ブロッコリーは9月13日、東京・ベルサール秋葉原にてトレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス)」のイベント「秋葉原ゼクストリーム 2015.AUTUMN」を開催した。ここでは、ゲスト登壇によるステージイベントの模様をお届けする。
半年に一度の恒例となっている本イベントだが、今回も不安定な空模様の中でも多くの来場者が足を運んでおり、「英雄達の戦記(ヒロイックサーガ) 8《関東編》」やレイドバトルといった当日大会は盛況の様子。そして物販では、完売商品もちらほらと見受けられた。
その締めくくりとなるステージイベントでは、「Z/X」のプロデューサーである“イグニッション久保田”こと久保田俊介氏と遠藤ゆりかさん(蝶ヶ崎ほのめ役)が進行、ゲストとして鈴木絵理さん(迦陵頻伽役)、村中知さん(アルモタヘル役)も登壇し、2015年度下半期に向けたさまざまな発表が行われた。
冒頭では、天王寺大和vs都城出雲による「英雄達の戦記 8《関東編》」の結果発表が行われた。勝ったほうが赤の世界の主人公・黒崎神門と対決する権利を得るという今回の組み合わせ、遠藤さんが「大和くんのほうが強そう」と話した通り、結果はダブルスコアの大差をつけて大和の勝利となった。
「英雄達の戦記 8」の今後のスケジュールだが、大阪では10月11日、名古屋では11月3日に開催。その他の地域については現在も調整中とのことなので、続報に期待しよう。
そして、次回の「ゼクストリーム 2016.SPRING」が3月13日に開催されることも発表。イベント名にもある通り、次回は開催地を池袋に移しての開催となる予定で、久保田氏は、秋葉原では会場のキャパシティがきつくなってきたことをその理由として挙げていた。
ここからは9月以降で販売される商品として、まずは9月17日に発売されるスターターデッキ「戦陣の獅子」を紹介。価格は3,000円(税抜)と高めに設定されているものの、デッキケースやスリーブもついてくるなどその中身は豪華なものとなっており、まさに初心者が始めるにはうってつけだという。ただし、こちらの商品についてはすでにメーカー在庫が完売ということなので、欲しいという人は忘れずにチェックしておこう。
続く10月22日には、ブースターパック第14弾「断罪の白焔弓」が発売。こちらでは先ほどお伝えした「英雄達の戦記 8《関東編》」にも登場した都城出雲がパートナーとともに収録される。
ここで遠藤さんから「ゼクスレアのイラストを見たい」というリクエストが。発売から1ヶ月以上タイミングではあったが、「因業の叡智 徳叉迦」など5点のイラストを公開。さらにその効果を知りたいと遠藤さんが重ねてお願いすると、わずかばかりではあったが、テキストを公開するという大盤振る舞いで会場を沸かせた。
また、「断罪の白焔弓」の発売記念大会が発売同日の10月22日から11月1日までの期間で開催。また、前日の10月21日に発売となるVジャンプ12月号には、PRカード「時の魔女ホーラ」が同梱される。
11月は、ブースターパック第15弾のプレビュー版にあたるフリーカード冊子「聖女の願い&龍王の野望」が中旬に配布。今回もSRカードのフリーバージョンを収録、そしてデッキは白緑の2色構成となる。
また、11月28日には「トレカアイテムくじ Z/X」の第5弾が発売。こちらでは、A賞のラバープレイマットをはじめ、グッズやカードサプライ、PRカードなどがラインナップされる。
3ヶ月に一度のペースでリリースされているスターターデッキだが、12月はお休みとなり、年明けの2016年1月28日にブースターパック第15弾「起動!超神器(仮)」が発売となる。今回は新規イラストの雷鳥超をパートナーとともに収録、そのほか遠藤さんがボイスを担当する蝶ヶ崎ほのめなどのカードも収録されるという。
同月には、いよいよ「1/8スケールフィギュア 七大罪 色欲の魔人ルクスリア」が発売となる。会場では彩色済みの商品が展示されていたが、こちらはメーカー受付がまもなく終了となるそうなので、購入を検討している人は忘れずに予約しておこう。
そして2月にはエクストラパック第6弾が発売。こちらの商品詳細についてはまだこれからということだが、冬のシチュエーションのイラストに特化したものになっているとのことだ。
ここで商品紹介か終了となり、続いてはTwitter上で展開していたナンバリング名の募集企画(https://www.zxtcg.com/special/twitter.html)より、ユーザーからの投稿によって決定した、以下5種族の称号を発表。この名前を冠したゼクスは後日登場する予定となっており、久保田氏からは以前登場したゼクスが再登場する可能性も示唆していた。
- ミリス:極麗六鳥
- キラーマシーン:イレギュラーX
- ケット・シー:ニャインライブズ
- ノスフェラトゥ:黒剣八魂
- プラセクト:四皇蟲
ここで二人からもったいぶるかのように発表されたのが、2016年9月に開催予定となる「日本選手権(仮)」だ。既存の公式大会では順位付けをするようなかたちは行われてこなかったが、今回の大会では全国のプレイヤーから最強のひとりを決めることとなる。
初めての開催ということもあり、プレ大会を行うことも明らかに。予選大会は11月から2月にわたって開催されることとなり、そこで勝ち残ったプレイヤーによる決勝大会が、3月13日のゼクストリームで開催される。久保田氏いわく、本大会についても同様の流れで実施するという。
そのほか、10代のプレイヤーにも楽しんでもらいたいという趣旨のもと、“ゼクス甲子園”なる大会を実施することも明らかに。参加は部活に所属する高校生のみ、3人編成のチームで参加できるという。部活についてはTCGに関するものでなくとも大丈夫ということなので、気軽に参加できそうだ。
発表内容は一段落となったところでゲストトークのコーナーへと移り、会場で販売されたドラマCD第5弾「冥闇と灼炎の追想曲」にちなみ、遠藤さんに加えて、鈴木さんと村中さんも壇上に登場。遠藤さんと鈴木さんは、ドラマCDとしては珍しく一緒での収録になったエピソードを、村中さんは初めて設定のイラストを見た時にどこが顔かわからなかったことを話しつつ、収録を振り返った。
また今回はスマートフォン・携帯電話を使い、観客参加型のアンケート企画も実施することに。遠藤さんがほのめが八千代に完敗した「英雄たちの戦記 7 《関東編》」の組み合わせで再戦したらどちらが勝つかという質問を出すも、さらに差が広がる結果となったり、鈴木さんが迦陵頻伽の必殺技が欲しいというアンケートに対して、ネタ枠の“頭突き系”がトップを飾る結果になるなど、ライブ感のある投票を楽しんだ。
コーナーの締めとして、ドラマCDの第6弾「りげる★くらいしす」が今冬に発売されることが明らかに。登場するのはスクリーン上に出ているキャラクターとなるようなので、続報に期待しよう。
恒例となるサイン入りイラストパネルがもらえるじゃんけん大会も盛況のまま、最後は久保田氏より今後に向けての意気込みが語られ、そして「ゼクス アクティベート! イグニッション!」の掛け声とともにステージは終了した。