イチオシのギャルゲーを大ボリュームで紹介する連載企画「ギャルゲー一本釣り!!」。第29回は加賀クリエイトより2015年3月26日に発売されたPS Vita用ソフト「Friend to Lover ~フレラバ~」の魅力をお届け!

目次
  1. ストーリー
  2. メインキャラクター
  3. サブキャラクター
  4. 「ピュア×コネクト」ゲストキャラクター
  5. プレイインプレッションをお届け!

三度の飯よりギャルゲーが大好きな私が己の煩悩の赴くまま旬のイチオシゲームを紹介する連載企画「ギャルゲー一本釣り!!」。今回は加賀クリエイトさんより2015年3月26日に発売された「Friend to Lover ~フレラバ~」を紹介しますよ!

本作は、2013年6月にPC用ソフトとして発売された、かわいい女の子を彼女にして「イチャイチャ」するというコンセプトの恋愛アドベンチャーゲーム「フレラバ ~Friend to Lover~」に、夏のイベントなどを新たに追加したボリュームアップタイトルです。それに伴い、タイトルも「Friend to Lover ~フレラバ~」となっていますのでチェックする方は忘れずに!

すでに発売を迎えてしまったタイミングではありますが、春は出会いの季節ということで私も頭のどこかでかわいい女の子と出会えることを夢想していたりする中、ゲームでかわいい女の子と出会えるとあってはプレイしないわけにはいきません!

いつものごとく、まずはストーリー、登場キャラクターといった基本情報をおさらいしつつ、プレイインプレッションをお届けしていきたいと思います。

ストーリー

今年もまた春が来た。
桜が咲き乱れ、あたらしい生活の始まりに思いを寄せる季節だ。

この学園生活も2年目に入り、ようやく余裕が生まれてきたときに周りに目をむけると
「おい!部屋の雨漏りを放置していたらキノコが生えてきたんだけど!!」
「ごめんね? 僕リザードマンにしか興味がないんだ」
「モチョッピィ」
俺の周りにはこんなやつらばっかりだった。

いや、確かにこいつらとつるんでいるのは楽しい!
だけど俺の学園生活は…たった一度の青春はこんな物でいいのか!?
満ち足りているけど満ち足りていない。そう、足りないものに気が付いてしまった。

俺だって健全な男のコ。 だからこそやっぱり彼女が欲しい!!
思えば変わっていくもの、気づくもの。男も女も想いは同じ。
「俺は(私は)恋がしたい」そこから始まる恋心。

――待っていたって恋は始まらない

メインキャラクター

皆原 陽茉莉(みなはら ひまり) CV:東かりん

初期ステータス:距離の離れた幼馴染み

主人公の生まれたときからお隣の幼馴染みで、親同士の中も良い事もあり幼い頃は、ずっと一緒に過ごしていたが、時が過ぎ別々の学校に通う内に疎遠になってしまった。

そして同じ城彩学園の生徒(同じクラス)として再び出会う事に。しかしながら、幼い頃と違い異性の目をもってしまっているため、お互いどう接していいのか判らなくなってしまっている。

変に誤解されたりからかわれたりしたくないので、幼馴染みである事は周囲に言っていない(隠しているわけではない)。

性格は極めて温厚。癒し系オーラを振りまくが、内面はしっかりしている。男女を問わず自ら進んで甘える事は無く、困った人がいるとそっと助けてあげるタイプ。見た目によらずメンタルはかなり強いが下ネタだけは苦手。

望月 理奈(もちづき りな) CV:あじ秋刀魚

初期ステータス:仲の良い女友達

主人公とは中学の頃からの付き合いで、お互い「腐れ縁」の認識。会話の相性も良く、一緒につるんで行動をすることも多かったので、そういう意味では、主人公に一番近い存在。

主人公や周囲の学生達よりも精神的に大人でメンタルも強い。なので他人のために行動する場合、一切見返りを求めないすっきりした性格をしている。友人達からの人望も厚い。

スタイルも良く自分の容姿にある程度自信を持っているが、それを鼻に掛けたりしない。

弱点は水。カナヅチで全く泳げないと雷雨。

柊 ゆずゆ(ひいらぎ ゆずゆ) CV:秋野花

初期ステータス:感情起伏の荒いクラスメイト

主人公のクラスメイト。人付き合いが非常に苦手で孤立している。メンタル的に子供であるため感情の起伏が荒く、ストレートな物言いが度々トラブルを招く。口の悪さに加え、手や足も出て来るので周囲の印象も非常に悪い。

