スパイシーソフトは、カジュアルアクションゲーム「チャリ走」の最新作リリース発表会を、2月4日に開催した。シリーズ最新作「超チャリ走 あつめて!超獣ハンター」の配信や、各種コラボレーションが明らかになった発表会の様子をレポートする。

目次
  1. 最新作「超チャリ走 あつめて!超獣ハンター」が発表!
  2. ゲームプレイ対決の後には、驚きのタイトルとのコラボレーションがサプライズ発表!
  3. 大好きなゲーム音楽に携わることができ、1つの夢が叶った

「チャリ走」は、フィーチャーフォン、スマートフォン、ニンテンドー3DS、Wii U、PS Vitaといったさまざまなハードで展開されたカジュアルアクションゲーム。シリーズ累計2700万ダウンロードを達成したという人気シリーズだ。

その最新作がいよいよお披露目となる今回の発表会では、司会の百花繚乱さん、ゲーム実況者の茸さん、コスプレタレントのみゃこさん、そして、ゲームの主人公とライバルキャラクターである佐藤・鈴木のコンビが登場。

「チャリ走」といえば長い歴史をもつシリーズでもあるのだが、みゃこさんは学生時代、フィーチャーフォンで「チャリ走」をかなり熱心にプレイしていたそうで、よく布団の中にもぐって延々とスコアアタックに挑戦していたというエピソードを披露。シリーズファンとして、最新作にも強い期待を寄せていた様子だった。

左から佐藤、百花繚乱さん、みゃこさん、茸さん、鈴木

最新作「超チャリ走 あつめて!超獣ハンター」が発表!

そんな大勢のファンからの期待に答える形で発表されたのが、「超チャリ走 あつめて!超獣ハンター」。2016年2月24日より、ニンテンドー3DS用ダウンロードソフトとしてニンテンドーeショップにて配信される。価格は680円、各種追加ダウンロードステージも200円という低価格だ。

最新作ではあらゆる要素が「超進化」すると銘打たれ、ボタン長押しでの「超ジャンプ」、Yボタン左右キーでの「超反転」、Bボタン連打での「超ダッシュ」、さまざまな動物を模したバリエーション豊かな全40種類のチャリ「超獣ライド」といった、多数の新要素が用意される。ストーリーは全7章で、章の最後には個性的な動物モチーフとしたボス戦も待ち受けている。

数ある新要素の中でも、チャリプードルからチャリダチョウ、果てはチャリコブラにペガサスといった、もはや自転車の枠を越えた「超獣ライド」のインパクトは大きかったようで、発表の瞬間にはすぐさま出演者から「もうチャリじゃない!」という鋭いツッコミが飛んでいたほどだった。

そしてここからは、「本能寺の変」シリーズなどで現在人気沸騰中のダンスユニット「エグスプロージョン」のまちゃあきさん・おばらよしおさんが登場。「超チャリ走 あつめて!超獣ハンター」のテーマ曲として作られた新曲「チャリ走の乱(RUN)」とともに、おなじみのダンスパフォーマンスも披露され、ハイテンポな楽曲とキレのいいダンスに会場も大盛り上がり。

ゲームが大好きな二人はゲーム音楽を手がけるのがずっと夢だったそうで、思わず担当が決まった時にはうれしさのあまり母親に電話をしてしまったのだとか。

作曲を担当しているまちゃあきさんによると今回の作曲には「自転車で風を切る疾走感」を意識しており、以前からチャリ走をプレイしていたというおばらさんのイメージとも合致した、まさにチャリ走のための楽曲ができあがったと、その出来映えに自信を覗かせていた。

なお、「チャリ走の乱(RUN)」はまず2月17日にドワンゴジェイピーより先行配信され、同月24日からはiTunesストア他でも配信が開始。さらに「チャリ走の乱(RUN)」を踊ってみた動画の募集も開始され、Twitterにハッシュタグをつけて投稿するだけで、自動的にチャリ通公式サイトにアップされる仕組みになっている。

2月10日にはエグスプロージョンのYouTube公式チャンネルにて、そのお手本となる動画もアップされる。エグスプロージョンの2人は「まずは勢いに任せてトライしていただき、そこから自分なりのアレンジを加えてもらえればもっとうれしい」とコメントしており、オリジナリティにあふれたダンスの登場にも期待している様子だった。

ゲームプレイ対決の後には、驚きのタイトルとのコラボレーションがサプライズ発表!

