gloopsは本日11月4日、東京・大崎ブライトコアホールにて、同社が手がける新作スマートフォン向けブラウザゲーム「LAPLACE LINK(ラプラスリンク)」の記者発表会を開催した。

当日は、「ラプラスリンク」のプロデューサーを務めるソーシャルゲーム事業本部 Webアプリケーション部 上田朋宏氏により、同作の世界観やゲーム概要が説明されたほか、出演声優の内山昂輝さん、川澄綾子さん、種田梨沙さん、下野紘さんによるトークセッションを実施。先日ティザー発表が行われ、注目が集まるゲームの詳細が明かされた発表内容についてお届けしていこう。

なお、本作に関する説明については先日紹介したディー・エヌ・エーとの合同セミナー「ブラウザゲームの革新 ~先進技術とマルチデバイス展開~」でも触れられているので、そちらも併せて参照いただければと思う。

gloopsは今後もブラウザゲームに注力

池田秀行氏

冒頭で挨拶を行ったgloops 代表取締役社長 池田秀行氏からは、同社の今後の戦略に関するプレゼンテーションが行われた。昨年、gloopsはネイティブシフトで6タイトル、大きなヒットを得るには至っていないものの、さまざまな経験を得ることができ、現在も新たなタイトルの開発を進めているという。

一方、同社が黎明期から多数のタイトルを発表してきたブラウザゲームに関しては、自社のノウハウを活かすため、長期運営で継続的に遊んでもらうための施策や、プラットフォームの横展開などを行ってきた。

そんな現状の中で同社が常に追い求めていることは、ゲーム運用の強みを活かして磨いていくこと、そしてデベロッパーとして新たな価値の創造に挑戦していくことだという。そんな中、今回発表する「ラプラスリンク」は約2年間の構想期間の上、新たなチャレンジをつぎ込んだ完全オリジナルのブラウザゲームとなっており、このタイトルを通してブラウザゲーム業界を盛り上げていきたいと語った。

「ラプラスリンク」の世界観やゲームの特徴を紹介

上田朋宏氏

続いて、池田氏と入れ替わるように上田氏が登壇、これまでティザー発表にとどまっていた同作に関する世界観およびコンセプトの説明に移った。まずは本作の開発にかける思いとして、遊ぶ人の感情を揺さぶることで、費やす時間に相当する価値を届けたいということ、そして常に技術進化を続けるブラウザのマーケットには未来があると考え、ブラウザゲームの未来を切り開きたいと考えているという。

ここで、本邦初公開となるプロモーションビデオを上映。どの映像の中で触れられた、作品の世界観、キャラクター、そしてゲームシステムについて、順を追って説明していった。

まずは世界観について、本作では“儚さ”とリアルな感情が存在する物語が展開。これは遊んでいる人の感情を揺さぶりたいというコンセプトに基づくかたちで、よりユーザーに作品に没入してほしいという思いがあったことから、フィクションでありつつもリアルな世界を意識したものにすることで、物語の世界により深く入ってもらうことを狙っている。そして、キャラクターの設定についても、個性や宿命を盛り込むことで、そのキャラクター自身の人生を感じさせるような仕上がりになっているそう。

そんな設定上の背景を持った本作は、300年後の未来に科学ではなく魔法がインフラと化した世界が舞台に。魔法を使うために、その世界にそびえる“ラプラスの樹”からエーテルというエネルギーを吸い上げる一方で、消費されたエーテルからは樹獣(きじゅう)という脅威が生まれるという循環となっている。今作では、全ての中心にある“ラプラスの樹”に対し、キャラクターがそれぞれの立場から動き、物語は複雑に絡まり合う。

その物語の中心人物は、樹獣討士という賞金稼ぎのような存在で、1年前のとある事件でいつ死んでもおかしくない存在になったという主人公・月代イツキ、同じく1年前の事件から行動をともにし、彼女の失った記憶が物語の大きな鍵になるというソーサレスのシュクナ、そしてイツキの元クラスメイトで、ラプラスの樹のエネルギー循環を助ける祭祀姫という存在の雨宮ハルカ、お調子者ではあるものの、弱い者の気持ちがわかる優しさを持ち、物語の後半では大きく成長する澤井ユウトの4人だ。

そして気になるゲームシステムについては、世界に没入するクエスト、そして息づかいを感じるマルチバトルを軸に作り上げているとのこと。ここでは、それらの要素をデモプレイを交えながら紹介していった。

まずはクエストについては従来のリスト型のクエストではなく、画面上をタップすることで街やダンジョンを自由に冒険できること、そして世界に没入しやすくするために装備や強化といったUIを、極力シンプルにしていることを説明。

