2015年9月17日の4日間、千葉・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2015」が開催される。一般公開日にゲームショウに行く人の参考になるよう、気になるモノを探してみたので、紹介していく。
ホール2~8
一般公開日はホール1とホール8が一般来場者入り口になるが、ビジネスディはホール1のブースが公開されていなかったため、ホール2から順に紹介していく。
2-N02.Supercell
ブースを囲む巨大モニターは必見。スマートフォンアプリの人気タイトル「クラッシュ・オブ・クラン」のキャラクターの立体物がお迎えしてくれる。
2-S02.ファミ通
「Weekly ファミ通 いくぜ!1400号!メッセージボード」には著名人のメッセージとサインが多数書かれていた。
2-C14.総合学園ヒューマンアカデミー
ゲームスクールコーナー内の総合学園ヒューマンアカデミーブースにある巨大な椅子が目を引く。
3-N01.エレクトロニック・アーツ
ブース全体が「Star Wars バトルフロント」一色。通路側から見るとテレビのクイズ番組のような席の並びで40人対戦のウォーカー・アサルトをプレイしているので、まずその壮観な状態をみて、興味を持ったらプレイしてみよう。
日本ゲーム大賞
日本ゲーム大賞ブースでは、日本ゲーム大賞のアマチュア賞作品の試遊が可能。東日本大震災義援金募金箱があり、チャリティーオークションの出品タイトルを確認することもできた。
3-S01.DMM.com
ブラウザーゲーム「勇者ヤマダくん」の顔出し看板や「刀剣乱舞-ONLINE-」は多数のキャラクターの立て看板の展示。2016年に日本語版のサービスが始まる「エルダー・スクロールズ・オンライン」の大きなフィギュアが堂々と飾られていて、ブラウザーゲーム関連のグッズが多数ショーケースに飾られていた。
「艦隊これくしょん」に関しては複数のキャラクターの立て看板があり、関連のフィギュアが多数ショーケースに展示されているのはとにかく圧巻。
4-N03.カプコン
「ストリートファイターV」のいかにもケンと戦っている姿を撮影できそうな壁があり、「逆転裁判6」の体験スペースは法廷をイメージした作り、「バイオハザード アンブレラコア」では武装した隊員が配備されていてゲームのイメージを創り出していた。
「モンスターハンター」関連のコーナーには、「モンスターハンタークロス」の巨大モンスターのオブジェがあるほか、数々のコラボ商品が展示されていた。
4-C04.サクセス
スマートフォンゲームコーナー/ソーシャルゲームコーナー内にあるサクセスブースには、「メタルサーガ ~荒野の方舟~」の展示に合わせて複数のキャラクターの立て看板があるほか、ゲームに登場する犬型生体兵器のリアル版の姿も見られた。
4-S03.Cygames
「グランブルーファンタジー」の世界観を示す巨大な建物と騎空艇がとにかく迫力のブースになっていた。
Monster Energy
ホール5の通路側にある緑色の光の目立つブースでは、モンスターエナジーの無料配布を行っている。また、エレクトロニック・アーツの「ニード・フォー・スピード」はここでしか体験できないのでチェックしておこう。
5-N02.スクウェア・エニックス
スライムとメタルスライムが空に浮いているのが目印のスクウェア・エニックスブースでは、「ドラゴンクエストビルダーズ」の試遊スペースのあたりで「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」のすれちがい配信が行われていた。また、スクウェア・エニックスのパートナー企業のタイトルは展示スペースから通路側に向けてムービーで展開。
5-C13.北海道モバイルコンテンツ・ビジネス協議会(HMCC)
スマートフォンゲームコーナー/ソーシャルゲームコーナー内にある当ブースには、モバイルコンテンツ「EVAGATE」のアピールの為に「新世紀エヴァンゲリオン」の惣流・アスカ・ラングレーの等身フィギュアが直立し、ゲームドゥがニンテンドー3DSダウンロードコンテンツとして配信している「コロロケの森 ぽいっと」のすれちがい通信コーナーを示す立て看板も見られた。
5-S01.セガゲームス
「ブレードアークス from シャイニング」のパッケージやグッズがショーケースの中に展示。また、セガブース内のアトラスコーナーにはオーディンスフィア レイヴスラシル」の先着購入特典が展示されていた。
6-N02.ピグミースタジオ
「ボコスカウォーズ2」の展示スペースでは、キャラクターの立て看板があるほか、タイミングが合えば開発者のラショウさんが熱唱するボコスカウォーズの歌を聴くことができる。
6-N03.バンダイナムコエンターテインメント
「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4」「聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル」、「GOD EATER RESURRECTION」について、それぞれキャラクターと一緒に写真撮影ができるフォトコーナーを展開。
