個性豊かなスマートフォンアプリ開発者が出揃った「SPAJAM2014」「モバイルプロジェクト・アワード2014」の合同表彰式をレポート

発表会・イベント取材
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本日7月15日、スマートフォンアプリのネクストクリエイターを対象とした競技会「SPAJAM2014」および、モバイル業界の優秀なプロジェクトチーム及び個人を選ぶ「モバイルプロジェクト・アワード2014」の表彰式が開催された。

東京・ホテルフロラシオン青山にて行われた「SPAJAM2014」と「モバイルプロジェクト・アワード2014」の合同表彰式。「SPAJAM2014」は、「スマートフォンアプリジャム2014」の略称で、スマートフォンアプリのネクストクリエイターを対象とした国内最高峰を目指す競技会だ。本選は名称のとおりSPA(温泉地)において2泊3日で開催され、5人以内のチーム構成で挑戦するハッカソン部門、テーマに沿った作品を作り上げる企画部門の2種類を選考した。

一方の「モバイルプロジェクト・アワード2014」は、モバイル業界の優秀なプロジェクトチーム及び個人を表彰するアワードとなっている。こちらは、モバイルコンテンツ部門、モバイルハードウェア部門、モバイルプラットフォーム・ソリューション部門などが設けられ、モバイルに関するさまざまなソフトウェア、コンテンツが表彰された。

まずは、個性的なスマートフォンアプリの開発陣に向けた「SPAJAM2014」表彰式の模様をお伝えしよう。

「SPAJAM2014」表彰式

 森下一喜氏
森下一喜氏

冒頭では、「SPAJAM2014」の実行委員長であるガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 代表取締役社長CEOの森下一喜氏が登壇し、挨拶を行った。温泉地でアプリを作り上げる今回に企画だったが、森下氏いわく「はじめての開催でしたが、皆さんの意見も踏まえて、第2回につなげていけるのではと思います」と、早くも手応えを掴んでいる様子だった。また、第2回が開催された際には、実行委員長ではなく作る側で出たいと発言する場面も。思わずそう考えてしまうくらいに、現場は楽しい雰囲気に満ちていたそうだ。

森下氏の挨拶が終わると、続いては企画部門の表彰に移る。企画部門は「2020年のアプリ」というテーマで開発が行われ、本選を勝ち抜いてきたのは以下の3作品。

作品名:e-Yeah
企画者:工藤尚弥、太田久美子、眞貝維摩

作品名:簡単!着せ替えネイルアプリ
企画者:郷古拓実、柳田雄也

作品名:HeliPhone Camera
企画者:中道寿史

「HeliPhone Camera」は、ヘリコプターとiPhoneのカメラ機能を融合して、カメラが自動的に撮影してくれる夢のアプリ。「簡単!着せ替えネイルアプリ」は、スマートフォンにネイルのデータを投影して、簡単に付け替えられるようになる女子力アップアプリ。そして「e-Yeah」は、自分が死んだあとにスマートフォンを遺影代わりにできるアプリだ。

 三淵啓自氏
三淵啓自氏

どれも今の時代にはない、まさに未来志向のアプリだが、この中で最優秀賞を受賞したのは、「e-Yeah」を開発した工藤尚弥氏、太田久美子氏、眞貝維摩氏の3名。副委員長のデジタルハリウッド大学大学院 デジタルコンテンツ研究科 専任教授・三淵啓自氏は今回の選考について、「本選に出場したアプリの中には、2、3年のうちにビジネスになるような企画もありましたが、今回は『2020年のアプリ』がテーマです。なので、現在はできそうもないが、夢があるものを選びました」と語った。

また開発チームの工藤氏は、「2020年がテーマということで、これから先Web上に溜まってくるであろう、亡くなった方のデータに目をつけ、故人の方をWebを介して暖かく見守ってあげられたらと思い、提案しました。これから先、スマートフォンのスペックはどんどん向上していくと思いますが、そこだけではなく、人間の本質に目を向けたアプリを考えていきたいです」とコメントした。

