コーエーテクモゲームスは、5月23日に神奈川県民ホールにて「ネオロマンス 20th アニバーサリー コンサート」を開催した。ここでは昼の部についてお届けする。
演奏・出演
演奏
ルビパ・ド・オーケストラ
平林 龍さん
多ヶ谷樹さん
グレース・マーヤさん
キャスト
速水奨さん(「アンジェリーク」シリーズ ジュリアス役)
保志総一朗さん(「遙かなる時空の中で」シリーズ 永泉/源泉水/平敦盛/布都彦役)
森田成一さん(「金色のコルダ」シリーズ 火原和樹/火積司郎役)
ナレーション
寺島拓篤さん(「遙かなる時空の中で」シリーズ 桐生瞬/有馬一役)
高橋広樹さん(「ネオ アンジェリーク」 レイン役)
松風雅也さん(「下天の華」 織田信長)役
アシスタント
Soriさん(アンフィニ)
ユーキさん(アンフィニ)
Kanさん(アンフィニ)
オーケストラ演奏をゲームの思い出と一緒に堪能
まずはメインビジュアルと共に「アンジェリーク」「アンジェリークSpecial2」「アンジェリーク エトワール」のメインテーマをメドレーで披露。ここで速水さん、保志さん、森田さんも登場し「アンジェリーク」の20周年を感慨深そうに振り返りつつ、これから「ネオロマンス」シリーズの未来がますます広がっていくだろうと期待を寄せる。
そして、永泉の語りから「遙かなる時空の中で」メインテーマへ。力強い尺八の音色が「遙かなる時空の中で」シリーズのさまざまな思い出を呼び覚まし、さらに「金色のコルダ」のテーマ、爽やかな「BLUE SKY BLUE」の2曲が続く。「ネオ アンジェリーク」の「空翔ける翼」「戦う翼」「エターナル・ラブ 愛の成就」メドレーはレインの語りとアニメーション映像を交え、戦いの緊張感、深い愛情を感じさせる演奏となっていた。
「下天の華」のオープニングを飾る「下天の華~Amor」ではピアノとボーカルにグレース・マーヤさんを迎え、ポルトガル語でつづられた歌詞と情熱的な歌声が会場を包み込む。そして編成をアンサブルへと移し、「アンジェリーク 天空の鎮魂歌(レクイエム)」から「天空の鎮魂歌(レクイエム)のテーマ」を、そして新作「アンジェリーク ルトゥール」のオープニング「天使の翼~Carry on your dream~」をアンフィニが歌い上げる。
「遙かなる時空の中で」メドレー“哀(かな)し”では「心の闇」「叶わない願い」「希う」「哀傷」「凛」「硝子に映して」を、神子や八葉をはじめ、さまざまな人物の流す切ないシーンと共に。「遙かなる時空の中で3」の「運命の鼓動よ」は、平林さんとグレース・マーヤさんによるここだけの特別なデュエットでファンに届けられた。
キャラクターソングもオーケストラバージョンで
コンサートが中盤に差し掛かったところで、オーケストラの演奏をバックに速水さんが「5分間のhistory」、保志さんが「枷鎖の散華は涙に」、森田さんが「はじめての気持ち。」とキャラクターソングを熱唱。ファンはブレードライトで会場を染め上げながら、大きな拍手を送った。
また「金色のコルダ」から、ゲームのみならずイベントでもなじみ深い「愛のあいさつ」、テレビアニメ「ネオ アンジェリーク Abyss 」の「SILENT DESTINY」、主旋律に尺八を取り入れ、大胆にアレンジされた「下天の華」の「華一輪」、今にも歌声が聞こえてきそうな「金色のコルダ3 AnotherSky」シリーズの「ROSY ROSA ROSY」と「GREEN FOREST GREEN」も奏でられる。「遙かなる時空の中で」シリーズの決意のメドレーでは「決意」「ただむかふ」「運命を変える力」「定めの時」「志」「黒蝶」と、強大な敵にも立ち向かうという強い意志、大切なものを守るという決意などが感じられる曲が集められていた。
「アンジェリーク」から、ジュリアス、クラヴィス、ランディ、リュミエール、オスカー、マルセル、ゼフェル、オリヴィエ、ルヴァの「守護聖のテーマ」と「優しい愛の歌」のメドレーも。会場へ響き渡る繊細で愛情にあふれたメロディに、ファンはじっと聴き入る。最後は出演者全員とファンが晴れやかに「僕たちのAnniversary」を合唱し、「ネオロマンス」シリーズ20周年を記念したコンサートは終了した。