フリューが2015年夏に配信を予定している箱庭育成バトルRPG「ファンタジーラボ」。ここでは、可愛い見た目のモンスターたちとは裏腹に、多彩な要素が折り重なって繰り広げられる、白熱した頭脳戦が魅力の本タイトルを紹介していく。
目次
「ファンタジーラボ」は、モンスター研究所のマスターとなり、ラボの育成やモンスターを収集しながら、敵のラボを攻略して大陸一のモンスター研究所を目指す箱庭育成バトルRPGだ。
本作は、さまざまなパーツを開発・強化・配置する箱庭要素と、モンスターの収集・育成、そしてクエスト形式のバトルを攻略しながら自分だけの研究所を作っていけるRPG要素の兼ね合いが特徴となっている。
今回は、ほのぼのとしたBGMや、ゆるく可愛らしく描かれたキャラクターに惹かれた人たちを取り込んでしまう本作の魅力を紹介していこう。
まずは自分だけの研究所を設立!
自分の研究所兼戦闘における拠点を作るには、まず材料と設計図を集める必要がある。材料にはさまざまな種類があり、たとえば、木製の塔を築く際には木版などの材料を集めなければならない。城門や塔などの施設にも種類があり、材料と設計図があれば煉瓦造りの頑強な城門なども建設できるほか、そこに配置した特定のモンスターの能力を強化する特殊な施設を作ることも可能だ。
分かりやすくサイクルにすると、“戦闘→材料・設計図の収集→パーツの開発・強化・配置→戦闘…”といった図になるだろうか。パーツの開発などはよくある強化・合成などに近いシステムなので、昨今のスマートフォンゲームをプレイしているユーザーならすぐに理解し、馴染むことができるだろう。さて、ここで本作のタイトルでもある“ラボ”らしい特徴的な要素を一つ紹介しよう。
好きなアビリティを抽出し、ほかのモンスターにスキルを覚えさせよう
本作をプレイする上で一際目を引くのは、キュートにデフォルメ化されたキャラクターたち。今回はテストプレイ段階だが、それでも登場キャラクターの数は200種類近くにおよぶという。さらに、本作のモンスターたちは魅了や毒、麻痺など、それぞれ特徴的な能力やスキルを有しており、これらが戦闘において非常に重要な要素となる。
本作では、モンスターが所持しているさまざまなスキルを抽出してほかのモンスターに移すことができる。これにより、モンスターのレベルを上げて新しいスキルを習得する、というお約束の流れに新しい刺激が加わり、育成の自由度がぐっと向上している
お気に入りのモンスターに強力なスキルを注ぎ込むもよし、状態異常系のスキルをいくつも積んだいやらしいモンスターを製造するもよし、まさしくプレイヤーが一人の研究者となったようにモンスターの育成を楽しむことができる。
バトルのコツは“秘密兵器”!?3ラインによる白熱のディフェンスバトル
拠点の整備やモンスターの育成が終わったら、いよいよほかのラボの攻略を目指す。本作の戦闘は、3ラインによるタワーディフェンスバトルだ。3つのラインにモンスターを好きに配置し、敵の拠点を制圧すれば勝ちとなる。モンスターたちは配置させしてしまえばあとは自動で行動し、スキルなども条件に応じて随時発動していく。まずは、戦闘におけるいくつかの注意点を挙げていこう。
モンスターはエネルギーの許す限り一度に何体でも召喚可能!
本作では、モンスターを召喚するのにコストが必要となる。コストは左下、パーティに編成したモンスターたちのアイコンに注目。
緑色のゲージの数だけモンスターを召喚することができるので、一度に大量に召喚して敵の拠点を強襲するか、状況に応じて適宜エネルギーを振り分けていくかはプレイヤーの裁量次第。なお、エネルギーは一定時間ごとにチャージされるので、慎重になりすぎる必要はない。
モンスターのタイプを把握しよう!