左から「e-Yeah」企画者の眞貝維摩氏、工藤尚弥氏
最右は審査委員長を務めた日本Androidの会 名誉会長・丸山不二夫氏

続いてのハッカソン部門は、「日本文化を好きになる」をテーマにアプリ開発が行われ、以下の11チームが本選を勝ち抜いた。

チーム名:朝風呂ブラザーズ
メンバー:伏見遼平、村上晋太郎、宗像悠里

チーム名:アンチキラキラ女子チーム
メンバー:三上丈晴、大橋弦也、藤原大記、渡邉礁太郎、久保亮介

チーム名:俺たちアクワイア開発軍!
メンバー:岡﨑勇二、石井拓也、田中維久、田辺光貴、太田菜月

チーム名:進撃のDMTC~Attack on Hacker~
メンバー:新田章太、橋本将崇、正木貴広、shen lee、田中義朗

チーム名:チームMizuki
メンバー:五十嵐太清、米原渚、前田諭志、藤井靖史

チーム名:パイレーツ・オブ・イチミヤン~ポセイドンのめざめ~
メンバー:木村雅幸、川村純一、松本久志、渡邉佳祐、夏目佳明

チーム名:ひとりっこりぃず
メンバー:牧野周、小川悠貴、寿福まりか

チーム名:Myxomycetes
メンバー:大下優弥、早乙女久美、渡邊美由紀、山幡大祐、植松啓誠

チーム名:Circulation
メンバー:吉田純平、橋本和希、三瓶綾、相樂実紀

チーム名:株式会社グッドラックスリー
メンバー:山影幸央、俵ひかる、酒井藍、山之口智幸、吉田至広

チーム名:GONBE
メンバー:森俊夫、高橋慧智、松崎拓也、鳥居航、村中優

この中で優秀賞には、パイレーツ・オブ・イチミヤン~ポセイドンのめざめ~が制作した「バトルメンコ!」と、朝風呂ブラザーズによる「NANI-COLLE?」「ナニコレ?」が選ばれた。そして審査員特別賞はGONBEの「なんでやねん」が受賞した。

「バトルメンコ!」は、加速度センサーを利用し、スマートフォンを振ることでメンコを打てるゲーム。「NANI-COLLE?」「ナニコレ?」は、「NANI-COLLE?」に外国人の疑問を投稿し、日本人が「ナニコレ?」で回答するという、それぞれが連動したアプリ。「なんでやねん」は、スマートフォンを水平にすると「なんでやねん!」と突っ込みを入れるアプリだという。

朝風呂ブラザーズの伏見遼平氏
写真右は審査委員のコロプラ・柳澤康弘氏
パイレーツ・オブ・イチミヤン~ポセイドンのめざめ~の木村雅幸氏
写真右は審査委員のドワンゴモバイル代表取締役社長・川影幸久氏
GONBEの森俊夫氏と、審査委員のKDDI 新規ビジネス推進本部 戦略推進部 グループリーダー・傍島健友氏
ちなみに「なんでやねん」は、リリースに向けて着々と準備が進んでいるとのこと。

そして最優秀賞は、外国人向けの情報をコンパクトにまとめたカードデータを受信する「Pieces of Japan」を開発したチームMizukiに決定。チームの代表を務める五十嵐太清氏は「ただただ嬉しいです!温泉でブレストをして良いアイディアが浮かびました」と、喜びを爆発させるとともに、勝因を分析していた。

チームMizukiの五十嵐太清氏、藤井靖史氏、前田諭志氏

最後に森下氏が再び登壇すると「SPAJAM2014の第1回にふさわしい、素晴らしい作品が生まれたと思います。惜しくも最優秀賞を逃した方には、第2回でリベンジをしてもらいたいです。私は普段、プランナーとしてゲーム作りに関わっていますが、プログラマーやデザイナーのスタッフには本当に感謝しています。参加した皆さんも、短い期間でアプリを作り上げてくれたことに感謝します」と話し、表彰式を締めくくった。

「モバイルプロジェクト・アワード2014」

同時開催となった「モバイルプロジェクト・アワード2014」では、モバイルプラットフォーム・ソリューション部門でFirefox OS、モバイルハードウェア部門ではGALAXY Gear、 Windows8 tabletsなどが選出された。いずれもゲームとは直接関係のないものだが、その中で、ミクシィが配信する「モンスターストライク」がモバイルコンテンツ部門の最優秀賞を受賞した。ここでは、「モンスターストライク」のプロデューサーを務める木村弘毅氏のコメントを紹介しよう。

木村弘毅氏:モバイルの魅力は離れた場所でコミュニケーションが取れることですが、もうひとつ、職場や学校など、あらゆる場所で誰とでも楽しめることもあります。「モンスターストライク」は、そのようなモバイルの特徴を最大限に活かしたアプリであり、ゲームを通してお客様が笑顔になってくれたおかげでこの賞をいただけたのだと思います。引き続き頑張りますので、よろしくお願いします。

モバイルプロジェクト・アワード2014 審査結果発表

モバイルコンテンツ部門

最優秀賞:モンスターストライク
優秀賞:CocoPPa
優秀賞:Ingress
優秀賞:フリマアプリ「メルカリ」

モバイルプラットフォーム・ソリューション部門

優秀賞:海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」大容量データPLUSプラン
優秀賞:Monaca
優秀賞:Firefox OS
優秀賞:Note Anytime & Share Anytime

モバイルハードウェア部門

最優秀賞:GALAXY Gear
優秀賞:Windows8 tablets

MCF社会貢献賞

青森県視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成事業

※画面は開発中のものです。

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