スターフィッシュ・エスディから発売中の3DS用ソフト「高円寺女子サッカー3 恋するイレブン いつかはヘブン」。今回は同社のもとへ足を運び、ゲームの魅力、開発の裏事情、延期の真相などを開発陣に伺ってきた。ゲームソフトのプレゼントも実施しているので、あわせて確認してほしい。
2014年に制作が発表され、2015年の発売予定から約1年の延期を経て、今月2016年6月16日にいよいよ発売日を迎えたのが、本稿の主役である3DS「高円寺女子サッカー3 恋するイレブン いつかはヘブン」。
本シリーズの特徴は、東京は杉並区のおひざ元“高円寺”を舞台に、“女子サッカー”にフォーカスしていること。シリーズ3作目となる本作では、「新人教師として、廃部寸前の女子サッカー部を率いて、全国優勝を目指す!」というストーリー上で、恋愛あり・熱血あり・奇跡ありのドラマチックスポ根美少女アドベンチャーが楽しめる。
ゲームの制作発表から先、CVを担当した声優によるアイドルユニット「KGF★11」の結成、なでしこジャパンでもお馴染みの女子サッカーチーム「INAC神戸レオネッサ」とのコラボなど、プロモーション展開も活発に行われていた本作。そんなゲームを取り巻いていた諸々の事情とは一体どのようなものなのか? 折角だし、聞いてみたいよね。
というわけで今回は、本シリーズの発案者であるリリカルしおり氏と、プログラムなどのゲーム面を担当してきた開発部 部長・孫田真吾氏へ行ったインタビューの模様を紹介していく。“あのPS Vitaの件”とか盛りだくさんでお届けです。
――はじめに、お二方の自己紹介をお願いいたします。
リリ氏:こんにちは、リリカルしおりです。これまで「リリカルしおり」のペンネームで、シリーズ作である「高円寺女子サッカー」「高円寺女子サッカー2」のプロデュースを担当してきました。そのほか、知育向けのキッズソフトやスマートフォンアプリの企画なども行っています。
孫田氏:弊社の開発部の部長を務めています、孫田真吾です。「高円寺女子サッカー3」ではリリカルの発想やアイディアなどを技術的にゲーム面に落とす、システムなどを担当しています。
――ありがとうございます。ところで最初に聞いておきたいのですが、「高円寺女子サッカー」って略称はあるのでしょうか? 「高女3」とか「女子サカ」とか。
リリ氏:んー、ないですねー。社内ではいつも「高円寺」と呼んでいますが。外部でも「高円寺女子サッカー」まで書き込まれている方が多い気がします。
孫田氏:仮に略すとなると「高円寺3」ですかね?
リリ氏:ほかに“高円寺”が付くゲームタイトルもありませんので、「高円寺3」でいいですよ。
――では、そう呼ばせていただきます(以下、高円寺3)。ついでにサブタイトルの「恋するイレブン いつかはヘブン」には何か意味はありましたか?
リリ氏:サブタイトルに関しては社内でいくつか案があげられましたが、最終的にフィーリングで決めました。意味合いとしては「全国大会で優勝を目指す」ことや、「ゲームの最後に女の子たちとのラブストーリー」が待っていることにちなんでいます。
――高円寺3の制作に至った経緯とはどのようなものでしょう。
リリ氏:高円寺3を作ろうという話が挙がったのは、約3年ほど前のことになります。そのときは「久々に高円寺、作りましょうか」くらいの感覚ではじめましたね。
――特別なきっかけというより、「やろう!」の気持ちからはじまったわけですか?
リリ氏:そうです。ただ、今月発売日を迎えるまでに、続編としては約8年半ぶりとなってしまい、ファンの方々には大変お待たせしてしまいました。
――最初から3DSでリリースすることは決めていたのでしょうか?
リリ氏:いえいえ、当初は全然考えておらず、あっち行って、こっち行ってでした。高円寺3を作ろうと決めてからはまず、前作であまり上手くいってなかった部分の仕様をまとめることから進めました。どのハードでリリースするかは、実は発表間近までフラフラと悩んだままだったんです。
――制作開始が報じられたとき、“PS Vitaの表記が1日で3DSに変更(※)”されていましたが、あれにはどのような裏話があるのでしょう?
