コーエーテクモゲームスが本日2月11日に実施したPS4/PS3/PS Vita用ソフト「進撃の巨人」の完成発表会。会場では、4人協力のオンラインマルチプレイや春夏秋冬をイメージしたDLCなど、新規発表も行われた。
品川グランドセントラルタワー「THE GRAND HALL」にて執り行われた本発表会では、コーエーテクモゲームスが2016年2月18日に発売を予定している、PS4/PS3/PS Vita向けたハンティングアクションゲーム「進撃の巨人」の紹介から始まり、お笑い芸人たちによる実機プレイや、オンライン協力プレイへの対応など、追加パッチの情報が明らかにされた。
「進撃の巨人」といえば、累計5,000万部以上の発行部数を誇るコミックをはじめ、TVアニメや実写映画化などでも幅広く展開されている、昨今では言わずと知れたビッグタイトルの一つ。
今回同社が送りだすゲーム「進撃の巨人」では、原作の特徴である「ハイスピードな立体機動」「迫り来る巨人たち」「手に汗握るアクション」に、ゲームオリジナルシナリオを加え、それらを新規開発のゲームエンジンによってハイクオリティなビジュアルで描き出している。
まずはコーエーテクモホールディングス代表取締役会長・襟川陽一氏が登壇。最初の挨拶として、「『進撃の巨人』は、鯉沼が社長業を行いながら全身全力で制作してきたタイトルです。私も実際にプレイしてみたところ、立体機動の動きがとても爽快になっていました。アクションゲームや原作が好きな人、そしてまったく新しいゲームが体験してみたいという人は、どうぞプレイしてみてください」と述べる。
続いてソニー・コンピュータエンタテインメント取締役 SCEJAプレジデント・盛田厚氏が壇上に姿を見せる。盛田氏は、「『進撃の巨人』はアニメ/映画をはじめ、VRなどでも多面的に展開されているコンテンツですが、今回はコーエーテクモゲームスさんがゲーム化するということで、プレイステーションにこういったタイトルが来てくれたことに私も嬉しく思っています」とコメントする。
また、「宣伝しないと、うちの連中に怒られるので」と前置きし、「おかげさまでPS4/PS Vitaは年明けから好調を継続しておりますので、ぜひこの機会にPSプラットフォームをよろしくお願いします」とし、挨拶を締めた。
次は、コーエーテクモゲームス代表取締役社長 兼「進撃の巨人」プロデューサー・鯉沼久史氏より、「ようやくゲームが完成したこともあり、完成発表会を開くことができました。思い起こせば3年ほど前、講談社様に掛け合ったことで制作が開始された本作ですが、原作者・諫山創さんよりリクエストを受けた『無双ではないもの』『アクションを楽しめるもの』を満たすため、立体機動をどのようにゲームに取り入れていくか、試行錯誤の繰り返しでした」と述べられ、実機プレイの紹介へと移ることに。
お笑い芸人たちが実機プレイに挑戦!
販売店舗向けに展開されている“どこか見覚えがあるような構図のポスター”が公開されると、そのポスターを見て、思わず入隊希望に来てしまったというゲスト、お笑い芸人のとろサーモン・村田秀亮さん、こりゃめでてーな・大江健治さん、そして「進撃の巨人」ディレクター・喜多村智行氏が、調査兵団のジャケットを身にまとって登場。
村田さんは「36年間、こんなに丈の短いジャケット着たことないです」、大江さんも「誰に憧れてるか知ってます? キース教官です。キースに憧れてこの髪型にしました」とノリノリの様子。
2人は小学生の頃はファミコンしかしていなかったという、根っからのゲーム好き。同社の「無双」シリーズについても、「お笑いの世界でその日すごかった人を『無双してる』とか、『今日は大江無双の日だったな』とか言ってるのは、全部『無双』シリーズからきていますし」と、“無双”という言葉の普及に言及。確かに、言われてみるとシックリくる話だ。
ちなみに2人は好きなファミコンのゲームとして、「信長の野望」と「つっぱり大相撲」を挙げた。どういう意図があるのか分からない人は、ぜひとも検索してみよう。
ここからはゲームの実機プレイに移る……はずであったが、壇上を突如、赤いライトが照らしはじめる。巨人の侵略を思わせるこの状況で出てきたのは……?
