カプコンは、第2回「バイオハザード アンバサダーミーティング」を、10月21日にカプコン東京支店にて実施した。
「バイオハザード アンバサダーミーティング」は、「バイオハザード」の魅力を自分の言葉で発信するファンのためのプログラム「バイオハザード アンバサダー」登録者限定のイベントだ。
8月に第1回「アンバサダーミーティング」が実施されてから2ヶ月、早くも10月21日に第2回が開催。今回は「バイオハザード7」の未公開パートの先行プレイや、プロデューサーの川田将央氏とのトークディスカッション、コラボメニューの試食会が行われた。その中から、トークディスカッションと先行プレイの模様、そして川田氏と神田剛氏(「バイオハザード7」プロデューサー)のコメントを紹介する。
PS4 Proでの映像も初披露
トークディスカッションでは、拍手で迎えられた川田氏がまず「バイオハザード7」のコンセプトを改めて紹介した。
川田氏は、ゲームシステムとして重視した「脱出」、物体を回転させたり、蓋を開けたりといった「ディティールサーチ」「インタラクト」、そして体験版・Lanternにもあった「パズル」といった探索要素、さらには「残虐な知性との戦闘」といったキーワードを散りばめて作品を紹介していった。中でも電話は本作の非常に重要なアイコンになっているようだ。
また、メーキャップを駆使したキャラクターモデリング制作の過程や、背景モデリングについても説明し、フォトリアルの追求ぶりも紹介していた。
これらの映像表現を可能にしているのが、カプコン製ゲームエンジン「RE ENGINE」だ。これによって解像度が4倍になり、4K TVに対応。さらにはHDR TVにも対応し、暗い部分はより引き締まって、明るい部分はよりしっかりと表現されるようになっている。
さらにトークディスカッションでは、PS4 Proでの実機デモンストレーションも実施。家具や壁などの質感が緻密に、精緻に描写されているのが伺え、高解像度の映像を目にした参加者からも驚きの声が多くあがっていた。
その後は東京ゲームショウ2016の模様や、川田氏が香港・フィリピンでメディア対応を行ったアジアツアーの様子があわせて紹介された。
本邦初公開のゲームパートをプレイ
トークディスカッションとは別に、公開されていないパートの先行体験プレイも行われた。内容を明かすことはできないが、参加者の中には半泣きになりながらプレイした人もいたりと、本作の恐怖、そして川田氏がトークディスカッションで紹介したような“バイオハザードらしさ”を存分に堪能したようだ。
もちろん、「バイオハザード アンバサダーミーティング」の魅力は先行体験プレイだけではない。トークディスカッションでも川田氏と参加者が言葉を交わすシーンがあったが、開発スタッフと直接コミュニケーションを取れるのもこの催しの大きな楽しみのひとつだ。
この後に紹介するコメントのとおり、「バイオハザード アンバサダーミーティング」は今後も開催される予定だ。気になる人はぜひアンバサダーに登録し、第3回の実施に備えておこう。
バイオハザード アンバサダー特設サイト
http://www.capcom.co.jp/ambassador/re_bh/
川田将央氏と神田剛氏のコメント
――第2回「バイオハザード アンバサダーミーティング」1部(トークディスカッションと先行体験プレイパート)を終えて、率直な感想を聞かせてください。
神田氏:第1回のアンケートで「ゲームをプレイしたい」という声をたくさんいただきました。今回、実際にプレイしてもらって、「バイオハザード7」で伝えたいところを感じてもらえたかなと思っています。
――PS4 Proの映像が初めてお披露目されましたが、参加者さんの反応はいかがでしたか?
川田氏:実際に見ていただいて、驚きの声が多く上がっていました。「4K TVほしい人?」と言ったら皆さん手をあげていましたね(笑)。非常に良い反応をいただきました。
――第3回、第4回と続ける予定はありますか?
神田氏:はい、発売後も含めて定期的に開催したいと考えています。
川田氏:東京だけではなく、いろんなところで開催したいですね。
――トークディスカッションでは開発度も約90%と話していらっしゃいました。
川田氏:とても良い具合に仕上がっています。プレイした方どなたからも良い反応をいただいています。このまま最後まで無事に進めたいと思っています。
神田氏:怖いだけではなく、「ちゃんと『バイオハザード』だぞ」というところを、これからどんどんプッシュしていきたいですね。