リリ氏:それが実は、情報のやり取りに行き違いがあったんです。制作発表の時点では既に「じゃあ、高円寺3は3DSで出すことにしましょう」と決まっていたのですが、実際に公開された広報資料がパイロット版のままだったんですよ……(笑)。
※高円寺3の制作が発表された当時、初報ではPS Vita用ソフトと表記されていたのだが、次の日に3DS用ソフトに書き換えられていたために、ファンを騒然とさせた出来事。
――なるほど、この件に関してはユーザーさんも非常に興味があると思いますので、尋ねられてよかったです。ちなみに、高円寺3は内部制作で進められてきたのでしょうか。
リリ氏:キャラクターデザインやイラストは外部のクリエイターに依頼していますが、3Dグラフィックやプログラムのほとんどは弊社が主導です。シナリオに関しても一部を除いて、今回は私が手掛けました。
――発表から先、ファンからのコメントはいかがでしたか。
孫田氏:いろいろといただけました(笑)。
リリ氏:「なんで……今?」という声もありましたが、中にはシリーズファンからの「待っていた!」という声も見られました。
――高円寺シリーズのユーザー層というのは把握しておられますか?
リリ氏:30代、40代の男性が多いのではないかと思います。
孫田氏:基本的に恋愛アドベンチャーゲームなので、純粋なサッカーファンというのはそれほど多くないかもしれません。あくまでアドベンチャーにサッカー要素を取り入れた作品ですので。
――……結構、延期が重なりましたが、仕様や工期に問題があったのでしょうか?
リリ氏:いっぱいです、いろいろでした(笑)。大人の事情があったり、シナリオの作成が延びてしまったりなど、いくつかの理由が重なって、ここまで延期することになってしまいました。
――作品のコンセプトは、企画当初からぶれていたりするのでしょうか。
リリ氏:コンセプトはぶれていないですね。企画のときから一貫して完成に辿りつけました。
――2014年のFIFAワールドカップの時期などに合わせるのは難しかったですか?
リリ氏:一応、ワールドカップの直前に発売することも想定していたことはありましたが、思い叶わずで。
――シーズンに合わせた商材は強いですからね。
リリ氏:女子サッカーとしてもこの3年間、気付いたら澤穂希さんが引退しちゃうし、ゲームの発売日当日には川澄奈穂美さんが移籍しちゃうしで(※)、当時からしてみると想定外のことばかり起きています。
※日本代表(なでしこジャパン)やINAC神戸レオネッサでチームの重役を果たしていた女子サッカー選手。ゲームの発売日である6月16日に、自身のブログにてアメリカプロリーグ「NWSL」のクラブ・Seattle Reign FCへ移籍することを明かした。なお、高円寺3とINAC神戸レオネッサとの関係についてはインタビュー後半で尋ねています。
――続いて、ゲームの舞台を「高円寺」にしているわけをお聞かせください。
リリ氏:今は荻窪(会社が中央線の荻窪駅近くに所在)にいますけれど、それまではわが社は十数年間と高円寺にあったんです。そして、私がその高円寺という街をこよなく愛していることが舞台に選んだ理由です。高円寺、行ったことあります?
――私は小さな小劇場に足を運んだくらいしか、覚えがありませんね。
リリ氏:面白い街なんですよ、高円寺って。
――実在の店舗などはゲーム内でも描かれているのでしょうか?
リリ氏:いくつかの建物は見た目通りに描いていますが、店名などは一部をもじって扱わせていただいてます。
――直接交渉などはされなかったのでしょうか。
リリ氏:当時はゲーム内でどのように扱うのかも決まっていませんでしたし、交渉したのにビジュアルをボツにすることも考えられたので、そこにてんやわんやしてしまうと大変かと思いまして。ユーザーさんには雰囲気を楽しんでいただけるとありがたいです。
――そもそも、女子サッカーにフィーチャーした理由はありますか?
リリ氏:男子サッカーじゃ、普通のサッカーゲームになってしまいますから。シリーズがはじまった当初は、まだ国内の女子サッカーというのはそれほど大規模ではありませんでしたが、私自身がサッカーが好きなこともあり、それと美少女ゲームを合わせてみたらどうだろう? と考えたのがシリーズの生まれたきっかけです。ほら、一所懸命がんばる女の子って可愛いじゃないですか。
――好きな街、好きな競技、可愛いモノを組み合わせたのが高円寺シリーズなのですね。
リリ氏:ちょっと安易ですけどね(笑)。
――ここからはゲーム面についてお伺いします。まずはじめに、高円寺3を一言でいうとどのようなゲームになりますか?