言っている事は案外と正論だったりするのだが、手段が悪く相手の気持ち等を全く考慮しないので逆に疎ましがられたりする。本人としてもそれが理解できないので、「ウザい」と言う言葉で片付けてしまう。

大きな胸にコンプレックスを持ち、男性の目を気にする。故に男に対してネガティブな偏見を持っている。

運動神経が抜群で、中でも水泳だけは誰にも負けない(負けたくない)。プライドが非常に高い。

沢渡 岬(さわたり みさき) CV:水邑琴音

初期ステータス:誰もが振り返る清楚な先輩

黒髪サラサラロングヘアーが似合う先輩。城彩学園のウワサの令嬢的ポジションにおり、皆から特別な存在として扱われている。

岬自身はマイペースで特に現状を気にしていたりしないが、そのもの静かさが絵になってしまい、「城彩学園のお嬢様」のイメージに拍車を掛けてしまっている。結果「沢渡先輩に気安く接してはいけない」という暗黙のルールが出来上がった。

主人公とは、学年が違うためウワサ話ばかりが耳に届き運良く本人の姿を見かけても後ろ姿ばかりになってしまう。

サブキャラクター

野々村智美(ののむらともみ) CV:鈴音華月

陽茉莉の親友で、彼女の事を「ひまひま」と呼んでいる。ミーハーでイケメンが大好きで、テンションがやたら高い。

陽茉莉を弄って遊ぶのが日課だが、偶に陽茉莉からのカウンターとして嫌いなホラー鑑賞をさせられることがある。

綾部まひろ(あやべまひろ) CV:西乃ころね

理奈の親友。恭介(主人公)と共に昨年はクラスメイトだったため、今年は同じクラスではないが交流がある。

風紀委員に所属しているが、理奈とアミューズメントスポットへ遊びに行ったりする事もあるため、規則にガチガチな訳ではない。理奈と恭介(主人公)の相性の良さを見抜いており、付き合えば良いのに思っている。

水澄真子(みすみまこ) CV:白州妙

水泳部に所属するゆずゆの後輩。泳ぐのは苦手だが、水泳部の部活紹介で、登壇したゆずゆが泳ぐのに邪魔だから水泳部に入部するなという演説を聞き、逆に水泳に興味を持ち入部した。

ゆずゆからは、疎ましがられているが、基本的に鈍感なため物怖じせずついて回っている。ゆずゆと主人公がつきあっていると勘違いをしており、陰ながら応援している。

瀬野元気(せのげんき) CV:蝦押丈

恭介(主人公)のクラスメイトで何でも話し合える友人。見た目と名前の通り元気だけが取り柄。

ただ、お金や借りた物についてルーズで自分が決めた時に返す(要は返さない・売り払う場合もある)ダメな一面を持つ。彼女が欲しいと叫んでいるが、振られ続けており連敗街道を爆進中。

須賀崎桃(すがさきもも) CV:夏村伊介

恭介(主人公)のクラスメイトで友人。ルックスがそこそこ良く、人当たりも良いので、女子から人気があるかと思いきや、爬虫類・リザードマンをこよなく愛するという特殊な性格のため女子からはスルーされている。

普段はいい奴だが、スイッチが入ると爬虫類・リザードマン推しが止まらなくなることも。

近藤正義(こんどうまさよし) CV:西岡賢吾

クラスの担任。見た目から、体育教師のように見えるため、担当は体育と思いきや、担当は歴史と生活指導。結婚はしているが、生活はかなり悲惨である。

ただ、結婚した原因が当人によるところもあるため、同情する事は出来ない。名前がせいぎと読める事から「ジャスティス」と呼ばれているが、本人は実は嫌がっている。

「ピュア×コネクト」ゲストキャラクター

紺野彩里沙(こんのありさ) CV:森谷実園

3年生の先輩。ヒロインの1人、柊ゆずゆが所属する水泳部の先輩部員と仲が良い。たまに助けてくれたり、アドバイスしてくれたりする。真面目でがんばり屋。晴実ベイサイドシティで最近開店し、評判になってきた、ベーカリーレストランでバイトしている。

篠崎あゆみ(しのざきあゆみ) CV:井ノ上花

3年生の先輩。ヒロインの1人、皆原陽茉莉と委員会が一緒。おっとりした感じのいつもにこにこした可愛い感じで、たまにドジッ子。晴実ベイサイドシティで最近開店し、評判になってきた、ベーカリーレストランでバイトしている。

プレイインプレッションをお届け!

