5pb.は本日5月27日、「MAGES.『Xbox One』向けソフトウェア発表会」を開催、2014年9月4日に発売されるXbox Oneに向けたソフトラインナップを公開した。
同発表会で「CHAOS;CHILD」「ミステリートF 探偵たちのカーテンコール」「PSCHO-PASS サイコパス」の3タイトルがXbox One向けに発売されることについてはすでにお伝えしたが、ここではそれぞれのタイトルの特徴が語られた発表会の模様をお届けしよう。
まず発表会の冒頭、ゲストとして挨拶を行ったのは、Xbox部門のトップである日本マイクロソフト 執行役 インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス ゼネラルマネージャーの泉水敬氏。アドベンチャーゲームタイトルを中心に、今週5月29日に発売となる「バレットソウル -インフィニットバースト-」まで28作品ものタイトルを発表してきた5pb.に対して、日本におけるXbox One展開でも心強いパートナーになってもらえるのではと話した。
発表会の直前に発表されたXobx Oneの販売価格と販売形態についても言及。Xbox One本体のみと、Kinect同梱版の2形態で発売することについて、まずはXbox Oneをより手軽に触れてもらうためにまずは本体のみを購入、その後Kinectセンサーを購入して楽しみを拡張するという選択肢をユーザーに与えるためだとした。
そしてゲームをはじめとした、さまざまなコンテンツを楽しめるオールインワンエンターテイメントシステムとして展開しているXbox Oneでは、映像や音楽などさまざまなサービス、アプリケーションを楽しむことができるよう、日本のパートナーを含めて準備を進めているという。これについては別の機会に発表予定とのことなので、今後の情報に期待しよう。
続いては、5pb.タイトルの流通を担っているセガより、執行役員 国内アジアコンシューマ・オンライン事業部 事業部長の野本章氏が登壇。5pb.のXbox One展開について、独特の世界観をもったソフトウェアとの融合によってゲーム業界に新しい風を吹き込んでくれるとの期待を表しつつ、同社としてもXbox One向けタイトルを複数用意しており、その情報についても近々お届けできるかもしれないと明かした。
そして、ゲームプレゼンターとして活動する高橋名人も登場。12年前の「鉄騎」でXboxに出会ったという高橋氏は、これまでのXboxハードについてコア向け、マニア向けのソフトが多かったという印象を持っているそうだが、今回のXbox Oneではより一般的なゲームになるのではないかという私感を語る。
また、シューティングゲームの開発スタッフにによると画面が動いているタイトルが作りやすいハードだということ、Kinectの性能も飛躍的に向上していることなどを紹介。Xbox Oneが広い世間に売れていってほしいとアピールした。
「CHAOS;CHILD」で追求するのは“動かない美学”
いよいよXbox Oneで展開するタイトルの紹介となり、口火を切って登壇したMAGES. 5pb.Games Div.5プロデューサーの松原達也氏より、これまでハード未定だった「CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)」がXbox One用ソフトとして発売されることが明かされた。
2009年にXbox 360用ソフトとして発売された、科学ADVシリーズの原点ともいえる「CHAOS;HEAD NOAH(カオスヘッド ノア)」の直系の世界観を共有したタイトルとなっており、今作でも“妄想を科学する”という観点から、「妄想を突き詰めていくと恐ろしいことが起こるのでは?」というテーマを扱っている。
「CHAOS;CHILD」を開発するにあたり、松原氏はXbox Oneのパワーをどうアドベンチャーゲームに活かすかという点に意識を置いたという。
前作の「ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)」ではロボットをテーマにしていたこともあり、キャラクターをポリゴンにし、アニメなども活用することで“動くアドベンチャーゲーム”を表現していたのだが、今作では対照的に“動かない美学”を追求している。動かないというのは、ホラーを表現するために最適な手法であると考えており、日本風のじわじわと迫ってくる恐怖を表現するため、動かないということを意識しているとのこと。
ここでどこにパワーを使うかと話題に戻るが、今作では全ての画像がフルHDで制作されており、同時にシェーダーを4段階かけられるようなエンジンを積んでいるとのこと。それは普段通っている道がちょっとしたきっかけで変わって見えるということを表現するためであり、ゲームの進行によって同じ場面でも雰囲気が違って見えるということを研究しているという。それを表現するためにフルHDが5枚必要であり、そこに次世代機のパワーを使っているそうだ。
その上で、「新世代のアドベンチャーゲームとはどういうものか?」と考えた時に、“紙芝居”を超えたところに本当の恐怖、マインドコントロールのきっかけになるものまで表現できるスペックをつぎ込んで作品を作りたいと考え、Xbox Oneをターゲットに制作を進めてきたという。
そして、メインシナリオライターに梅原英司氏、演出に若林漢二氏というアニメで活躍しているスタッフを入れることで、より日本のアニメホラーテイストを存分に活かせる布陣で制作しているとのことだ。
気になる発売日についてだが、今日の発表を皮切りに続々と情報を発信していき、2014年内には発売できる予定とのこと。今後の情報に期待しよう。
浅田氏からは「ミステリートF」「PSYCO-PASS サイコパス」が発表!
