東京ゲームショウ2016のインディーゲームコーナーに出店していたナツメアタリブースでPS4用タイトル「WILD GUNS Reloaded(ワイルドガンズ・リローデッド)」をプレイしてきたため、プレイインプレッションをお送りします。
ナツメアタリといえば、2013年にナツメとアタリが合併してできた会社。ナツメは、家庭用ゲーム機向けのゲームを数多く作ってきた会社として有名で、以前は自社がパブリッシングしたタイトルもあったため、なぜインディーゲームコーナーに?という疑問がどうしても頭に浮かぶのですが、インディーゲームコーナーには確かにナツメアタリブースがありました。
今回展示されている「WILD GUNS Reloaded」の元となる「ワイルドガンズ」は1994年にナツメがスーパーファミコン向けに発売したアクションゲーム。画面を見ると奥行きがあり、照準が表示されるため、パッと見、2Dタイプのガンシューティングゲームに見えますが、画面手前にプレイヤーが操作するキャラクターが表示されています。照準を合わせて武器で敵を攻撃しつつ、画面奥にいる敵の攻撃がキャラクターに当たらないように避ける、漠然と説明するとそんな感じのアクションゲームでした。
そのスーパーファミコンの「ワイルドガンズ」ですが、現在ものすごくプレミアがついてしまっていて、手に入れることができないタイトルとして有名です。その「ワイルドガンズ」のβ版ROMが展示スペースでプレイできるようになっていたのですが……。
それはひとまず置いておいて、PS4「WILD GUNS Reloaded」のプレイをしてみました。
4人までの同時プレイが可能。1人でプレイする時と2人以上でプレイするときでは、敵の登場などのバランスが別々に調整されているらしいので、マルチプレイはかなり熱いものになりそうです。
2人以上でプレイする時には、キャラクターの色を選ぶ機能有りで同キャラ選択ができるため、プレイヤー同士でお気に入りが被っても問題ありません。
キャラクター選択画面の真ん中にいる賞金稼ぎのクリントとドレス姿のアニーは「ワイルドガンズ」でもプレイヤーキャラクターとして選択できた2人。今作ではこの2人に加えて、かなり体格の良いドリスとドローンを引き連れた犬のバレットが新キャラクターとして登場しています。
基本的にはどのキャラクターを選んでも同様の攻撃をすることができるが、ビジュアル的にはかなり変かがあり、例えばバレットの場合はプレイヤー自身がバレットを操作すると、それに追従する様にドローンが移動して、攻撃をするとドローンが弾を撃つ。このあたりのバリエーションの違いを楽しむのも、リメイクならではの楽しみでしょう。
最初のステージはオーソドックスな西部劇風のステージ。しかし、現れる敵は人だけじゃなく、ロボットっぽい敵も現れ、SFらしい激しい銃撃戦を繰り広げることになります。
方向キーで照準とキャラクターを動かし、□ボタンで射撃をしながら方向キーを押すとキャラクターを固定した状態で照準だけを動かして射撃攻撃。敵が近づいてきたら、□ボタンを押し直して殴って攻撃。敵の弾がプレイヤーキャラに向かってきたら、×ボタンでジャンプをするか方向キー+×ボタンでローリングをして回避。投げ縄攻撃や2段ジャンプを駆使するとより派手なアクションゲームになっていきます。
ステージ内はいくつかのエリアに分かれていて、エリアごとのボスを倒すと次のエリアに進んでいきます。
今回のプレイアブル出展ではステージ1をプレイできるようになっていましたが、ゲーム全体のステージ数は現状8ステージを予定しているようです。
「ワイルドガンズ」ではステージ1をクリアした後、4つのステージを自由に選んでプレイができたのですが、ここに2ステージが追加されるとのこと。
スーパーファミコンの「ワイルドガンズ」を、当時のスタッフをメインにしてリメイクしている「WILD GUNS Reloaded」。当時のグラフィックをモチーフにしつつも、現在のハードのスペックに合わせて描き直していて、新規ステージや新規の敵もいるため、また違った形の「ワイルドガンズ」を楽しめるのではないかと期待してしまいます。