2Kが2016年10月に発売を予定している「シヴィライゼーション VI」と「マフィア III」。人気シリーズの最新作としてリリースされる両タイトルを紹介しよう。
2Kブースでは、「シヴィライゼーション VI」と「マフィア III」を出展。特に「マフィア III」のコーナーには力が入っており、当時のアメリカの雰囲気を感じることができた。ブース内に設けられたシアターでは、両タイトルのムービーが上映され、ゲームプレイ映像などが披露された。
「シヴィライゼーション VI」
SFが舞台となった前作「Sid Meier's Civilization:Beyond Earth」だったが、シリーズ1作目の登場以来25年目となる本作「シドマイヤーズ シヴィライゼーションVI」は、石器時代から近未来にかけて文明を発展させる本来の設定へと戻った形だ。
本作では、マップを探索し、都市を建設、領土を広げていくという基本プレイスタイルはそのままであるが、会場のクローズドシアターで上映されたムービーからはさまざまな新しい要素を確認することができた。その中からいくつかの気になる点をピックアップしよう。
プレイ映像を中心に収録されたムービーでは、アメリカのルーズベルトとエジプトのクレオパトラを確認することができた。それぞれの文明は、固有のユニットを持っており、アメリカであれば、P-51 マスタングを使用することができる。
本作での最大の変化は、ピラミッドといった世界遺産などの施設を各都市のタイルに建設する点だろう。ユニットを生産する施設などもタイルに建設するため、都市を守っていればよかった過去作に比べると、より幅広いエリアをカバーしなければならなくなる。さらに、異なるユニットを統合し、大きな部隊とすることも可能だ。
このようにプレイの幅がより広がったことで、深みのある戦略を楽しむことが可能となった本作は、2016年10月21日に全世界で同時発売される予定だ。
「マフィア III」
E3の会場での積極的なアピールが印象的だった「マフィア III」。本作は、1968年のアメリカ・ニューオリンズを舞台に、ベトナム帰還兵の「リンカーン・クレイ」のストーリーが展開されるアクションゲームだ。ブースでは、当時の街並みが再現され、占い師による占いやバンドの演奏なども行われていた。
ブースに設置されたクローズドシアターでは、実機プレイ映像を上映しつつ、本作の特徴が紹介された。広大なマップは、貧民街や豪邸が立ち並ぶ地域などわかれており、自由に移動することができる。主人公はミッションを与えられ、武器を用意し挑むことになる。
暗殺ミッションでは、ターゲットに気づかれずに近づき、暗殺し、敵の反撃を避けつつ逃げる様子が確認できた。マシンガンや手榴弾、火炎瓶など多彩な武器が用意されており、もちろん近接攻撃も可能。近接攻撃から銃でとどめを刺すアクションがいちいちかっこいい。このようなミッションを中心に、主人公がどのような行動をとったのかによって、物語の構造が変化しストーリーが組み上がっていくのだ。
街中を走る車や街を歩く人々のファッション、街並みなど、当時のハードボイルドな雰囲気が好きな人にはたまらない、こだわりが随所に確認できた。本作の日本国内発売は2016年10月27日だ。