「機動戦士ガンダム EXTREME VS-FORCE」の展示スペースには巨大なMS-06S ZAKU IIの頭が目玉を動かして常に監視。「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ2」の展示スペースではシンデレラ城の前でミッキーとミニーに挟まれて写真撮影が可能。「ディズニーインフィニティー3.0」の発売時期に展開されるフィギュアがショーケースの中に展示されていた。
6-C03.マッドキャッツ
ゲームデバイスコーナーのマッドキャッツでは、アーケードスティックやスマートフォン用コントローラなど、周辺機器を多数ショーケースで展示。
6-C05.DXレーサー(ルームワークス)
ゲームデバイスコーナー内のDXレーサー(ルームワークス)では、多数のチェアを展示。座って休憩しながらゲーム用の椅子の導入を検討しよう。
6-C06.コボジョ
プレイステーション4、プレイステーションヴィータ、iOS、Androidでの発売が予定されている「ゾディアック」に登場するであろうモンスターが堂々と休憩していた。
6-C11.ボルテージ
ロマンスゲームコーナーのボルテージでは、「花より男子~F4とファーストキス~」のF4との写真撮影ができ、「恋アプリアル体験コーナー」ではイケメンの人気投票が行われていた。
6-S01.ソニー・コンピュータエンタテインメント
巨大スクリーンに映る「人喰いの大鷲トリコ」のリアルなトリコが迎えてくれて、ブース内では「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」のキトゥンが空を飛び、「BloodBorne The Old Hunters」の不気味なキャラクターが地味に発売日をお知らせしていた。今人気の「マインクラフト」はゲームの雰囲気を表現したプレイスペースが用意されていて、プレイステーションヴィータの新色が多数展示。
プレイステーションVRやPlayStation4 HDDベイカバーのカラーバリエーションなどをショーケースで展開。
7-N01.コーエーテクモゲームス
コーエーテクモゲームスは、写真撮影スポットがたくさんあるのが最大の特長。「進撃の巨人」では撮影すると会場の大きなオブジェに自分が巨人として表示されるギミックを展開。「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」ではマフラー、剣、盾、「仁王」では剣を持って役になり切って撮影することができた。
「戦国無双4 Empires」「アルスラーン戦記×無双」「アンジェリーク ルトワール」「よるのないくに」「ソフィーのアトリエ~不思議な本の錬金術士」はそれぞれトレジャーボックスの内容物がショーケースで展示。
「AKB48の野望」は、AKB48のメンバーが着た衣装を日替わりで展示。
コスプレコンテストは今年も開催。
「三國志」関連は、「三國志」30周年と「真・三國無双」15周年ということでシリーズを総括するような展示が展開され、諸葛亮になり切れる穴あきパネルで撮影すると諸葛孔明の羽扇を貰えた。
7-C01.プロダクション・アイジー
「攻殻機動隊 新劇場版」のロジコマの展示。運がよければ草薙素子やバトーとも会えた。
7-S01.WARGAMING JAPAN
「World of Warships」や「World of Tank」の出品に伴い、例年にも増して迫力のある戦車が展示されている一方、とコラボしている「ガールズ&パンツァー」や「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」の立て看板の姿がいくつか見られた。
7-N02.ブシロード
「ラブライブ スクールアイドルフェスティバル」のμ'sのメンバー勢揃いの立て看板やアルパカ、「艦隊これくしょん -艦これ-」の連装砲ちゃん、「爆走兄弟レッツ&ゴー! ワールドランナー」のミニ四駆の展示。
8-C05.EIZO/MSI/SteelSeries
チェアの横でおおきな赤いドラゴンがお迎えしてくれる。
8-S01.コナミデジタルエンタテインメント
「メタルギアソリッドV ファントムペイン」の展示に合わせて、塹壕をイメージした装飾や宙に浮く兵士の姿が見られ、フィギュアなどの関連商品がショーケースで展示されていた。パッケージの人物になり切れる撮影コーナーの展開。また、コナミブース内にある日本ファルコムの「東京ザナドゥ」の展示スペースにいるスタッフTシャツが何気に派手なので注目。
ホール9~11
続いてホール9~11の気になったモノを紹介する。
ゲーム歴史資料館・大抽選会場
1983年から2015年までのゲームの歴史の展示。一般公開日は大抽選会場として使われる。
Monster Energy
