千葉・幕張メッセにて9月17日より開催中の「東京ゲームショウ2015」。グリーブースで9月17日に行われた、「追憶の青」のステージをレポートする。

目次
  1. イメージイラストは天野喜孝氏、音楽はベイシスケイプの岩田匡治氏と、豪華スタッフが集結!
  2. 井坂氏が実機プレイで製品の内容を紹介
  3. さらに細かいゲーム内容に迫る!
  4. 現在クローズドβに参加するユーザを募集中!

ステージに登壇したのは、グリーの井坂友之氏、シシララの安藤武博氏、ファミ通App編集部 笠井正彦氏、MC安治美穂さんの4名。現在TGSのグリーブース内にも試遊コーナーが設置されている「追憶の青」。そのゲーム性の高さに試遊をしてきた筆者も大層驚いたのだが、このゲームの詳細が「追憶の青」ステージで明かされた。

イメージイラストは天野喜孝氏、音楽はベイシスケイプの岩田匡治氏と、豪華スタッフが集結!

まずは「追憶の青」の世界観を描くPVの一部をご覧いただくとしよう。

製作陣の顔ぶれが明かされると、「顔なじみのスタッフも多いですね」と元スクウェア・エニックスの安藤氏が笑いを誘った。

「追憶の青」は、片手縦持ちベルトスクロールアクションということ。操作感にこだわり、ベルトアクションゲームにしては珍しく縦持ちでのプレイとなり、しかも片手でプレイできるという手軽さ。

さらにマルチプレイが可能で、他のプレイヤーとのチャットコミュニケーションも可能となっている。3人パーティを組むことが可能で、友達などと手軽にマルチプレイをすることができる。

なお、プレイヤーたちがクエスト以外の時にいるロビー的な「街」があり、ひとつの街に30人くらい入るそうなので、実際にサービスが始まると画面もさぞかし賑やかになりそうだ。

ストーリーは戦乱を生き抜く青年と彼に関わる物語。父と息子が憎しみ合う、という重いテーマが根底にあり、かなり深い物語になっているとのこと。プレイすればするほど、そのストーリーの奥深さを感じてもらえると、井坂氏は語った。

改めて紹介された豪華スタッフには、安藤氏も「よくこれだけ集めたね」と感嘆の声を漏らすほどだった。今回はストーリーが重かったので音楽も重いものにしたいと思って、まっさきに「オウガ」シリーズなどの作曲を手掛けたベイシスケイプが浮かんだとのことだ。

井坂氏が実機プレイで製品の内容を紹介

今回グリーのブースで遊べる体験版を実際に井坂氏がプレイして、実況しながらゲームの説明を行った。体験版はノーマルモードとハードモードがあるが、安藤氏に流されてハードモードでプレイすることに。

なお、この試遊時、井坂氏は左手にマイクを持って話しながら右手でゲームをプレイしていた。”縦持ちで片手でプレイできるベルトアクションゲーム”であることをさりげなく証明した形となり、安藤氏も「電車で吊革につかまりながらでもプレイできるね」と感心していた。

なお、ゲーム自体は敵の動きのパターンを読む、典型的なベルトアクションゲーム。自分に向かって体当たりするように走ってくる敵は交わしてから攻撃をしたり、さまざまなパターンを覚えて身体になじませていくような感じに見えた。

二段ベルトスクロールアクションなので、奥に行ってかわす、手前に寄って交わす、などの技も使うことができる。移動はフリップをするだけで良く、ジャンプなどもフリップで可能。ジャンプしながら斬りつける攻撃や、敵を浮かせてからのコンボ攻撃なども出すことができる。

ボスはその巨体故に走りすぎると疲れるので、そのときが攻撃チャンスとなっている。マルチプレイだと数十コンボくらいは普通にはいるとのことだ。

なお、各キャラクターごとに必殺技が設定されているそうだ。しかし必殺技ゲージは敵にコンボを切らさずに入れないとなかなか伸びず、そしてその敵を倒すとゼロに戻ってしまうため、必殺技を出すのはなかなか難しめに感じた。

基本的には道中の雑魚敵などでは出せず、ボスなどのHPが高く設定されているキャラにうまくコンボをあてることで必殺技を発動させるという流れになるだろう。

ゲームの起動画面にでてくるのは全てが味方のキャラクターではなく、敵としてでてくるキャラクターも含まれているそうだ。

使えるキャラクターはリリースの時点で100体くらいはいるとのこと。剣で切るタイプの剣士から、魔法を使う遠隔キャラ、拳をたたき込む格闘家など、さまざまなキャラクターがいるので、随時その敵にあったキャラクターに切り替えながら戦っていくことも大事なようだ。

基本的にキャラクターの職業は四つだが、そこから先に様々な職業に派生していくシステムを採用している。

さらに細かいゲーム内容に迫る!

ガチャから出現するのは、キャラクターと武器の二種類があるそうだ。武器のバリエーションは、ファンタジーな世界観に合うように最初は剣とか杖とかナックルとかそういうものからはじまるとのこと。

槍や弓の実装も考えてはいるがリリース段階でいれられるかは不明で、敵となるモンスターは100種類くらいいるそうだ。

つまり100体分のモンスターの攻撃パターンがあるということで、それを覚えるまではなかなか苦戦を強いられそうだが、その分やりごたえのある内容になっていそうに感じた。

アクションゲームのマルチプレイで気になる各機での同期については、できる限りリアルタイムに同期するようかなり念を入れて調整している模様。ただ通信環境の問題もあるので、そこについては完全にリアルタイムに同期させられない場合もあるのでご勘弁していただければと、井坂氏は述べた。

片手で遊べるのを売りのひとつにしているゲームだけあり、左利きのプレイヤーのためにメニューから操作を反転することができる機能も搭載。細かいところまで配慮が行き届いているのは、長年ソーシャルゲームを作ってきたグリーならではだろう。

現在クローズドβに参加するユーザを募集中!

現在、「追憶の青」ではクローズドβに参加するユーザを募集している。今回のβテストだけで終わらず、何回かに分けてβテストを実施する予定のようだが、クローズドベータはAndroid限定となっている。

「追憶の青」クローズドβテスト応募ページ
http://blue.wrightflyer.net/cbt/

対応機種についてはあまり明確な発言はなかったが、iOS版については少なくともiPhone5以降であれば遊べるようだ。Androidについてはできる限りたくさんの機種に対応できるように努力すると井坂氏。

iOSとAndroidの両OS同時リリースを目指しているそうだが、実際のリリース時期については「まだ肌寒いうちには出したい」と明確な時期は語られなかった。

スマートフォンゲームの2Dアクションとしてはかなり完成度が高いので、気になるユーザはクローズドβに応募してみよう。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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