「誰が巨人やねん」の一言で登場したのは、南海キャンディーズのしずちゃんこと、山崎静代さん。ここからは山崎さんを加えての登壇者たちで、実機プレイが行われることとなった。
鯉沼氏が本作に関して、「マンガやアニメの原作シーンが、ゲームでどういった風に描かれ、挿入されているのかに注目してください」とコメントすると、皆でイベントシーンを見つめる。本当に、ゲームならではのフルCGグラフィックが、漫画ともアニメとも違う立体感を表現している。
また、実際のゲームプレイでは「この動きを出すのに非常に苦労した」という立体機動の動きが目につく。四方八方に爽快に動き回る様子は、見ているだけでも楽しめるくらいだ。
本作では巨人と相対した時、アンカーを飛ばし、弱点をブレードで削ぎ落とす、「進撃の巨人」ならではの立体戦術を基本としている。また、戦場では最大4人まで自由にチームメンバーを作ることもできるので、自分なりのメンバーを集めるのも楽しそう。
そして、何よりも生々しい巨人たち。彼らは見た目がなるべく被らないよう、100体以上のモデルが用意されている。これに関して山崎さんは「自分に一番近い巨人はどれかなー、どの巨人がタイプかな―」と、巨人が出てくる度に楽しめそうとコメントしていた。
オンライン協力プレイへの対応も発表!
今後のプロモーション展開の紹介の場では、まず本発表会に際して原作者・諫山氏から送られてきた色紙とコメントが公開される。
続いて、公式サイトで公開中の「教えて!リヴァイ兵長」をはじめ、今後もゲームをさらにわかりやすく紹介するコンテンツを用意していくことが語られた。そのほか、本日より全国オンエアとなったSCE主導のTVCF、そして来週公開するという“みんながアッと驚くようなプロモーション”、石川由依さん、神谷浩史さん、ゲーム実況者・幕末志士さんが出演する発売直前生放送(2月17日20時よりニコニコ生放送、Youtube LIVEにて配信)も見逃せない。
さらに、ゲーム発売後のダウンロードコンテンツとして、キャラクターの衣装・武器アイテムが順次配信されることが決定。発売日当日の2月18日からお正月、クリスマスなど、春夏秋冬をイメージしたアイテムが第1弾~第5弾に渡って提供される。
そして、さまざまな場で多くの意見を受けたという「オンライン協力プレイ」に、追加パッチで対応することが明かされた。協力プレイは最大4人での共闘となり、現時点では同機種間のみでのマッチングを想定しているという。
また、追加パッチでは自分が倒した巨人をキャンプに飾る「巨人模型」など、そのほか10項目以上が適用されるとのこと。配信日については3月24日が予定されているので、ゲームをプレイしながら待っておくと良さそうだ。
最後は鯉沼氏から、「今回の『進撃の巨人』では、コーエーテクモゲームスなり『進撃の巨人』の回答をお見せできると思っております。今後も店頭体験会などを控えており、ゲーム画面もさまざまな場所でお見せしていきたいと考えておりますので、皆さん、どうぞよろしくお願いいたします」との一言が寄せられ、発表会は幕を閉じた。
オンラインパッチ情報
本オンラインパッチでは、同機種間のオンラインと巨人を討つ共闘プレイが楽しめます。さらに、倒したことがある巨人を、仲間との会話や武器の開発が楽しめる「キャンプ」に設置することが可能になります。なお、有料ダウンロードコンテンツにはエレン、ミカサ、アルミン、リヴァイの冬”にちなんだコスチュームや武器をご用意しています。さらに、追加シナリオおりますので、ご期待ください。
配信予定:2016年3月24日(木)
オンライン協力プレイ
同機種間のオンライン協力プレイが可能となります最大4人までの仲間と巨人を討つ、共闘プレイが楽しめます。
「巨人模型」
「巨人模型」を実装します。倒したことのある巨人を、仲間との会話や武器の開発が楽しめる「キャンプ」に設置することが可能になります
ダウンロードコンテンツ有料配信概要
配信予定
第1弾:2016年2月18日(木)
第2弾:2016年2月25日(木)
第3弾:2016年3月3日(木)
第4弾:2016年3月10日(木)
第5弾:2016年3月17日(木)※第1~4弾一括購入
内容
第1弾:追加コスチューム+武器「正月」
第2弾:追加コスチューム+武器「祭り」、追加エピソード「翼の条件」ほか2点
第3弾:追加コスチューム+武器「ハロウィーン」、追加エピソード「鉄壁」ほか2点
第4弾:追加コスチューム+武器「クリスマス」、追加エピソード「生存競争」ほか2点
第5弾:第1~4弾一括購入
※ダウンロードコンテンツは、セットでの購入がお得となりますのでご注意ください。