千葉・幕張メッセにて9月15日より開催された「東京ゲームショウ2016」。ここでは9月18日にスクウェア・エニックスのブースで行われた「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」スペシャルステージについてレポートする。

ステージは思い出話で大盛り上がり!収録時のエピソードも

ステージには加藤弘彰プロデューサー、ヴァン役の武田航平さん(ボイス&モーションアクター)、パンネロ役の小澤真利奈さん(ボイス&モーションアクター)が登場。武田さんは早速「オイオイヨでーす!」と挨拶し、さらに「大切にイジってください(笑)」とファンの笑いを誘う。

まずは、何故このタイミングで「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」が決まったのかについて。オリジナル版は緻密に作り込まれた世界観やゲームシステム、グラフィック、サウンドが注目を集め、プレイステーション2に向けて10年前に発売。以前より何度かHDリマスター化の話は出ており、せっかくであればコアメンバーを中心に据えて作り込みたいという希望があったものの、なかなか当時のメンバーが揃って作れる状況が作れなかったと加藤氏。ようやく集まれる状況となったため、開発がスタートしたという。

ここで、本作の最新トレーラーを公開。武田さんは当時の事を思い出しつつ、綺麗にかつ動きが滑らかになっていた点に驚き、小澤さんも「すべてが綺麗すぎて感動で胸がいっぱい」と話し、なかでもヴァンのまつ毛がすごいと興奮気味にコメント。加藤氏は当時からもキャラクターのテクスチャは書き込んでいていたが、今回はさらに髪の毛など細かな所もアップグレードしていると話す。

本作の話を聞いた際の感想を求められると「まさか10年も経ってこの場に戻ってこれたのが心から嬉しくて、この役、この作品には非常に思い入れがあります」と、もともとファンだったファイナルファンタジーシリーズの主人公を演じ、ヴァンとして生きることができた喜びを切々と語る武田さん。その思いは1日たりとも忘れたことがなかったと続け、それもプロデューサーやスタッフ、ファンの応援あってこそだと心からの感謝も伝える。小澤さんもパンネロのオーディションを受けたのはキャラクターと同じ16歳の頃で、パンネロと一緒に成長させてもらった作品だと振り返る。またパンネロとして生きることができる嬉しさと感動で、すぐに武田さんに「また再会できるね」と連絡したそうだ。

オーディションをした際、ヴァンとパンネロは武田さんと小澤さんだと満場一致で決定したと加藤氏。さらに「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」でのヴァンとパンネロの登場シーンを公開し、映像を初めて見た武田さん・小澤さんも食い入るように見つめる。当時、高校生だった武田さんはモーションキャンプチャーのスタジオで加藤氏が色々な種類のお弁当を用意してくれたことを明かし、まるで部活のようだったと話す。小澤さんはパンネロ役が決まった際に15キロのダイエットに成功したばかりで、モーションキャプチャーのためにも体型を変えてはいけないと必死にキープしたが、最近になって加藤氏に「そんな必要はない」と聞かされたエピソードを披露した。

なお、実はラーサーのモーションキャプチャーも行っていたと武田さん。しかし小澤さんのほうが10代前半の中性的なイメージのラーサーとぴったりだったため、変えられてしまったそう。このほか武田さんはファイナルファンタジーの音楽、なかでも「ビッグブリッヂの死闘」が好きで、ちょうど「THE BLACK MAGES」(植松伸夫氏を中心としたバンド)のライブがあったので加藤氏と一緒に見に行ったそうだ。

実機プレイ&崎元氏とサウンド面に迫る

「ファイナルファンタジーXII」はシリーズお馴染のモーグリ族やウサギのような耳を持つヴィエラ族など、多種多様な種族が存在する「イヴァリース」と呼ばれる世界が舞台。ヴァンやパンネロをはじめ6人のキャラクターにより紡がれる群像劇をベースに、プレイヤーによってさまざまな冒険譚を体感できる。

