Wizards of the Coastは、トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」について、11月25日から27日までに千葉県・幕張メッセにて開催されたイベント「グランプリ・千葉2016」のオフィシャルイベントレポートを公開した。

2日間にわたる激闘を制したのは山本賢太郎選手!

開催期間:2016年11月25日(金)~27日(日)
開催場所:幕張メッセ 国際展示場7番ホール
参加者数:2,503名(メインイベント参加者のみの合計)
賞金総額:50,000米ドル
優勝賞金:10,000米ドル

「グランプリ」とは、誰でも参加可能な最高レベルの競技イベントと、競うだけではなく楽しめるバラエティ豊かなサイドイベントを兼ね備えた「マジックのお祭り」です。1シーズンに40~50回開催されており、ほぼ毎週末に世界のどこかでグランプリは開催されています。上位に入賞することで賞金のみならず、世界中のトッププレイヤーが集う世界大会「プロツアー」への招待を獲得することができます。

気温も冷え込んできた初冬に開催された「グランプリ・千葉2016」は、レガシー構築戦というフォーマット(ゲーム形式)で行われました。レガシーは一部のカードを除いて、マジックが生まれてから現在までのすべてのカードを使用できる広大なフォーマットです。さまざまなデッキがあるなか、使用するデッキを選択する技術だけでなく、環境にどのようなデッキやカードが存在しているのか把握する知識量も試されます。

今回のグランプリは新しい試みにより学生の参加料が無料で実施され、参加者2,503名のうち514名は学生という盛り上がりをみせました。

26日(土)には9回戦が行われ、6勝3敗以上の成績を残した749名が日曜日の競技に進出。最終日となる27日(日)には6回戦が行われ、優勝をかけて戦う参加者は8名に絞りこまれました。

決勝戦まで進出したのは、「グランプリ・京都2016」でも決勝戦に進出したゴールドレベル・プロの山本賢太郎選手と、強豪と目されていながら今までなかなか結果を残せなかった木原惇希選手。山本選手がカードの組み合わせにより対戦相手を一瞬で倒すコンボデッキなのに対して、木原選手は対戦相手の攻撃を受けきって勝利する、コントロールデッキ。一瞬も気を抜けない、激しい戦いとなりました。

劇的な1ターンキルなどを決め、決勝戦を勝利したのは山本賢太郎選手。賞金10,000米ドルと、自身初のグランプリ・チャンピオンのタイトルを獲得しました。また、招待条件を満たした上位13名の選手には、アイルランド・ダブリンで開催予定のプロツアー「霊気紛争」の参加権利や現地までの航空券が与えられました。

同会場ではメインイベント以外にもさまざまなイベントが開催され、初心者からベテランまで楽しむことができる3日間となりました。マジックをプレイするイベント以外にも、さまざまな品物を購入できる物販コーナーや食事の屋台や畳の休憩所なども並びました。また、参加しているプレイヤーは無料でクロークサービスや、フリードリンク・スナックのサービスを受けられました。

本大会の模様は「ニコニコ生放送」を通じて生中継され、2日間の視聴者数は14万人を超えました。大会の結果、試合の模様を取材した記事など、詳しくはイベント特設ページ(http://coverage.mtg-jp.com/gpchi16/)をご覧ください。次回のニコニコ生放送は、現地時間2017年2月3日(金)~5日(日)のプロツアー「霊気紛争」でもお届けする予定です。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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