そしてバトルについては、プレイヤースキルが重要となるリアルタイムバトルを採用しており、最大4人のマルチプレイによるボス戦も用意。強力な攻撃を持つアタッカー、ボスをブレイクさせるブレイカー、味方を回復するキュアラ―、ボスの攻撃を引きつけるディフェンダーの役割分担で、リアルタイムで互いの行動を意識しながら戦う仕組みとなっている。

キャラクターはタップによる移動のほか、画面下のボタンを押すことでアビリティを使うことができるが、使用すると一定のリキャストタイム(待機時間)が発生。また、敵の攻撃は赤いラインで表示されるため、そこから逃げる必要もある。そうして攻撃を繰り出す中でマルチプレイのボスに用意されているBPを100にするとブレイクが発生、その間は敵がダウンして攻撃ができなくなること、そしてアビリティのリキャストタイムが3分の1になることにより、一気に畳み掛けることができるようになる。

そのほか、マルチプレイ中もプレイヤーごとにキャラクターの切り替えが可能で、チャット機能や定型文機能などのコミュニケーションをしつつ、敵にあわせて戦略を練っていくことができるそう。

これらの要素により、“感情を揺さぶるブラウザゲーム”として開発を進めているという本作。それだけにハイクオリティなものになっているという自信を覗かせ、リリースに期待してほしいと話した。

声優陣によるトークセッション&マルチデモプレイ

ここからは本作に出演する声優より、メインキャラクターを務めるイツキ役の内山さん、シュクナ役の川澄さん、ハルカ役の種田さん、ユウト役の下野さんが登壇し、作品や自身が演じたキャラクターについてのトークセッションが行われた。

内山昂輝さん 川澄綾子さん
種田梨沙さん 下野紘さん

内山さん演じるイツキは、自分の内面を表に出さないキャラクターということで、自分が命を失ってもおかしくない状況にあることから、魔法学校をやめることになったというエピソードが上田氏より語られた。

川澄さん演じるシュクナは、ゲームの中で一番頭の良い合理的なキャラクターで、川澄さんによる収録時に冷たいセリフが多かったそうだが、その一方で好きなものに対しては無邪気に喜ぶ一面があり、本が特に好きなのだとか。

種田さん演じるハルカは、一見明るいキャラクターではあるが、祭祀姫という立場を受け入れており、ちょっと俗世離れした女の子になっているそう。

そして最後に下野さん演じるユウトの紹介に入ると、下野さんからはひとりだけ設定がふわっとしているとのアピールが。それに対して上田氏は、最初は動機がなくて主人公に巻き込まれて旅をすることになるが、物語が進むにつれ、一番感情移入しやすいキャラクターになっていると話していた。

続いては、多面性をもったキャラクターたちという本作の特徴にちなんで、「私、○○に見えて実は□□なんです」というテーマにそって、それぞれがひとつずつ自身のエピソードを披露。内山さんは「物静かに見えるかもしれないけど、実はうるさい」、川澄さんは「実は自転車に乗れない」、種田さんは「運動音痴に見えるかもしれないけど、実は運動神経はいい」、下野さんは「おしゃべりに見えるかもしれないけど、実は緊張しいの人見知り」と、それぞれの新たな面が垣間見えるエピソードを語った。

今回登壇した4人の演じるキャラクター以外にも、本作では5、60人のサブキャラクターたちが登場しており、全員仲間にすることもできるそうで、壇上でも川澄さん、種田さんが気になるキャラクターについて、上田氏から細かい設定を紹介。

また、設定が膨大になったことから、今回の発表会に合わせて設定資料集を作ったそうで、その設定資料内に「事務的なセリフは出来るだけなくしていく」と書かれていたことや、メインビジュアルが画面上にいないユウトの目線から見た3人のキャラクターたちを描いていることが明かされた。

さらに今回は4人揃っているということでマルチバトルにチャレンジすることに。それぞれのキャラクターにちなんで、内山さんがブレイカー、川澄さんがアタッカー、種田さんがキュアラ―、下野さんがディフェンダーを担当したのだが、初めてのプレイとは思えないほどにそれぞれの役割をこなし、見事にクリアしていた。

その後はファンに向けて、マルチプレイの面白さ、壮大なストーリー、多彩なキャラクターと作品の魅力がそれぞれの口から語られ、声優陣は降壇。その場に残った上田氏からは公式サイト上ですでに事前登録がスタートしていることが明かされるとともに、近日中にオープンβテストを実施すること、iOS/Android搭載のスマートフォン対応のゲームとして、Mobageより今冬リリース予定であることが明かされ、発表会を締めくくった。

事前登録をすると、キュアラ―の南方アオイ(CV:釘宮理恵)がもらえる。

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(C) gloops, Inc.
Licensed by NBCUniversal ENTERTAINMENT JAPAN, LLC.

※画面は開発中のものです。

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