千葉・幕張メッセにて9月15日より開催中の「東京ゲームショウ2016」。カプコンブースで9月17日に行われた、PS4/PS3用ソフト「戦国BASARA 真田幸村伝」スペシャルステージをレポートする。
「戦国BASARA 真田幸村伝」は、「戦国BASARA」シリーズ初となる1人の武将の生涯を描いた長編ドラマが展開する作品。真田昌幸、信之、弁丸、梵天丸といった新プレイアブル武将が登場し、さらにサバイバルモード「真田の試練」などの新モードも多数追加されている。
ステージには本シリーズのプロデューサーを務める小林裕幸氏が登壇。まずは会場に訪れたファンを招き「真田の試練」を挑戦してもらう企画がスタートした。「真田の試練」はアクションゲームをやりこんでいる人向けのモードとなっており、今回もすでにプレイした経験のある人を呼び込むことになる。
小林氏は「10回戦を超えたころにはかなりの歯ごたえになっている」と話す「真田の試練」だが、ここでの挑戦はいきなり30回戦から。そのため1人目の挑戦者からいきなり緊張感のあるバトルが展開する。1人目は最初こそ苦戦したが、そこから徐々にペースをつかんだのか33戦目まで到達。
その流れで挑戦した2人目は、過去に33回戦まで到達した経験があるということで、偶然にも同じ場所からのスタートとなった。武将は石田三成を使用すると、サクサクとクリアを重ねていく。途中でお市に苦戦するも、バサラ技も駆使しながら37戦まで到達。
そして最後の挑戦者は、ラストの60回戦までいったというプレイヤー。武将を真田幸村に切り替えると、伊達政宗や片倉小十郎といった強敵を相手にしながらも華麗な攻撃で同時に倒していき、最終的に40回戦にまで達する好記録をマークした。
ステージイベントの後半はコラボレーションや新イベントなど「戦国BASARA」シリーズに関する新情報が続々公開。まずは「初音ミク -Project DIVA- X HD」とのコラボレーションによるリツイートキャンペーンが発表。Twitterでいずれかの公式アカウントをフォローし、キャンペーン対象ツイートをリツイートすると、特製描き下ろしクリアポスターが当たる。
パセラリゾーツが運営するバリタワー大阪天王寺では「戦国BASARA」シリーズとコラボしたスペシャル宿泊プランが登場。真田幸村ルームと伊達政宗ルームが開設されるだけでなく、ここでしか手に入らないオリジナルノベルティも用意される。もちろん部屋の内装は、各キャラクターを意識したオリジナルデザインになるとのこと。
さらに最新のイベントとして2017年2月5日に「バサラ祭2017~もののふ語り~」が舞浜アンフィシアターで開催されることも明らかに。これまでの「バサラ祭」は、冬の陣など季節に合ったイベント名が採用されてきたが、今回は「モノノフ語り」という少し変わった名前になっている。このイベント名からも分かる通り、今回は朗読劇中心の内容になるという。
出演者は保志総一朗さん、森田成一さん、関智一さん、三木眞一郎さん、置鮎龍太さんなど「戦国BASARA」シリーズには欠かせない声優陣が決定。小林氏はこれだけでなく「ゲストが増えるかも」と期待をふくらませるコメントも残していた。
静岡県浜松市とのコラボレーション企画も進行中で、10月1日から浜松市の観光ポスター、パンフレット、ノベルティに井伊直虎と徳川家康が起用される。さらに天竜浜名湖鉄道では井伊直虎を描いたラッピング列車「直虎号」が運行予定。井伊直虎は来年1月からのNHK大河ドラマで主人公として抜擢されている人物。今回のコラボはそんな盛り上がりを先取りした内容になっている。
最後に斬劇「戦国BASARA」関ヶ原の戦いが2017年2月に東京、大阪で上演されることに触れると、真田幸村を演じる松村龍之介さん、伊達政宗役の眞嶋秀斗さんからのビデオコメントが紹介された。松村さんは今回の見どころを「関ヶ原の新キャスト」だと語り、眞嶋さんをはじめとした新たな面々の活躍に期待を寄せた。松村さん自身は「戦国BASARA」に携わってから6作品目であり「たくさんの勉強をしてきましたが、また新たなスタートを切っていきたいと思います」と意気込みを語った。
続いて舞台「戦国BASARA」に初出演となる眞嶋さんは伊達政宗について「衣装を着たときに改めて気合が入った」と振り返ると、「先輩方の背中を見つつ、自分なりに伊達政宗を追求していきたいです」と、こちらも力強いメッセージを残していた。
最後に小林氏は「相変わらずコラボが多い作品です。ぜひ全国津々浦々で「戦国BASARA」を楽しんでください。今後もさまざまなイベントをしていきたいので、新情報にも期待してください」と話し、ステージは幕を閉じた。