「CHAOS;CHILD」のPV上映後に登壇したのは、5pb.Games 第1制作部部長 Div.8プロデューサーの浅田誠氏。まずはティザー映像とともに発表されたのが、「ミステリートF 探偵たちのカーテンコール」だ。2004年にPC版が発売されて以降、さまざまなハードで発売された「ミステリート 八十神かおるの挑戦」のリメイク版と、完全新作となる「ミステリート2 フェアウェル・カウンター」がセットになって発売される。
「ミステリート」といえば、ゲームクリエイターの菅野ひろゆき氏(故人)が手掛けたことで有名なタイトルだが、今作では菅野氏が亡くなる直前に遺していた作品の状態を浅田氏が引き継ぐかたちで制作。前作から7年という月日が経っての発売となるが、本作にて物語の完結を迎えるべく、制作が進められている。
また、発売時期などについては未定だが、発売の2、3ヶ月前にはスマートフォン向けに体験版の配信を予定しているとのこと。
続いて発表されたのは、ニトロプラスのシナリオライター・虚淵玄氏がストーリー原案・脚本を手掛けたTVアニメ「PSYCO-PASS サイコパス」のゲーム化だ。ストーリー原案およびシナリオ監修を虚淵氏が、そしてシナリオをニトロプラスが担当し、製作はMAGES./5pb./フジテレビとなる。
ゲームはオリジナルストーリーで展開し、オリジナルキャラクターとして男女各1名と敵キャラクターが登場。アニメでは描かれなかった新たなストーリーをゲームで楽しめるようになっている。
そして本作の大きな特徴として紹介されたのが、KinectとSmartGlassに対応していることだ。活用法について明確な説明はなかったものの、例えばプレイヤーが移動した時にゲーム内のキャラクターが何らかの反応を示したり、スマートフォンで遊んだデータをXbox Oneで共有できるといった仕組みを導入していくとのこと。
本作についてはKinectとSmartGlassを使わなくても遊べるようにはなっているものの、「この2つを使うことでより遊びの幅が広がるのでぜひこちらもお楽しみにしていてください」とアピールしていた。
浅田氏からの発表は以上となるが、この他にもまだ発表できないタイトルが3本あるとのこと。展開するハードなども含めて情報は明かされなかったが、「やりたかったことが叶う時期に来ている」という確かな手応えを感じているよう。ちなみに、Division 8のサイトでは、本日発表された2タイトルのほかにも次のプロジェクトが控えていることが明かされているので、併せてチェックしてはいかがだろうか。
Division 8ティザーサイト
http://5pb.jp/games/div8/
(C)2014 MAGES./5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP/Chiyo St. Inc.
(C)MAGES. / 5pb. (C) AbelSOFTWARE
(C)サイコパス製作委員会 (C)MAGES./5pb. (C)フジテレビ
※画面は開発中のものです。
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