スクウェア・エニックスは、8月2日に東京・渋谷のアイア シアタートーキョーで「ドラゴンクエスト夏祭り」を開催。ここでは第2部となるニコニコ生放送「ドラゴンクエストX TV」夏祭りスペシャルで発表となったイラストコンテスト入賞作品、「ディレクターリアルリアル夜話」で明らかにされた今後のスケジュールなどについてお届けしよう。
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「ドラゴンクエスト夏祭り」は、2014年8月2日に2周年を迎えた「ドラゴンクエストX」を祝うリアルイベントだ。「ドラゴンクエスト」シリーズ ゲームデザイナーの堀井雄二氏や「ドラゴンクエストX」プロデューサーの齊藤陽介氏、ディレクターの齋藤力氏をはじめ数多くのゲストが登壇し、2周年を記念したさまざまな企画を盛り上げた。
入賞作品はゲームに実装となる転生モンスターイラストコンテスト
まずは、ニコニコ静画で行われた「ドラゴンクエストX」に登場してほしい転生モンスターを募集するイラストコンテストの結果発表。ニコニコ賞のノミネート作品「アドゴーレム」「コロネスライム」「うごきたくないせきぞう」「ジャイアントパンサー」が公開となり、生放送を視聴しているユーザー投票で「うごきたくないせきぞう」が入賞となった。
続いて、特別賞「蒼天のソウラ賞」として決まったのは「タケハナスサノヲ」。入賞作品は集英社の「Vジャンプ」で好評連載中のサイドストーリーコミック「ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ」に転生モンスターとして出演する。非常にクオリティの高い作品ばかりだったため作者・中島諭宇樹氏が非常に迷ったこともあり、入賞ではないが「エンゼルアーマー」「パラディノス」の2体もなんらかの形で登場することとなった。評価としては「作中でソウラ達と一緒に旅をするなら」という部分がポイントになったという。
斎藤力賞にはバジルの葉などのデザインが決め手となった「モッツァレ~ラ」、齊藤陽介賞には本作に登場していてもおかしくないようだと評価された「しのカラステング」、堀井雄二賞には可愛らしいビジュアルが目を引く「ニードルうさこ♀」が選ばれた。この3体は、バージョン2.3後期より順次1体ずつの実装となる予定。
ファンからの質問に回答した「ディレクター リアルリアル夜話」
「ディレクター リアルリアル夜話」では、チーフプランナー・安西崇氏やバージョン1のディレクター・藤澤仁氏も交え、観覧に訪れたファンからの質問を受け付けた。解答の様子は以下の通り。
――Q:(藤澤氏に)アストルティアに対して変わってほしくない、変えてほしくないものはある?
藤澤氏:ものすごく良いこと言っちゃいそうな自分が嫌なんですけど(笑)、元々「ドラゴンクエストX」を始めてみて分かったのは、皆が「ありがとう」と言う世界だったじゃないですか。もちろん一緒に遊んでいると競争しなきゃいけない場面、コロシアムのように戦わなきゃいけない場面はあると思うんですけど、皆が相手に対して気軽に「ありがとう」と言える世界であると良いなという方針だけは絶対に変えないでほしいです。
――Q:8人PTについて、次はゾーマかブオーンで期待しているがいつ頃できそう?
齋藤力氏:仕組みを突貫で作ったので、開発上、他に流用ができない状態になっています。まず他でも流用できる体制に作ってからの話になるので、もう少し待っていただければ。すごくやりたいと思ってますし、堀井さんからももっと拡張をという話も出ています。
齊藤陽介氏:ブオーンはやるの?
齋藤力氏:1番最初に来るのはそれじゃないです。
――Q:エルフの「アサナギ」はどうなってる?再登場はある?
齋藤力氏:バージョン2.○○の期間で、たぶん再登場します。
――Q:オフラインのストーリーに続きはある?
齋藤力氏:オフラインとしての遊びの続きという話であれば、それは技術的な壁があるので難しいです。ただオフラインで登場した…。
齊藤陽介氏:これ以上は言えません!
2.4も進行中!ピラミッドやカジノについての今後も明かされた「これからのDQXコーナー」
さらに、今後の展開について語る「これからのDQXコーナー」へ。ゲストからの「レベルキャップ解放はいつ?」という質問に対し、齋藤力氏は今後ニンテンドー3DS版などから参加する新規ユーザーへの配慮もあるので当面は行わないと回答。特訓の解放についてはバージョンアップの都度、少しずつ行っていく。
スキルレベルについてはあくまで予定だが、2.3後期で140まで解放し、盾を含めた武器の特技を追加。その後、2.4後期で150まで解放し、そこで各職業に対する職業特技を解放したいという。
「ピラミッドの第7霊廟より先は?」という質問には、2.3前期に間に合えばもう1層足すが、スケジュールの関係で後期になってしまう可能もあるとの答えが。9層は2.4でという希望があり、齋藤力氏はこの新しい部分について「相当強い」と自信を覗かせる。
カジノについては、2.3後期を目標として新規に「ビンゴ」を追加。負けると損失が大きいという要望を受け、毎週配布となるビンゴチケットを消費し、遊んだ分だけ一定のコインが増えるという仕組みを導入した。最大16人まで同じテーブルにつけ、ビンゴ成立で開くカード内の宝箱は周りのユーザーにおすそわけもできる。
バージョン3については、先日打ち合わせでサブタイトルが決まったばかりだそう。詳細はまだ伏せられたが、ここまでの段階には来ているようだ。また鳥山明氏の新キャラクターも上がってきており、新職業についてはすでに確定。従来の「ドラゴンクエスト」シリーズらしいものになっているとの話に、齊藤陽介氏から「○○族」という言葉が飛び出す場面も。これはファンにとって大きなヒントになったのではないだろうか。
「バトルロード」の画像も公開となり、2.3後期を目指して進行中。「ドラゴンクエストVIII」に近いものとなっており、モンスターチームに挑むというようなソロプレイで楽しめる内容になっている。
番組の合間には、しぐさ書「ピース」や「ブルーハートピアス」「麦わら帽子」などの装備、「ふくびきけん」「元気玉」などが入手できる「プレゼントのじゅもん」も発表となった。ワードはそれぞれ「なついろウルフさん」「ばくそうしようぜ」「わくわくうんだめし」「なつはげんきいっぱい」「みみもとをクールに」「なつのおもいで」「おためしすきるらいん」「にしゅうねんありがと」となるので、このチャンスを逃さず入力しよう。
ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン
スクウェア・エニックス- 発売日:2013年12月5日
- 全年齢対象
- ※本パッケージをプレイするには「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」のソフトおよび、レジストレーションコードが必要です。
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