東京ゲームショウ2015のバンダイナムコエンターテインメントブースにて、PS4用ソフト「ディズニーインフィニティ3.0」を体験してきたのでプレイインプレッションをお届けします。
2013年の年末に、巨大な箱が僕らに夢を届けてくれました。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウ、「Mr.インクレディブル」のMr.インクレディブル、「モンスターズユニバーシティ」のサリーという魅力的な3体のフィギュアが同梱された、Wii U版と3DS版のパッケージ。スターター・パックを購入すると付属のフィギュアとパワーディスクで十分にゲームを楽しめるけど、追加のプレイセット・パックを購入するとさらにゲームの世界が広がるという作り。Amiiboよりも一足早く、未来の楽しみを供給してくれました。
3DS版はボードゲームでWii U版はサンドボックスタイプの3Dアクションゲームだったのですが、今回展示されている「ディズニーインフィニティ3.0」はWii U版の方の続編にあたります。
今回のプレイ時間は10分なので、ちゃっちゃとプレイを始めましょう。ゲームをプレイしようとすると、目の前には六角形のディズニーインフィニティ・ベースと、左側には「スターウォーズ」エピソード1~3のフィギュア、右側には「スターウォーズ」エピソード4~6のフィギュアがありました。
世代によって、どちらのエピソードに懐かしさを感じるかは変わってくると思いますが、個人的にはどうしても最初の3作品の方が思い入れがあるので、エピソード4~6の方を楽しませていただきました。
操作方法は、左スティックで移動、右スティックでカメラ操作、○ボタンで防御、×ボタンでジャンプ、△ボタンで近接攻撃、□ボタンでフォースを使います。他にもボタンに対する割り当てはありますけど、ここまで覚えておけば今回のプレイには問題なし。さて、ゲームを始めてみましょうか。
いざ、「スター・ウォーズ」エピソード4~6のストーリーを始めてみると、映画でもおなじみの、文字が流れていく中でエピソードが語られていくあのシーンからゲームが始まります。演出が終わってプレイヤーの操作が始まると、隕石を避けながら宇宙船を操作する場面になります。
あれっ? さっき覚えた操作方法は?? まぁ、隕石を避けながら宇宙船を操作するので、ボタン操作はいりません。左スティックで隕石を避けるだけの操作だし、隕石にぶつかってもゲームオーバーにはならないので、R2D2とC3POの乗る宇宙船を追いかけるという状況を素直に楽しみましょう。
さて、場面は変わって星に辿りつき、3Dアクションへと移行していきます。ここでフィギュアの使用が大事になります。
今回使用できるフィギュアはルークとレイアの2人。ディズニーインフィニティ・ベースにフィギュアを置くと、そのフィギュアのキャラクターがゲームで活躍します。
まずはディズニーインフィニティ・ベースにルークのフィギュアを置くと、画面上にルークが現れます。左スティックを触ればルークが走り、△ボタンを押せばルークがライトセーバーを振りまわします。
障害物をジャンプで避けたり、ライトセーバーで破壊しながらマップを進め、フォースの力が必要なところではフォースを使って突破していきます。
ここでディズニーインフィニティ・ベースの上に置いていたルークのフィギュアを取り除き、代わりにレイアのフィギュアを置くと、画面上のルークが消えてレイアが現れます。
レイアを操作するときも基本的なアクションは同じですが、ライトセーバーの代わりに打撃攻撃。ちょっと過激なレイアの姿を見た気がしますが、3Dアクションとしては妥当な判断。ルークであってもレイアであっても快適なアクションを楽しむことができます。
目的地までたどり着くと、そこから先はゲームの本編が始まります。マップを自由に動き回り、会話をしてミッションを受けるのも敵を倒しまくるのも自由。序盤だけのプレイでしたけど乗り物に乗ることもできました。「スター・ウォーズ」の世界をかなり満喫できそうですね。
プレイ時間の関係で、具体的なミッションを楽しむところまではプレイできなかったのですが、Wii Uの「ディズニーインフィニティ」でもフィギュアごとに相当濃密なプレイが楽しめたので、エピソード4~6の3本の映画のエピソードを楽しめるとなると、相当なボリュームになることが想像できました。
ここでちょっと残念なお知らせがあるのですが、実は「ディズニーインフィニティ3.0」のスターター・パックに同梱されるフィギュアはアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノのフィギュアと共和国の終焉のプレイセット・ピース。つまり、「ディズニーインフィニティ3.0」を購入して楽しめるのは「スター・ウォーズ」エピソード1~3のストーリーなんですね。
エピソード4から6は、ソフトと同時に発売される「スター・ウォーズ/帝国への反撃(ルーク/レイア)のセットを購入しないと遊べないので、注意しましょう。
しかしこれも「ディズニーインフィニティ」の楽しみ方の一つ。フィギュアやプレイセット・ピースを追加することで広がる世界を体験できることがわかります。
今年の年末に公開される映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開にあわせて「スター・ウォーズ/フォースの覚醒(レイ/フィン)(仮)」プレイセット・パックも発売されるようなので、今後の展開がかなり楽しみです。
そして、遊べるフィギュアは「スター・ウォーズ」だけではありません。「インサイド・ヘッド」などいろいろなフィギュアが発売されるので、夢が広がりますね。
「トイボックス」モードでは、これまでに発売されたフィギュアも活用することができるので、かなり広くたくさん遊ぶことができそうですね。展示されているフィギュアを見ながらニヤニヤが止まりません。
ちなみに、プレイステーション4、プレイステーション3、Wii Uの3バージョンが発売されますが、ゲームの基本内容は同じで、トロフィー機能などハードに依存する部分だけの内容が違うとのこと。フィギュアはどのハードでも共通なので、現在発売されているフィギュアがそのまま使えるのはいいですよね。