編集部注目のスマートフォン向けゲームアプリを毎週レビュー!今週は、iOS向けすごろくボードゲーム「桃太郎電鉄JAPAN+」を紹介!
今週のおすすめはiOS「桃太郎電鉄JAPAN+」!
全国各地をまわって物件を購入しながら日本一の大社長を目指す人気ボードゲーム「桃太郎電鉄」がついにiOS向けアプリとして登場! 長年にわたり愛されてきた人気シリーズなので、未プレイの人も耳にしたことがあるのではないだろうか。
本作はケータイ版「桃太郎電鉄JAPAN豪華版」をベースにしており、iPhone/iPod touch用にUIが最適化されているため片手のタッチ操作でも快適に遊ぶことができる。電鉄会社の社長となり、スマホで日本全国を旅しよう!
ルールはサイコロの出た目に従って電車で目的地を目指すというシンプルなすごろくゲームだ。一番早くゴールに到着した人は多額の援助金を得られるが、目的地から一番遠くにいた人には「貧乏神」という妨害キャラクターが着いてしまう。
1ターンで1ヶ月が経過し、決められた年数が終わるとゲーム終了となる。その時点で所有物件の総額と所持金、収益金を合わせた総資産の一番多い人が勝ちだ。
すごろくのマスが駅になっており、止まった駅に応じて物件が買えたり持ち金が増減したりカードがもらえるなどのイベントが発生する。
舞台は日本全国となるため、地理の勉強にもなる。目的地の方角がわからない場合は「全体マップ」を使って位置を把握しよう。また、周囲に何の駅があるかを知りたい場合は「虫めがね」機能を使うと広範囲の地図を見ることができる。
また、スマホで遊ぶのに便利な機能として「いけますよ!」がある。これは、サイコロを振った後に「いけますよ!」ボタンを選択すると、出たサイコロの目に応じて移動可能な場所が光るというもの。この機能を使えば様々なルートを探す手間が省けてサクサクとゲームを進められるため、出先で手軽に遊ぶ機会が多いスマホ版にはピッタリの機能だ。
もちろん自力でルートを探すのもゲームの醍醐味なので、あえて使わないという遊び方もアリだ。
ここで、プレイする上での注意点やコツに触れておこう。
まず、前述した通りゲーム内では1ターンごとに1ヶ月が経過する。そのため季節の移り変わりが発生するのだが、その際に特性が変化する駅があるのだ。それがプラス駅(青マス)とマイナス駅(赤マス)だ。
プラス駅は夏に止まると多額のお金を得ることができるが、冬に止まると微々たる金額にしかならない。そしてマイナス駅は夏に止まれば少額しかお金が減らないのに対し、冬に止まると大金を持っていかれてしまう。
なので、コツとしては夏場にプラス駅に積極的に止まって持ち金を増やし、冬場には極力マイナス駅に止まらないようにするといいだろう。
また、ゲーム内には「カード」というアイテムがあり、使うことでゲームを有利に進めたり相手を妨害することができる。
例えば、「レッツ5カード」というカードはしばらくの間5マスずつ進めるという効果を持つため、ゴールまで残り5マスというタイミングで使えば一気に目的地まで行けることになる。カードを使うタイミングを見極めて効率よくプレイを進めよう。
その他にも、敵を通せんぼする妨害カード「うんちカード」やサイコロの目を2つにする「急行カード」など、カードには様々な種類があるため、一つ一つの特性をしっかり把握することが有利にプレイを進める鍵となる。
日本全国を巡って楽しく地理が学べるだけでなく、ふいに貧乏神から出題されるクイズに答えることによって社会勉強にもなる本作。可愛らしい絵柄とは裏腹に、夏に実入りが多く、冬に少ないという景気の移り変わりを反映していたりするなど、世の中のシビアな一面も垣間見える。
アプリ自体のダウンロードは無料だが、無料版は1年(12ターン)しか遊べないため、じっくり長い年数を遊びたい場合は20年遊べる完全版をアプリ内で購入する必要がある。完全版の定価は1,080円だが、現在は3月26日12:00までの期間限定のセールを実施中のため480円で購入することができる。
1年モードでも充分ゲームのさわりは楽しめるため、まずは無料版を試してみてから完全版の購入を検討してもいいかもしれない。興味のある人はこの機会に本アプリをダウンロードしてみてはいかがだろうか。