リリ氏:「可愛い女の子たちと、青春を駆け抜けましょう」です。
――アドベンチャーゲームとしての設計はどのようになっているのでしょう。
リリ氏:ゲーム内では1つの大きなメインストーリーと、各ヒロインたちとのコミュニケーションを楽しむサブストーリーが存在します。全国大会優勝を目指していく合間に、女の子たちとちょこちょこと交流できるようになっているんです。
ゲーム内では4月からスタートして、5月、6月、7月と進んでいき、1ヶ月の区切りのタイミングでサッカーの試合が挿入される形式を取っています。そして、その月ごとにフィーチャーされるヒロインも変わっていく仕組みです。
あと、基本的にシナリオを手掛けているのは私ですが、恋愛関係の部分については男性ライターに頼んでいます。
――男心をくすぐる秘訣は、男にありですか。
リリ氏:男性のほうが“分かっている”こともありますので。
――ジャンル名に熱血の文字がありますが、暑苦しいまでのスポ根なのでしょうか?
リリ氏:いえ、前作までの熱すぎる熱血教師のストーリーとはまた違い、高円寺3では巻き込まれ型の男性主人公を採用しています。はじめはそれほど熱血ではないのですが、女の子たちの熱意にほだされていくうちに、徐々に熱くなっていくという展開です。
――エンディングは11人のヒロインごとにあるのでしょうか?
リリ氏:あります。中には付き合うどころか結婚までいく女の子もいます。サブストーリーで学校や街中で好きな女の子と上手くコミュニケーションを取れると、専用のエンディングに辿りつくことができます。サブストーリーにはメインに入りきらなかったさまざまな要素を散りばめているので、バラエティ豊かです。社内では“ある日の出来事システム”と呼んでいましたが。
――ちなみに、一番好きなヒロインはどの子になりますか。
リリ氏:私としましてはみんな可愛い娘みたいなものですので、全員です。
――では男性からの意見として、孫田さんはいかがですか?
孫田氏:えっ……そうですね、ビジュアルとしては瑠亜か純連ですかね。
――なるほど、気が合いそうです。
――これまでのシリーズでユーザーから受けたコメントは、高円寺3で取り入れられましたか?
リリ氏:前作からサッカーの試合パートの内容を変更したのには、その意味合いも含まれています。前作のはあれはあれで形になっていましたが、もう少しゲームとして楽しめる形にしようと考えたんです。あと、バッドエンドについてですね。
――バッドエンドというと?
リリ氏:これまでの高円寺シリーズでは、アドベンチャーパートなどからバッドエンドに入ると、そのままゲームオーバーになってしまっていたんです。これが厳し過ぎたかもと考え直しまして、バッドエンドに入っても直前の選択肢に戻ることができたり、サッカーパートで負けてしまっても何度でもやり直せるようにしました。
――親切設計というやつですね。ストーリーについてはいつごろ固まりましたか?
リリ氏:高円寺3を作ろうと決めた段階では、なにも決まっていませんでした。それに、いつも“キャラクター先行で物語を作る”ことが多いので、高円寺3もその流れで制作しています。
――キャラクターありきで物語を肉付けしていくということでしょうか。
リリ氏:そうです。「あんなキャラクターを出したい」「こんなキャラクターを出したい」からはじめて、その後にストーリーを仕立てています。
――次はサッカーパートについてですが、クラシカルなシミュレーションサッカーゲームのシステムを彷彿とさせますね。SFCでよく遊んだ記憶があります。
リリ氏:みなさん“とある作品名”を出して、よくそう言われています(笑)。
――サッカー部分のゲームデザインに関しては、どのようなコンセプトで進められましたか。
リリ氏:先にも言いましたが、サッカーゲームを主体にしていないので、女の子を可愛らしく見せられる方法から探りました。等身大の美少女キャラクターによるリアルなサッカーを作ることは難しかったですし、なにより可愛く見せられるかが不安でしたので。その結果、チマチマと動く可愛らしさを見せられる、デフォルメ調のグラフィックを取り入れています。
孫田氏:自分(プレイヤー)が監督になった気分で指示を出すことを考えると、どうしてもコマンド式になってしまいます。ですので、サッカーパートではアクションを選んで、演出があって、試合が進行しての繰り返しとなっています。我々としては特に何かを参考にしたつもりはありませんが、コマンド式でサッカーゲームを作っていくと、結果的にあの名作に近くなってしまうんですよね。
――試合中の各コマンドの違いを教えてください。
孫田氏:ドリブルにはタックル、パスにはパスカット、シュートにはブロックが勝ちます。ただ、それぞれのキャラクターには能力値が存在するので、この部分も成否に関わってきます。
――1試合のプレイ時間はどれくらいになりますか?
