗としての視点から小十郎の印象についてコメントした。白石さんが小少将について「自分と全く違うけれど、できる限りのセクシーさを詰め込みました」と話すと、鯉沼氏は「男性の開発スタッフからは絶賛でした!」と白石さんの演技の素晴らしさを強調。さらに、実際にゲームで発生する政宗と小十郎のイベントシーンの生アフレコも披露された。

やはり光秀は主に逆らえない?!激戦を繰り広げた「戦国お絵かき伝言板!」

サブドラマ「最高の美味」に移ると、現れたのは非常にイライラした様子の政宗。というのも、今川義元と立花誾(ぎん)千代、長宗我部元親に台所を占拠されてしまったからだ。彼らは舌の肥えた政宗を満足させるため異国の料理を振舞おうとするが、聞きかじりの知識のため凄まじい代物ばかりが誕生。おかわりまで用意した誾(ぎん)千代に対し、政宗は宗茂へのおすそ分けを提案して難を逃れるのだった。

トークコーナー「戦国お絵かき伝言板!」では、草尾さんが率いるチーム・六文銭(竹本さん、高塚さん、置鮎さん、庄司さん)と、小杉さんが率いるチーム・魔王(檜山さん、進藤さん、河内さん、小西さん)による対抗戦がスタート。問題の答えをイラストで相手に伝え、リーダーが早く回答できるほどポイントが多くもらえるというルールだ。また、この昼の部だけでなく全4公演を通した総合結果で勝敗が決まるという。

先行はチーム・六文銭へ「伊達政宗の兜」が出題される。トップバッターの置鮎さん、続く庄司さんまでは概ね伝わっていたものの、高塚さんの書き足しに惑わされた竹本さんはウサギのような耳の生えた、何とも例えがたい生き物(?)を描いてしまう流れに。そして竹本さんのイラストを見た草尾さんは、一言も発さずに固まってしまうほど見当がつかない様子を見せる。結果「政宗の」まではたどり着くが「帽子」「眼帯」などと答えてしまい、惜しくも正解にはならなかった。

後攻となるチーム・魔王への出題は「直江兼続の兜」。小西さんは自信たっぷりにコメントし難いイラストを仕上げるが、河内さんは答えを察してか非常に分かりやすいものへ路線を変更。しかし進藤さんが小西さんのイラストそっくりな見た目に戻してしまうが、ここで歴史好きである檜山さんが再びハイクオリティなものへ戻すという好プレイを見せる。会場中の誰もが「これなら絶対分かる!」と確信したが、草尾さんと同じように固まってしまう小杉さん。高塚さんに注目させようとするなどヒントを与えても全く分かりそうもない小杉さんに対し、司会を務めていた緑川さんが思わず「直江兼続のか…」まで言ってしまう事態が発生。これによりチーム・魔王は1ポイントを獲得し、わずかにリードしたのだった。

迫真の演技で織田軍VS武田軍の戦いを描いたメインドラマ

竹本さんによる「物申す」、庄司さんの「俺的戦法」、草尾さんの「明鏡止水~もののふが道~」といったライブコーナーに続き、メインドラマ「遥かなる天下布武」が開始となる。場面は、まさに一触即発の状態となっている武田軍と織田軍。明智光秀が指揮する陣や鉄砲隊に全く隙がなく、織田軍の勝利を確信した前田利家。しかし森蘭丸と柴田勝家は、まだ武田軍に起死回生の一手が残されていると考えていた。

かつて今川義元との「桶狭間の戦い」で、圧倒的に不利な状態から戦況を覆した織田軍。そして次々と敵を撃ち倒し、最強と呼ばれた武田騎馬隊すら鉄砲の前には成す術もなく崩れ落ちていく。利家は命が惜しくないのかと疑問に思うが、蘭丸は戦うことしかできない武士はただ生きていることに意味はなく、生き様を示すことに価値があるのだと切り返す。蘭丸の言葉に納得できないという利家だったが、単身飛び込んできた真田幸村から蘭丸をかばい、間違っていても自分の道を突っ走るのだと心に誓うのだった。

エンディングライブでは小杉さんが「極~苛烈五十年~」を、エンディングはイベントテーマソング「一騎当千」を出演者全員が熱唱。ファンと共に「えいえいおー!」とコール&レスポンスする場面では、高塚さんが直江兼続としてセリフを叫び公演を締めくくった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー