「御簾納直彦ミステリィ 篝火ノ屋敷」第11回。攻略のポイントは、パートナーとの信頼関係?定番ホラーの在るべき形をゲームに落とし込んだ傑作ホラーアクション「デメント」を語ろう

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「御簾納直彦ミステリィ 篝火ノ屋敷」の第11回目となる今回は、カプコンが産み落とした狂気の一作「デメント」を紹介します。

本作は、PlayStation 2で発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。「バイオハザード」や「鬼武者」といった同社の3Dアクションゲームをベースにしつつ、本作ならではの独自性が際立ったゲームデザインが受け、ファンから高い評価を得た作品です。

その独自性とは、「狂気」に大きなスポットを当てた濃厚なストーリー&世界観と、主人公が非力な少女であるという点。そういう意味では、ホラーゲームの名作「クロックタワー」に通じるものがあるかもしれません。

メーカーロゴの画面では、フィオナとヒューイのシルエットが登場。

主人公は、綺麗な金髪と、凛とした表情が魅力的な美少女“フィオナ・ベリ”。本作は、事故に巻き込まれ、その後、見知らぬ古城に幽閉されることになったフィオナが、パートナーの犬(ホワイトシェパード)、“ヒューイ”と力を合わせて、古城からの脱出を目指すというストーリーです。

そこで重要になってくるのが、ある意味で「デメント」の主役とも言えるインパクト大のサイコパス達。愛嬌のある丸っこい目がデカイ体格とのギャップを感じさせる不気味な大男“デビリタス”や、無表情で何を考えているのか分からないうえ、いきなりプッツンしてぶっ壊れる超アブないメイド、“ダニエラ”といった、一癖も二癖も三癖もある濃ゆい敵キャラは、「デメント」の顔と言ってもいいでしょう。

不気味な城に、女の子が1人……。
主人公の少女、フィオナ。
フィオナに迫るデビリタス。実は彼の存在が、エンディングに影響を与えます。
一見するとビューティフルなお姉さんといった感じのダニエラですが……
実はかなりヤヴァイお人です。

フィオナ自体は、上にも書いたようにとても非力なので、攻撃の類はほとんどできません。せいぜい、キックやタックルといったささやかなもの。か細い女の子の攻撃ですから、ダメージはほとんど与えられませんし、敵に近づくわけですからリスクもあります。

そこで重要になってくるのが、ヒューイの存在。ゲーム中はヒューイに指示を与えて敵を攻撃させることが出来るのですが、この攻撃がなかなか強く、敵を撃退させることもできます。ヒューイと上手く連携をとることが、本作のキモと言えるのです。またヒューイには信頼度があり、信頼度が低いと言うことを聞きませんが、信頼度が高いと率先して敵を攻撃してくれるとう特徴も。パートナーとは信頼関係が大切というわけですね。

フィオナとヒューイの2ショット。

またステージには「回避ポイント」や「撃退ポイント」といった敵に対抗できるポイントが用意されており、敵に追いかけられたときは、それらのポイントを使ってピンチを凌ぐこともできます。基本的には「逃げ」がメインのゲームになるのですが、それゆえ、敵が接近してくる時の緊張感は凄まじいものがものがあります。敵が接近してくると、敵キャラクターの専用のBGMが流れるんですが、これがまた恐怖心を煽るんよ。「……来た!!」って感じです。

私は、本作をリアルタイムでプレイしていたのですが、元々ゴシックホラーな世界観が好きだったということもあり、すぐにドハマりしました。個人的にはホラーゲームの名作として、色んな人に知ってもらいたい。本稿を読んで「デメント」が気になったという方は、PS2版のカプコレ、またPS3版でもPS2アーカイブスとして2015年4月21日より配信されていますので、ぜひ一度プレイしてみてほしいですね。

筆者紹介

御簾納直彦

世界観の濃い作品をこよなく愛するフリーライター。好きなジャンルはサウンドノベルだが、好みに合えばなんでもプレイする雑食ゲーマー。Kindleで昔の漫画を買いまくるのがマイブーム。

※画面は開発中のものです。

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