孫田氏:十数分といったところです。テンポ良く進むように心がけてみました。
――高円寺3では試合ごとにヒロインたちが成長するんですよね。
孫田氏:はい、します。それと仮に試合に負けてしまっても、レベルの成長を維持したままもう一度同じ試合に臨めるので、いずれは簡単に勝てるはずです。
――レベル上限はいくつまでですか?
孫田氏:内部的にはレベル99までいけますが、試合数の関係上、そこまでいくことはないかと。特殊なやり込みなら別ですが。
――ヒロインたちの必殺技はいくつ用意されているのでしょう。
孫田氏:ヒロインにはそれぞれ2つずつ必殺技があり、イベントを進行することでそれらが解放されていきます。ただ、はじめのうちはサッカー部のメンバーだけでは人数が足りないので、レンタル部員のモブキャラを組み込みますが、彼女たちには成長要素がないのでそこだけは注意です。
――弱小&人数割れのサッカー部が必殺技を使って全国を目指す。実に王道ですね。
リリ氏:それぞれの女の子たちの掛け声なんかにも注目してほしいです。キャラクター性や地域差が出るように方言などを使っていますので。
――ライバル校のヒロインたちは仲間にはなりませんか?
リリ氏:ライバル校にはそれぞれ1人、特徴的なヒロインを用意していますが、主人公側の仲間になることはないですね。
――このサッカーパートですが、システム周りでの苦労はありましたか。
リリ氏:やはり、ゲームバランスです。最後までいじっていました。
孫田氏:それが一つと、あとは試合中の“ワシャワシャ感”を出すこともです。試合中にキャラクターがたくさん登場すると、どうしても処理が重くなってしまいますので。カメラのアングルを変えたりで工夫はしましたが、ポリゴンを維持しつつのシステム構築に時間がかかりました。
――木屋町さん、超活躍してくれるんですけれど(実際に遊ばせてもらいつつ)。
――ではゲームボリュームという面では、高円寺3はどれくらい遊べるのでしょう。
リリ氏::ばっちりボイスを聞いて、試合をやってとなると、最初の1周をクリアするのに十時間前後はかかると思います。
孫田氏:ただ、テキストの読み方次第なので人によって結構違いがあるようです。スキップ機能で飛ばして読み進めるユーザーさんもいらっしゃると思うので。
――個人的には私、アドベンチャーゲームのテキストは“目で読んで、音の区切りのいい部分でボタンを押す”系のプレイヤーなので、もうちょっと早くクリアしてしまうかも。
孫田氏:そういう方も多いと思います(笑)。
――高円寺3で個人的に気になることの一つ、CVを担当した声優によるアイドルユニット「KGF★11」ですが、こちらはどのような意図で結成されたのでしょう?
リリ氏:ゲーム内にもアイドルユニットの話を出そうと考えていたので、実際に声優アイドルユニットを結成して、CVを担当してもらう企画が持ち上がったんです。
――オーディションに関しての審査基準などはありましたか。
リリ氏:その時点で“声優として上手かどうか”はあまり考えておらず、ボイス収録までの成長の伸びしろに期待していました。あと、表に出てくることが前提でしたので、アイドル的な側面も加味しています。
――ボイス収録は1度で済んだのでしょうか? 延期もありましたので、追加収録で声が変わってしまったりもありそうなのですが。
リリ氏:いえ、ボイス収録に関してはシナリオ確定後、一気にやりました。
――そうだったのですか。出演側からするとまさに「満を持して!」ですね。
リリ氏:本当に長い間お待たせてしまい、申し訳ないばかりです。オーディション当時は17歳だった子が、収録時には19歳になってしまったくらいですから。
――時の流れを感じますね。あと気になったのは出演声優と直接話せるサービス「元気TEL」ですが、こちらは昨今にあってはかなり物珍しいのでは?
