カプコンは7月3日より大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にあるパレスシアターにてオープンする「バイオハザード・ザ・リアル3」のプレスツアーを実施した。
2015年7月3日から11月8日まで開催される「バイオハザード・ザ・リアル3」は、ハンドガンやマシンガンなどの銃火器で迫り来るゾンビと戦うアトラクションとなっている。
昨年実施された「バイオハザード・ザ・リアル2」はショットガンを撃ってゾンビを倒すというものだったが、今回はユニバーサル・スタジオ・ジャパンが独自開発したプロジェクションゴーグルを使用することで照準、残弾数、ライフゲージなどが表示され、ゲームの世界に入り込んでしまったかのような臨場感を味わうことができる。
ここでは、「バイオハザード・ザ・リアル3」のプレスツアーに参加してきたので、その内容をお届けする。
銃火器でゾンビを撃ちまくろう!
「バイオハザード・ザ・リアル3」を体験してきたことをネタバレにならない程度に紹介しよう。舞台となるのは生物をゾンビ化させるt-ウイルスによって壊滅してしまったラクーンシティ。ゲストはU.B.C.S隊員に導かれながら脱出を図ることになる。
“プロジェクションゴーグル”装着後、最初の武器としてハンドガンが手渡される。「バイオハザード・ザ・リアル2」ではショットガンを撃ちまくれたこともあり、かなり心許ない状態からのスタートとなった。
ゾンビは車の奥や建物の裏などさまざまな場所から突然出現して襲い掛かってくるので、“サバイバルゴーグル”の照準をゾンビに合わせてハンドガンで攻撃をしていく。ゾンビに命中すると“サバイバルゴーグル”ではゾンビから血飛沫が上がるようになっていた。弾薬には限りがあるので、とりあえず銃を撃ちまくればいいというわけではなく、しっかりと狙いをつけて確実に倒すのが大切なようだ。
U.B.C.S隊員が弾薬を補充できる弾箱や、ゾンビなどに襲われたときにライフゲージを回復する救急スプレーなどの場所を教えてくれる。ゾンビを倒すときと同じ要領で撃つことで獲得できるようになっていた。
今回10人以上で体験したこともあり、恐怖はさほどなかったが、本来はそれよりも少ない人数で挑戦することになるようなので、極限のサバイバル状態をぜひ味わって欲しい。
川田将央氏&ジェームス・バンス氏にインタビュー
アトラクション終了後、「バイオハザード」シリーズのプロデューサーの川田将央氏と、「バイオハザードリベレーションズ2」プロデューサーのジェームス・バンス氏にインタビューを行うことができた。
――「バイオハザード・ザ・リアル3」の感想を聞かせてください
川田氏:今回のアトラクションで3度目となるのですが、やはり年々リアルさや、恐怖感がグレードアップしていると思いました。かなりハイスペックなことに挑戦しているのですが、それが結果として現れていました。
ジェームス氏:当初、プロジェクションゴーグルを使用するという企画を聞いたときには、ゲームを作る側としてはかなり理想的な環境だと思いましたが、それを実現するのはかなり困難だと感じました。実際にアトラクションを体験すると見事に「バイオハザード」の世界観が再現されていますし、マシンガンを撃ったときの反動にもこだわっていたので爽快感がありましたね。
銃を撃ちまくることで恐怖感がなくなってしまうのを懸念していたのですが、ゲーム的な要素を取り入れ、非常に良いバランスにすることができました。
――「バイオハザード・ザ・リアル3」は過去2回との大きな違いはどこでしょうか?
川田氏:やはりプロジェクションゴーグルを使ってアトラクションをするところが大きな違いになっていると思います。攻撃をしたときに一目でわかるようになっているので、体感性がより深まるアトラクションになっています。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんが今まで積み重ねてきた、こだわりや進化を垣間見ることができました。
――今回注目してもらいたいポイントはどこですか?
川田氏:新キャラクターが1人登場しています。「バイオハザード」シリーズを知っている方だったら「おっ!」と思うところもありますのでぜひ注目して頂きたいです。
――今後の「バイオハザード」シリーズの活動内容を聞かせてください。
川田氏:「バイオハザード0 HDリマスター」やPS Vita版「バイオハザード リベレーションズ2」なども予定されていますが、今回「バイオハザード・ザ・リアル3」という企画に参加したことで、多くのことを学ばせて頂いたので、それをゲームに反映させたいと思っています。
――ありがとうございました。
「バイオハザード」シリーズのグッズが販売
パレスシアターに隣接しているワンダーピックスでは、「バイオハザード」シリーズのグッズが販売されている。そのほかにもゲームの世界に入り込んだかのような合成写真が撮れたり、S.T.A.R.Sの顔入りIDカードも作成可能だ。S.T.A.R.SのIDカードはグッズコーナーに売られているカードケースに入れることで、S.T.A.R.S隊員の気分を味わうことができる。
コラボフードも販売
フィネガンズ・バー&グリルでは、骨付きチキンのトマト煮込み、ソーセージなどが入った“アンブレラ・サバイバル・プレート”や、アルコールが入っている“調合ハーブなどのコラボフードも販売されている。
そのほかにもユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは7月3日より「妖怪ウォッチ・ザ・リアル」「ワンピース・プレミア・サマー」などのアトラクションや夏限定ショー「ウォーター・サプライズ・パーティ」なども開催されるのでぜひ体験してみて欲しい!