千葉・幕張メッセにて9月17日より開催された「東京ゲームショウ2015」。ここでは、9月20日にコーエーテクモゲームスブースで行われた「進撃の巨人」スペシャルステージの模様を伝えていく。
国内のみならず、世界中でも高い人気を誇るアニメ「進撃の巨人」の世界観を原作とした本作のステージでは、プロデューザーの鯉沼久史氏が登壇。さらに、ゲストとしてアニメで主人公のエレン・イェーガー役を務める梶裕貴さんとミカサ・アッカーマン役を務める石川由依さんも登場、全員が“調査兵団”の衣装に身を包み、超大型巨人の横顔が見えるステージと相まって原作さながらの臨場感を演出していた。
アニメにも出演していたゲストの2人だが、本作がゲーム化されるにあたっての感想を聞かれたところ、「再現するのが難しい本作の世界観がどのようなアプローチで表現されるのか気になっていたが、予想以上に忠実に再現されていて驚いた」と梶さんがコメント。
すでに2人とも出演前に少しだけデモをプレイしていたようで、石川さんも「アプリゲームなど、いろんなプランがあったうえで本作に落ち着いたので、本当に力の入った作品に仕上がるのではないかとずっと期待していた」と話した。
これをうけ、鯉沼氏は本作が制作された経緯を語りつつ、「進撃の巨人」の世界観を見事に再現した本作のポイントを改めて紹介した。
ここで実機プレイが行われることになり、本作のディレクターである喜多村智行氏が登場。
石畳とレンガによって築き上げられた中世の西洋風な街並みの中を、エレンが立体起動装置によるワイヤーアクションで疾走する姿が公開される。
こちらの立体起動装置による挙動は実によく作り込まれており、アニメで感じた通りの疾走感と躍動感を体験することができるはずだ。
そしてここからは喜多村氏に代わって梶さんがプレイ。「やってやる!」「いいから黙って、全部オレに投資しろ!」など、エレンになり切った演出で会場を大いに盛り上げた。操作のほうもエレンさながらの実力を発揮し、立体起動装置を自在に使いこなして次々と巨人を駆逐していった。
梶さんに続いて石川さんもプレイしてみることになり、普段あまりゲームをしないという石川さんは、思わずエレンを川に突っ込ませてしまったり、壁に激突させてしまったりと少し操作が覚束ない様子。しかしながら、梶さんのエレンボイスによる応援のおかげもあってか、最後は落ち着きを取り戻して見事大型の巨人の駆逐に成功した。
ステージの最後には、10月より放送開始となる「進撃の巨人」のスピンオフアニメ「進撃!巨人中学校」の告知も行われた。こちらの収録もすでに開始されているようで、梶さんは「喉を壊す勢いで台詞の量が多く、テンポよくテンションも高い」と話した。
また、絵も非常によく作り込まれているとのことで、「教室に飾られた習字の字体から、どのキャラクターが書いたか分かる」と、梶さんと石川さんが興奮気味に語った。