上記にて少しだけ触れたが、本作のモンスターたちは剣タイプ、弓タイプ、魔法タイプ、さらには体力や攻撃力に優れた大型のモンスターなど、実に多種多様な特徴を持っている。さらに「接近戦」「遠距離」「飛行」「支援」などの特性も加わり、さまざまな攻撃を自動で行ってくる。
剣や槍などを持ち、接近戦を得意とするモンスターは打たれ強く、ガンガン敵陣に攻め入っていける。弓や魔法などを使う遠距離戦ができるキャラクターは、塔の上などの遠くから一方的に攻撃できるほか、近距離型のモンスターたちの攻撃が届かない飛行特性を持ったモンスターに攻撃することができる。この飛行持ちのモンスターはなかなかに厄介な存在で、城門などを飛び越えて拠点が直接攻撃されてしまう可能性もあるので、遠距離タイプのモンスターが守りの要になることもしばしば。
支援型のモンスターは、その名の通り味方のモンスターをサポートしてくれる。デモプレイ時の例を挙げると、ピクシーというモンスターは自分の目の前のモンスターの体力を回復してくれる。目の前にタフな大型のモンスターを配置し、その背後にピクシーを配置することで、ただでさえ打たれ強いトロールなどの大型モンスターが難攻不落の動く城塞に化ける。味方にすれば強力な反面、敵にすると非常に厄介な存在になるだろう。
支援型のモンスター自体は、ほかのタイプと比べて打たれ弱いモンスターが多いので、飛行タイプのモンスターなどを使って支援モンスターを狙い撃ちしてしまうのが有効だ。ただし、支援タイプはもちろん各モンスターはそれぞれ独自のアルゴリズムを有している。飛行タイプは気まぐれなので、必ずしも支援モンスターを狙ってくれるとは限らないので注意しよう。
一気に拠点を攻め落とす?じわじわと追いつめる?
敵味方の拠点の中には、それぞれ金庫やエネルギータンクがある。これらを破壊することで、勝利時に大量のゴールドがもらえたり、戦闘中の敵のエネルギーチャージを封じることができる。エネルギーが回復しなければ、当然ながらモンスターを召喚することはできない。先にエネルギータンクを叩き、金庫を破りながらじわじわと敵を追いつめていくか、一挙に拠点を潰しにかかるかは状況次第。プレイヤーの裁量に委ねられるだろう。
ピンチをチャンスに!有利な状況をさらに有利に!多彩な効果を秘めた秘密兵器
モンスターによる攻撃など、基本的に受動的な操作でゲームが侵攻していく本作だが、プレイヤーが能動的に行える操作の一つとして“秘密兵器”がある。これは拠点中央に設置された建造物のことで、デモプレイでは戦場の中央に砲撃を行う“大砲”のみだったが、ほかにもさまざまな種類が存在するという。拠点に攻めてきた敵を魅了してしまう“お菓子の家”や、拠点内の敵を眠らせる“きのこの家”などがあるとのことだ。
この秘密兵器はモンスターのスキルと違い、プレイヤーが任意のタイミングで発動できるため、戦局に明確な変化をもたらせやすい。今回使用できた大砲の場合、開幕早々に撃ち込むことで敵のモンスターたちを一網打尽にすることが可能だったほか、拮抗している時や劣勢の時などは逆転の機会を呼び込むことができる。ただし、秘密兵器によって発動できる回数が決まっているので、使う場面は熟慮の必要がありそうだ。
ポップさ×戦略性の高いバトルが魅力の「ファンタジーラボ」
本作は可愛らしいモンスターやポップな見た目とは裏腹に、非常に戦略性の高いバトルが楽しめる作品になっている。アクションゲームなどが好きで普段からよくプレイしている筆者は、逆に言うとこういったシミュレーション系のゲームはあまり得意ではなく敬遠しがちだった。
しかし、いざプレイしてみると、まずキュートなモンスターたちに目を引かれ、いろいろと探っているいるうちにバトルの奥深さを知り、最終的には大量のモンスターたちを盾に一気に大砲で敵を焼き払うという鬼畜プレイに没頭してしまうほど本作にのめり込んでしまっていた。
覚えることが多く大変そう…と思っている人も、一つ一つのシステムは分かりやすくシンプルに作られているので安心してほしい。明瞭で覚えやすいシンプルさゆえに、それらが折り重なった時の化学反応が面白く、これこそが本作の最大の魅力なのではないかと筆者は感じた。
また、本作は現在事前登録を実施している。限定モンスターを含めたさまざな特典ももらえるので、興味を持った人はぜひこの機会に登録を済ませておいてはいかがだろうか。
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