2006年に発売したオリジナル版は、10年前のTGSで発表された日本ゲーム大賞で大賞を受賞。今回発売となるのは、システム変更や英語ボイスを実装して2007年に発売した「ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアック ジョブ システム」をベースに、映像やサウンドの高品質化や遊びやすいシステムに一新したものとなる。

今回披露されたものは「E3 2016」の発表時よりもブラッシュアップされ、キャラクターの装備品の質感などもデザインを手がけた吉田明彦氏のタッチを出来る限り再現。現世代のライティングや被写体深度にも手を加えたカットシーンに続き、バトルを行いながら本作で改良されたうちの4点を加藤氏が紹介していく。

まずはコントローラーのL1ボタンを押すと「倍速モード」となり、4倍速まで用意しているため広いフィールドでも軽快な移動が可能となった。画面を切替えせずにL3ボタンでロケーションマップが透過表示されるようになり、ロード時間も非常に短縮されエリアの切り替えがスムーズになっている。そして、ローディング中にオートセーブが行われ、従来のセーブポイントと併用しながらより便利に進められるようになったのもポイントだ。

ここからはベイシスケイプの崎元仁氏も加わり、7.1ch サラウンド対応や音質の向上など、さらなる進化を遂げたサウンド面についてもトークを展開。なんと義弟の結婚式から駆けつけてくれたという崎元氏は加藤氏とも長い付き合いで、オリジナル版で進行管理を行うプロジェクトマネージャーを担当していた加藤氏は、崎元氏に対して曲の依頼や制作の進行管理、チェックなども行ったそうだ。

漫画家と編集者のように、締め切りが近づくと加藤氏が崎元氏の自宅兼事務所を訪ねて曲が出来上がるまで待つといったことも。「来たらいい曲がかけるかもと思ったが、正直なところ本当に来るとは思わなかった」と振り返り、ひとまず結果としては素晴らしい楽曲が揃ったものの「あんまり来てほしくないと思いました(笑)」と崎元氏。当時の思い出として、オリジナル版のマスタアップ寸前にすべてのカットシーンをチェックしたいと崎元氏が提案し、急遽アレンジや専用曲を作ったほうがいいと7~8曲ほど突貫作業をしたと加藤氏が明かす。上映したトレーラー内のロケーションを紹介する際に流れる「空賊への夢」も、その最中で生まれた曲だという。

加藤氏は楽曲制作の裏話として「フォーン海岸」で流れる曲はもともと崎元氏にラストバトルの曲として作ってもらったが、ディレクターの皆川裕史氏が「ラストバトルは主人公たち解放軍と帝国軍の両方の想いがぶつかるバトルになるので、それぞれのテーマを織り交ぜた構成の曲にしてほしい」というオーダーから「自由への闘い」が出来上がったそうだ。

今回はBGMも新録しているが、もともとはオリジナルのサウンドトラックを使用しようと考えていたという。実際に作業を始める前に加藤氏と崎元氏と話し合ったところ、せっかくなら打ち込み主体のオリジナルよりも生楽器の演奏と現世代の音響制作環境で作ればより良くなるので再レコーディングという話に至ったのだ。レコーディングは日本をはじめ海外でも行われ、かなり長時間に渡るハードなものだったが演奏者にも「ファイナルファンタジーXII」ファンがおり、難しい演奏にも情熱をもって取り組んでくれたと崎元氏が語る。再レコーディングに合わせ、オリジナル版で曲が流用されたロケーションにも新曲が追加されており、当時の雰囲気のままに作曲をするのは大変だったと話す崎元氏。ゲームにはオリジナルと新録の両方を収録しているので、どちらでも自由に楽しめるのは嬉しいところ。

積もる話は尽きないが、イベント終了の時間に。武田さん・小澤さんからはファイナルファンタジーの世界観を舞台化したいといった展望も語られ、お互いの成長した姿もみてほしいと盛り上がる。今後も「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」続報を楽しみに待っていよう。

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※画面は開発中のものです。

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