その後はこの日の出演者同士で、実際に「超チャリ走 あつめて!超獣ハンター」プレイしてのゲーム対決が行われることに。

最初の対決となったのは、茸さん・みゃこさんチームと鈴木・佐藤チームに別れての「タイムアタック3本勝負」で、それぞれのステージのクリアした際にタイムで4人の間の順位を算出し、順位が高いほどポイントを獲得できるというルールだ。

先にプレイするのは既にある程度ゲームに慣れている佐藤・鈴木チーム。実は対決の前には1度佐藤によるデモプレイも行われており、その際は全身タイツという視界の悪い条件の中で見事なプレイングを見せていたのだが、その佐藤が1度クリアしたコースでまさかのミスでいきなり0ポイントに終わってしまうという波乱の展開に。しかし相方の鈴木がどうにか意地を見せ、28秒という好タイムでコースをクリアする。

対するは、チャリ走プレイ歴がもっとも長いみゃこさん。驚くべきことにみゃこさんは、佐藤・鈴木の両者が使っていなかったステージギミックも活用してタイムを短縮、21秒という鈴木を大きく上回るクリアタイムを叩き出すことに成功。

そのあまりの鮮やかなプレイングには、自然と会場が総立ちになってしまったほどで、スーパープレイを目の当たりにした後のプレッシャーからか(?)残念ながら続く茸さんはミスをしてしまうものの、茸さん・みゃこさんチームがリードを奪う展開となる。

第2戦では誰もコースをクリアできず0ポイントに終わってしまうも、大きく盛り上がりを見せたのは最終対決となる第3戦。プレイするのは1面のボス戦にあたる巨大なトイプードルと対決するステージで、佐藤・鈴木の二人はまったく歯が立たず、続くみゃこさんも敗北してしまうという絶望的な状況。

実は茸さんは第2戦でも、最後の挑戦者としてもっともゴール近くの地点まで進む健闘を見せていたのだが、奇しくもその再現のような展開となってしまう。

しかし今度はそのリベンジを果たすべく「ここでこのステージをやるために、今まで自転車に乗ってきた!」と豪語するほどの気合で臨み、見事プードルボスを倒すことに成功! クリアの瞬間には「これがゲーム実況者だ!」と叫びながらその喜びを爆発させ、会場からの拍手喝采を一身に浴びながら、実況者としての意地を見せつけていた。

続くまちゃあきさん・おばらさんの二人は、エグスプロージョンとのコラボステージを自らプレイ。コラボステージではBGMとして「チャリ走の乱(RUN)」が流れるだけでなく、操作キャラクターがエグスプロージョンの2人が乗った特別仕様のチャリへと変化する。

またステージそのものもエグスプロージョンが所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーの本社をモチーフにしたものとなっているという制作陣のこだわりようで、その再現度の高さには2人も大喜び。

ステージはどれも一筋縄ではいかない難易度の高いものとなっていたのだが、上達していくことでしっかりと越えていける調整になっており、2人とも止め時を失ったように何度もプレイし、すっかりゲームに夢中になっていた。中でも、「スピードをできるだけあげてクリアした時の達成感は格別」とのことだ。

さらに驚くべきことに、なんと本作のコラボレーションはこれだけに留まらないことが判明。新たに「仮面ライダーゴースト」「モンスターハンター」「魔法つかいプリキュア」「STEINS;Gate(シュタインズ・ゲート)」「クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」「ゴジラ」と、どれをとっても知名度抜群の人気作品たちとのコラボレーションがサプライズ発表されることに(ゴジラの大ファンだという百花繚乱さんが、タイトルのフォントで初代ゴジラであることを見抜くという一幕も)。

会場では早くも「仮面ライダーゴースト」のステージがお披露目となり、操作キャラの見た目がチャリではなくバイクに乗った仮面ライダーゴーストへと変わるだけでなく、チャリと操作感の異なるバイクの挙動や、仮面ライダーゴーストならではの新しいステージギミックなど、これまでのチャリ走とは一味違う仕上がりとなっており、チャリ走経験者が多い出演陣にとっても非常に新鮮なプレイになっていた様子だった。

さらには、本作から新たに最大4人までの対戦を行えるマルチプレイが実装されることも決定。会場では、制限時間内に画面上に次々と現れる星をいくつ集めることができるかという「スターバトル」のルールを使っての対決も行われた。

現在はまだ開発段階ということで、2人ずつでの勝ち上がりトーナメント形式での対戦となり、まちゃあきさん、おばらさんの2人が勝ち上がったことで、決勝戦はエグスプロージョン同士での対戦が実現。お互いにスターを奪い合う互角の戦いが繰り広げられる。

あまりの接戦っぷりに、最初はお互いどちらが勝ったのか分からず、1度は勝利をコールされたおばらさんがガッツポーズをするも、最終的にはまちゃあきさんが勝利を収めるていたことが判明。当然おばらさんは、「俺のガッツポーズを返せ!」と憤慨していた。