ゲームの内容は至極単純で、2年生の春を迎え、思春期全開に彼女が欲しい主人公(名前変更)が、自分の周囲にいる女の子たちとの交流を通して恋人となり、ヒロインとの甘々の恋人生活を楽しむといった内容となっています。なんてけしから…いえいえ、魅力的なコンセプトでありましょうか。

ヒロインの女の子は、“距離の離れた幼馴染み”の皆原陽茉莉、“仲の良い女友達”の望月理奈、“感情起伏の荒いクラスメイト”の柊ゆずゆ、“誰もが振り返る清楚な先輩”の沢渡岬の4人。ギャルゲーのヒロインとしてはやや少なく感じるかもしれませんが、どの女の子も基本的にノリが良く、主人公との会話のテンポも相まって魅力的に映ります。

ゲームの冒頭は主人公とヒロインたちとのやり取りを通して、主人公との関係性やどういう女の子なのかをプレイヤーとして確認することになるのですが、ヒロインたちを食ってしまうのではないかというレベルで存在感を発揮するサブキャラクターたるや…。こんな中で生活していたら楽しすぎますよ!

そしていよいよ本編が始まるのですが、前半部分では夏を迎える2ヶ月間でヒロインと恋人関係になることを目指します。学校生活の中で昼休みや放課後などは自由行動となるので、女の子たちと積極的にコミュニケーションを取っていくこととなります。

会話は初期段階で「世間話」「学校生活」「休日」の3つのテーマに分かれていて、それぞれにヒロインにとって興味のある話、そうでない話があります。ヒロインとの距離が約まると会話のテーマは徐々に増えていき、最大で6個まで同時に表示されますので、それだけ多彩な会話ができるというわけです。

上手く会話が弾めばヒロインたちとの仲は深まりますが、うまくいかないとふわっとした感じで会話が終了してしまいますので、とにもかくにも相手のことをよく考えて会話をしていきましょう。

そうして相手との仲を深めたら、いよいよ恋人関係へのカウントダウン。最初は距離感を感じていた2人の会話も徐々に近づいていって、段々とドキドキするような会話の雰囲気になってきます。恋愛アドベンチャーゲームでありながら、こうしたシミュレーション的な要素も味わえるというのは、実際にプレイしてみてより楽しく感じることができました。

ちなみにまだプレイ途中ではあるものの、私のお気に入りヒロインは陽茉莉です。見た目のほんわかさとは裏腹にしっかり自分を持っていて、距離が近づいてくると内面がより見えてきます。女の子らしい部分はもちろん、幼馴染という立ち位置からのいろいろな表情を見ることで、より惹かれること間違いなしです!

ちなみにゲームのUI周りですが、前回紹介した「ひとつ飛ばし恋愛V」と同様、加賀クリエイトさんより発売ということで、基本的な操作はほとんど変わりません。SELECTボタンでのスクリーンショットの撮影やバックログからのシーンジャンプ、そしてタッチ操作にも対応しているので、ストレスなくプレイできると思います。

第29回、いかがだったでしょうか。最近甘い恋物語に飢えている私ですが、こうして自分がキャラクターの側に立って楽しめるギャルゲーも楽しいものですね。ところどころで繰り広げられる、サブキャラクターたちの面白いイベントもぜひ注目してもらえればと思います。

ということで、今回はここまで。次回はすでに考えているのですが、また恋愛アドベンチャーゲームになるかと思います。その次あたりで変化球を出せたら面白いかなと考えていますので、ぜひご注目ください!

Friend to Lover ~フレラバ~

TGL

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2015年3月26日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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