9-11ホールにもモンスターエナジーの配布スペースが存在する。
物販コーナー
続いて物販コーナー。
9-03.マッドキャッツ
いくつかの商品が会場限定価格で販売。
9-01.谷川商事
「ロックマン」や「戦国BASARA」のスタンプを展開。
9-07.三英貿易
任天堂キャラクターのぬいぐるみを多数展開。撮影禁止のショーケースの中には「スプラトゥーン」の新作ぬいぐるみが展示されていた。
9-09.コスパ
ゲーム会社各社とのコラボ企画のグッズを多数展開。「ゼビウス」のジーンズの先行販売。
10-08.アサミズカンパニー
「星のカービィ」関連のグッズを展開。
10-03.インドア
セガハードや「ダンガンロンパ1・2」のシューズ、プレイステーション4のバッグの展開。
10-02.インフォレンズ
「マインクラフト」関連のグッズの展開。
10-02.ゲームセンターCX
今年も「ゲームセンターCX」関連のグッズを多数展開していた。
メーカー物販ブース
その他、メーカーの物販ブースではそれぞれメーカー発売タイトルのキャラクターグッズを中心に展開していた。極力リストを掲載してみたが、見にくいけど気になる方は会場に直接足を運ぼう。
9-06.三和電子/アークシステムワークス
9-04.コーエーテクモゲームス
9-08.スクウェア・エニックスミュージック
10-10.セガゲームス
10-09.カプコン
10-11.スクウェア・エニックス
プレイステーションVR
最後に、今回はプレイステーションVRのタイトルをプレイする事ができたので、少し触れておく。ブース内では、ゲームを始める際に説明員からヘッドセットをかぶせられると立体視の調整を求められ、位置が決まったらヘッドセットをきつめに止めるが、この時に視点のずれが生じるので、正しい位置を固定するのが意外と難しい。
「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project VR Tech DEMO」
一言で言うと、サイリウムを振りながら初音ミクのライブを楽しむソフト。曲に合わせて右手に持っているPS Moveモーションコントローラを振り、振動が来たらより強く振ることでライブを盛り上げていく。ライブの後半になると、プレイヤー自身がステージ上に立ち、目の前で初音ミクが踊ってくれるような豪華なステージ体験をできる。
今回のバージョンをプレイして思ったのが、いまいち曲のテンポと観客の動きが合ってなくて、曲に合わせてPS Moveモーションコントローラを振ろうとするとひとり外れた感じになるのがもどかしかった。没入感があるタイトルだけに、より一人ぼっちになる感覚を感じた。
「サイバーダンガンロンパVR」
「ダンガンロンパ」の一部のメンバーによる、学級裁判部分の疑似プレイができるタイトル。今回のバージョンでは、チュートリアルの様な操作を終えたところで判決が決まり、お仕置きを受けるところまで体験することができた。
見た目は3D空間で、その中で文字が飛び交い、その文字を持って投げるような表現があり、3Dながらもリアルというよりはアニメ的な演出が目立っていた。操作自体はモーションコントローラで照準を合わせてRボタンでダンガンを撃つ操作くらいしかなく、PSP版の延長の操作だったため、今後操作は改善されると思われるが、ゲーム内容よりも横を見たときに朝日奈さんの胸の谷間が妙にリアルに見えてしまい、これがゲームショウでなかったら間違いなく朝日奈さんの方に体を寄せたのではないかという実感があった。
「真・三國無双7 VR DEMO」
「真・三國無双」シリーズは通常、画面上にいるキャラクターを操作するが、このソフトではキャラクター自身の視点でゲームが進む。趙雲か王元姫の指導に沿って操作方法を一通りマスターするような内容になっていて、実際の戦場には繰り出せなかった。
プレイして一番もどかしかったのが、プレイヤーの移動。何か乗り物に乗っているような感覚でのろのろと移動するところが無双っぽくなかったが、意外と移動している感覚はものすごく感じることができ、乗り物のゲームをプレイすれば、プレイヤーはずっと同じ場所にいるはずなのに移動している感覚を味わえるのではないかと実感できた。
今回体験した3タイトルは、個人的にはクリエイターが望むであろう所とは違った部分で楽しむことができたので、これでクリエイターが想定する面白いことが実現されたときにはどんな面白いゲームになっていくのか、そして、発売までにどのような調整が行われ、ソフトがどのように充実していくか、かなり期待したい。
まとめ
今年も昨年と同様、モノを中心に各ブースを回ってみたが、昨年に比べると面白いオブジェ的なモノが少なかったように思いました。その反面、撮影スペースが増え、しかもスタッフが撮影に対応してくれるところが多かったのがかなり好感を持てました。今回撮影したブースの中でもしかしたらビジネスディと一般公開日で展示内容が変わるところがあるかもしれませんが、ゲームショウを回る参考に活用して頂ければ幸いです。