【TGS 2015】相坂優歌さんがリアルソフィーの姿で登場！「ソフィーのアトリエ＆よるのないくに」ガストスぺシャルステージをレポート

「ソフィーのアトリエ」コーナーでは、相坂さんがリアルソフィーとなって登場！

ステージが始まると、「よるのないくに」の開発プロデューサー 菊地啓介氏、「ソフィーのアトリエ ～不思議な本の錬金術士～(以下、ソフィーのアトリエ)」のディレクター 岡村佳人氏に加え、ソフィー・ノイエンミュラー役・相坂優歌さんと、キャラクターデザイン・イラストレーションを担当するイラストレーターのゆーげんさんが登壇。

中でも相坂さんは自身の演じるソフィーの変身後の衣装に身を包んでの登場となり、コンパニオンの方々と比べられないか不安だったという相坂さんだったが、ピッタリの可愛らしさに何度も歓声が上がり、会場は大いに盛り上がっていた。

まずガストの人気RPG・アトリエシリーズ最新作「ソフィーのアトリエ」のコーナーから、最新PV映像とOPムービーが上映。特に初公開となるオープニングムービーの反応は上々で、生き生きとアニメーションで描かれたキャラクター達の姿を見て、思わず相坂さんが「アニメ化しましょう！」と興奮してコメントしたほど。岡村氏によると、作品の雰囲気を重視した「黄昏」シリーズに対し、ソフィーでは物語のイメージが伝わるようなアニメーションを描き出しているのだという。

さらにストーリーやシステムなどゲーム内容をまとめたダイジェスト映像も上映。調合システムをはじめ、様々な新たな試みが取り入れられており、新たな「アトリエ」シリーズのスタンダードとなることを目指して制作が進められているとのこと。調合システムはパネルの中に材料を当てはめていくパズルのような視覚で分かりやすい形式になり、より遊びやすくなるという。錬金術士だけではなく、全てのキャラクターがアイテムを使用できるが、それぞれのキャラクターで使用できるアイテムが異なるのもポイントとなる。

ゲーム映像で、今回自身がデザインしたキャラクターの3Dモデルが動く所を初めてみたというゆーげんさんは、「なるべく3Dモデル映えすることを意識してデザインしたのですが、その分複雑なものになったので、3D制作が非常に大変だったと思います」と制作陣の苦労を労っていた。

続いて行われたキャラクターにまつわるトークでは、やはり相坂さん演じるソフィーが話題の中心に。相坂さんは当初、ソフィーの変身前のデザインを見たとき、地味な中にも色気のようなもの感じ取り、それを演技の中に含めてみたそうなのだが、岡村ディレクターからは「何もかも吹き飛ばすくらい元気に！」とバッサリ。最終的には、「アトリエ」シリーズの主人公らしい、とにかく明るく前向きで純粋、だけどちょっととぼけた女の子とという現在の形なったのだという。

また駆け出しの頃と成長した後、それぞれのソフィーの演じ分けについて尋ねられた際には、「ソフィーは元々凄く前向きな女の子で、最初から皆のために頑張ろうという気持ちは一貫しているので、根っこの部分は変えていません。ただ、プラフタに対する愛情はどんどん大きくなっていくので、そこは意識しています」とのこと。2人の関係性については「友達よりも深い、家族なのかそれとも……」と意味深な回答をしかけたところで、「その先はゲーム本編で！」とすかさず岡本ディレクターに制止されるという一幕も見られた。ソフィーとプラフタがどんな関係になるのか、注目のポイントになりそうだ。

そのソフィーのパートナー的な存在で、本作の中心となる存在でもある「プラフタ」の話題では、プラフタの衣装を自由に作成できる「ドールメイクシステム」に、ゆーげんさんが構想初期の段階から関わり、様々なアイディアを提案していたことが判明。相坂さんも思わず興奮したというセクシーなデザインについては、ドールメイクシステムによって衣装のカスタマイズを行うため、なるべく初期段階の衣装はシルエット的なボリュームを抑えめにし、その中でかわいさを演出するためにフリルなどを加えていった結果なのだという。最初はヨーロッパのドールを意識し、球体関節を想定したこともあったそうだが、広くユーザーに受け入れられることを考えた結果今の形になったという、興味深い話も飛び出していた。

なお、ドールメイクで作成できる衣装のビジュアルもいくつか公開され、その中で客席や相坂さんの注目を集めたのが、なんとチョコレートを頭からかけたようなインパクト抜群のデザイン。ドールメイクをする際には、材料に応じてプラフタが様々なリアクションを見せてくれるらしいのだが、この場合は呆れたような反応を見せてくれるのだとか。ちょっとユニークな衣装を着せた際のプラフタのリアクションも楽しみの1つとなりそうだ。

「よるのないくに」コーナーでは、新規エピソードを描く無料ダウンロードコンテンツの配信が発表！

後半からは、ガストが送る新規タイトルであるアクションRPG「よるのないくに」についての情報が公開。生け贄に捧げられた聖女「リュリーティス」と、聖女を守護する騎士「アーナス」の2人の少女の愛の物語が描かれるという、非常に独創的な世界観をもったタイトルだ。
ステージでは、最初にプロモーション映像の後、こちらもゲームの紹介映像が上映。戦闘パートでは攻撃の素早い短剣から、動きは遅いが威力の高い鉄槌に装備を変えて攻撃する場面などもあり、様々な性能をもった武器を自由交換しながら戦うなど、アクションゲームならではのテンポのいい戦闘を楽しむことができる。

従魔（セルヴァン）と呼ばれる使い魔も本作の大きな特徴の1つ。セルヴァンは条件を満たすことで仲間としてアーナスと共に戦ってくれる存在で、セルヴァンを集めて育成していくことも大きな楽しみの1つとなっていくという。仲間になったセルヴァンに戦闘中細かな指示を出すことで、より戦闘を楽に進められるようになる。

さらに会場では、「教えて！よるのないくに」という、相坂さんがソフィに扮して、様々な「よるのないくに」への疑問を菊地啓介開発プロデューサーにぶつけるというコーナーも行われ、キャラクターやセルヴァンに関する解説が行われた。美麗と表現するのがしっくりくる、アトリエシリーズとはまた雰囲気の異なるキャラクター達について、「フィギュアが欲しい」と熱望する相坂さん。フィギュアは現時点ではまだ決まっていないそうだが、プレミアムボックスには主人公のアーナスを3Dで見ることができるという3Dカードが付属し、あんなところやこんなところが（？）飛び出すように見えるのだとか。

また、それぞれ個性的な外見をしたセルヴァンの中でお気に入りを聞かれた相坂さんは、セクシーなお姉さんタイプのセルヴァンであるイフリータと即答。イフリータはユーザーからの人気もダントツのトップとのことで、とにかく高い人気が窺える。途中、相坂さんが次の質問を忘れかけるという場面があるも、ソフィーらしいとぼけたアドリブ（？）を咄嗟に披露して見事に切り抜けると、客席の笑いを誘うという光景も見られた。

また、ステージでは、新たなエピソードを描く無料ダウンロードコンテンツの配信も決定。詳細は現時点では明かされなかったが、発売後も本編とは違ったストーリーが楽しめるようになるという。今後の続報に期待しよう。

「よるのないくに」は10月1日、「ソフィーのアトリエ」は11月19日と、共に発売日が迫る両タイトル。両タイトルを購入することで、オリジナル歌曲＆アレンジBGMを入手できるというスペシャルキャンペーンも実施される。この機会に、是非とも両方の作品をプレイしてみて欲しい。