なお放送が行われていたニコニコ生放送での、誰が優勝するかのアンケートでもダントツで1位予想を多く獲得していたまちゃあきさんだったが、対戦プレイでもその勝負強さを改めて見せつける結果となった。

その後には、メディアとして(?)観戦にきていたという6人のゲーム実況者たちもゲームをプレイしたがっているということで、実況者の間でもスターバトルを使っての対戦が行われ、会場は大盛り上がり。

最後は6人の中でスターをもっとも多く集めていた実況者のはかせさんと、まちゃあきさんでの頂上対決が行われることになったのだが、ここではかせさんが圧倒的すぎる強さを見せつけ、57対9という大差で勝利。はかせさんの到底初心者とは思えないプレイには、「うさんくさい!」と他の実況者や出演者からツッコミが入っていたのだが、試合終了後、実はシリーズのプレイ経験があったことが明かされていた。

なおバトルモードはまだまだ開発段階で、まだまだ実装に向けてよりよいものに進化していくそうで、今後の情報公開などを含め、公式Twitterをチェックしてほしいとのことだ。

発表会の最後には、出演者から本日の感想が語られ、みんな口を揃えてすっかり夢中になっていたチャリ走の楽しさを絶賛。ミスをしても再挑戦して、つい何度も遊びたくなる絶妙な難易度は「中毒性がある」とも語られたほど。

そんな中エグスプロ―ジョンの2人は「『チャリ走』は以前からプレイしていたのですが、いい意味でイメージを壊されました。本当にすべてが“超”パワーアップしていて、まだ明かされていない要素もあるそうなので、僕自身も発売が楽しみ」(おばらさん)、「本当に楽しかったです。今回は初めてお会いした方も多かったのですが、一緒に『チャリ走』を遊ぶと、自然と仲良くなれるのが特にすばらしいなと。ぜひプレイヤーの皆さんも、『チャリ走』を一緒にプレイして、いい仲間を作ってもらえれば」(まちゃあきさん)とコメントし、発表会を締めくくった。

また発表会の後には、エグスプロージョンの2人に、本日の感想を改めてお聞きする機会を得たので、そちらもあわせて掲載する。

大好きなゲーム音楽に携わることができ、1つの夢が叶った

――本日はお疲れ様でした。イベントに参加された感想をお聞かせください。

まちゃあき:ゲームのイメージとかをいろいろと膨らませながら曲を作っていました。ずっと「超チャリ走 あつめて!超獣ハンター」をプレイしたくてワクワクしながら来たので、本当に楽しかったですね。

シンプルなルールの中に奥深さもあり、操作も非常に簡単で爽快感があるのですが、ゲームそのものは本格的で、なかなかクリアはさせてもらえないなと実感させられました。

おばら:僕は以前フィーチャーフォン時代のアプリをプレイしていたことがあり、結構やりこんでもいたのですが、その時のセオリーが全然通用しなかったです。その頃はもっとゲームがシンプルだったのもありますが、ただジャンプするだけでは先に進めないような新しいギミックもいっぱいあって……特に2面は本当に難しかった! 2面であれとなると、その先のステージがどうなっていくのか想像すると恐ろしいです(笑)。

――エグスプロージョンコラボステージについてはいかがでしたか?

まちゃあき:もう光栄でしかないですね。曲だけではなくチャリも2人乗りで僕たちの髪型まで再現していただいて。以前、事務所の先輩である鉄拳さんが「半熟英雄」に出演された時、羨ましくて仕方なかったので(笑)、本当にうれしかったです。

おばら:ゲームに出演するという、ゲーム好きとして1つの夢が叶ったなという感じですね。ステージではよしもとの本社もしっかりと再現されているのも驚きました。

まちゃあき:実は、今回のダンスの映像もあの本社の中庭で撮影しているんです(笑)。……エグスプロージョンステージ、おもしろいのでぜひプレイしてみてください!

――ゲーム音楽を手がけられたのは初めてとのことですが、普段の作曲との違いはありましたか?

まちゃあき:音楽の作り方でいうと、ゲーム音楽のトラックを作るという意識が強かったので、普段よりもメロディーラインを強めているんですよ。その上に言葉を載せていく感じだったので、普段とは作り方は変わりました……と、アーティストっぽいことを言ってみたり(笑)。

――今後も、ゲーム音楽に挑戦してみたいという思いはありますか?

まちゃあき:もちろんやってみたいです! 本当はテーマ曲だけではなく、全曲作りたいくらいの気持ちですから(笑)。

――今後の活動にも期待しております。本日はありがとうございました。

※画面は開発中のものです。

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