リリ氏:一部で、いろんな意味で話題になってしまったみたいですが(笑)。ただ、元気TELに関しては弊社から声優さんに何かしらの制約をかけているということはなく、このサービスに登録するしない含め、各声優の判断に任せてあり、基本的に声優さんが“電話に出られるときに、システム上でオンラインにする”というものでした。
――てっきり時間を決めて女の子たちを待機させているのかと……。
リリ氏:そんなことはできませんし、しませんよ(笑)。あくまで当人たちができるときにやっていただくという形でのサービスです。
――KGF★11の運営に関しては、御社ではやられてはいないようですが。
リリ氏:はい、KGF★11のプロデュースは別の会社さんに頼んでいます。やはり、アイドルのマネージングやプロデュースなどのノウハウは、まったく持ち合わせていませんでしたので。
――来月7月13日には、東京・代々木BarbaraでKGF★11の「ちょい遅・発売記念緊急ライブ」が予定されていますね。
リリ氏:現在、台本などを制作している最中です(インタビュー実施日:6月21日)。イベントは約1時間ほどを予定しており、ライブやトーク、あとはちょっとした劇なんかもお届けできればなと考えています。
――出演声優は全員参加されますか?
リリ氏:残念ながら、各々のスケジュールもありまして9名のみの出演となります。
――しかし、場所が高円寺ではないようですね。
リリ氏:そうなんですよ。イベント自体が急遽決まったものなので、うまいこと場所を確保することができなかったんです。本当はそれこそ高円寺でできればよかったのですが。
――いろいろとKGF★11の疑問が解消できました。それと、女子サッカークラブのINAC神戸レオネッサとも何やら交流があった模様ですが、こちらについてはいかがでしょう。
リリ氏:当初、INAC神戸レオネッサさんとの関係性は特になかったのですが、あるとき「INAC神戸さんとコラボしてみてはいかがですか?」と話を持ってきてくださった関係者の方が仲介してくださったんです。
INAC神戸レオネッサさんには公式サイトにお祝いコメントを寄せていただきましたし、あとサイン入りユニフォームをいただくこともできました。サインは当時のメンバーのものですが(笑)。
――高円寺3が発売日を迎えた直後ですが、今後の展開やそのほかの展望などはありますか。
リリ氏:現在は高円寺3のノベライズを考えています。これを含めて、「高円寺女子サッカー4」まで繋がっていくのかは見当もついていませんが、ゲーム以外も含めてさまざまな事業を展開できればとは考えているところです。
――ゲーム以外というのは?
リリ氏:今までも手話のソフトや、自転車交通安全のためのソフトなども開発したりしましたね。特に後者は、本物の自転車にWiiを組み込んで、実物のハンドルで操作できるようにしたりと、試行錯誤しました。これはいくつかの自治体や警察で実際にご利用いただいています。
――ほかにもキッズソフトやスマートフォンアプリを展開されていますが、いかがでしょう。
リリ氏:一応、弊社でもスマートフォンアプリをリリースしたことはあるのですが、運営のノウハウがなかったこともあり、あまりうまくはいきませんでした。現状、スマートフォンゲームの界隈はレッドオーシャン(競争の激しい領域)と呼ばれていますし。
――現在はもはやレッドオーシャンどころか、ブラックオーシャン(推して図るべし)とまで呼ばれているらしいですよ。
リリ氏:そんな環境に安易な手は打ちづらいですので、今後は参入の仕方や、局面など図っていければなと考えています。
――今後の動向に期待しております。最後に、ゲームを購入したファン、あるいはこれから購入するというユーザーに向けて一言、お願いいたします。
リリ氏:さきほど“目で読んで、音の区切りのいい部分でボタンを押す”とおっしゃられましたが、「高円寺女子サッカー3」ではシナリオにかなり力を入れておりますので、ぜひぜひそこに注目していただきたいです(笑)。また、登場キャラクターたちは主人公を含めて、みんな何かしらの秘密を抱えています。1周クリアしただけでは全員の秘密に辿りつくことはできませんので、2周、3周と、長くゲームを遊んでいただければ幸いです。
孫田氏:私もリリカルと同じ気持ちですが、高円寺3はぜひとも実機で遊んでもらいたいと考えています。例えば、プレイ動画を見ているだけではちょっとチープに見えてしまうのですが、実際に遊んでみると女の子たちがすごく可愛らしいので、ぜひぜひ遊んでくださると嬉しいです。
――本日は貴重なお話、ありがとうございました。
今回はインタビューにちなんで、スターフィッシュ・エスディより3DS「高円寺女子サッカー3」のゲームソフトを提供してもらうことができました。ぜひともこの機会をもって、高円寺3の魅力にひたってみては?
ニンテンドー3DS用ソフト「高円寺女子サッカー3」
スターフィッシュ・エスディ
1名(抽選)
2016年6月26日~7月10日


















