セガのRGGスタジオが贈るドラマチックアドベンチャー最新作「STRANGER THAN HEAVEN」。「Summer Game Fest 2026」に出展されたデモ版のプレイレポートをお届けする。
本作は、居場所のない男たちが、居場所を求めて戦った50年の物語となっており、激動の近代日本を5つの時代、5つの街(福岡・小倉、広島・呉、大阪・ミナミ、静岡・熱海、東京・新宿)を通して描く完全新作のタイトルだ。主人公の大東真(演:城田優さん)をはじめとするキャスト陣の競演、そして喧嘩の生々しさを表現した「コンバットシステム」や、ショービジネスを手掛け成功を目指す「興行師」としての要素を楽しめる作品として、発表直後から大きな注目を集めている。
本稿では、ロサンゼルスで開催された「Summer Game Fest 2026」に出展されたデモ版のプレイレポートをお届け。今回の試遊でいち早く体験することができた、本作の目玉でもある「コンバットシステム」のプレイフィールを詳しく紐解いていこう。

初級・中級・上級に分かれた3つのステージに挑戦!
今回の試遊デモでは、本作の壮大な物語の一端を感じられる、時代やシチュエーションの異なる3つのステージが用意されていた。ステージは、福岡・小倉を舞台とした初級、広島・呉を舞台とした中級、そして大阪・ミナミを舞台とした上級の3種類だ。
なお、今回の試遊用ロムはイベント向けに敵が固めに調整されているとのこと。筆者も事前にコンバットシステムの説明を見た瞬間は、「本当にちゃんと操作できるだろうか」「頭がついていくだろうか」という不安のほうが強かったのだが、その予感は少し異なる形で的中することとなる。




初級ステージ(小倉):操作方法の確認と、奥深きコンバットシステムの洗礼
初級となる小倉のステージでは、基本の操作を確認&実践しながらプレイすることに。しかし、本作のコンバットシステムは極めてユニークかつピーキー。Lボタン/Lトリガーが左半身、Rボタン/Rトリガーが右半身の操作に対応しているのだ。
基本コンボは、ボタンを押すと弱攻撃、トリガーを引くと強攻撃(溜め可能)へと派生し、最大4連撃まで繋ぐことができる。右→右→右→右と片手で変則的なラッシュを叩き込むこともできれば、右→左→右→左とリアルなボクシングのようにワンツーを組み立てることも可能。プレイヤーの脳内のイメージがダイレクトに大東の肉体へと連動する感覚だ。




さらに、左右の強攻撃ボタンの同時押しで突進が発動。一気に距離を詰め、そのまま攻撃を加えていくことができる。

本作において、攻撃以上に命運を分けるのがガードだ。ガード状態からL/Rボタンを押すことで、それぞれ左側・右側からの攻撃を防御できる。ガードは敵の猛攻を凌ぐ最大の肝だが、攻撃を受け続けるとスタミナを消費し、限界を迎えるとダウン状態に陥ってしまうというリスクも併せ持つ。
このシステムは敵側も同様で、敵の体力ゲージの周囲にある色付きのオーラが変化(オレンジ→赤)していくと、敵のスタミナが限界を迎えているサイン。ここからさらに攻め立てることで、より多くのダメージを与える大技を発動し、一気に勝負を決めることができる仕様だ。


一方で、ガードを固めているだけではジリ貧になるこのシビアな状況を打破するテクニックが、敵の攻撃に合わせてタイミングよくボタンを押すパリィである。パリィが成功すれば、相手の体勢を崩して即座に強力な追撃へと転じることができる。また、タイミングを合わせたジャスト回避も用意されており、これらのアクションをいかに使いこなすかが攻略の鍵を握る。





──と、一通りの基本システムを頭に入れたうえで、筆者は最初のステージで操作方法を確認しつつ、本作の要となるパリィの練習に励んでみた。しかし、タイミングのシビアさやスタミナ管理の難しさもあり、ここで2~3回ほどゲームオーバーの洗礼を浴びることとなった。だが、この段階でじっくりとシステムに向き合い、身体に感覚を馴染ませたことこそが、のちの死闘を制する最大の布石となったのである。
中級・上級ステージ(呉・ミナミ):身に付けた技術で掴む、初見クリアの快感!
最初のステージでしっかりと練習を重ねた甲斐があり、中級の呉、上級のミナミのステージでは、筆者の動きは見違えるほど洗練されていった。結果として、回復アイテムを駆使しながらではあるものの、呉とミナミの両ステージを初見でクリアすることができた。


戦闘の幅を広げてくれるのが、武器やフィールドのオブジェクトだ。大東は包丁やバールといった武器を装備することが可能で、これらを装備していれば、相手が刃物を使ってきた際にもしっかりと弾き、ノーダメージでガードできるようになる。






一方で、街に落ちている空きビンなどのオブジェクトは、持ち歩くことはできないものの、その場で拾って即座に叩きつけるイメージで素手攻撃のコンボに組み込める。これらを状況に応じて使い分けるストリートファイトの臨場感がたまらない。




ミナミでの死闘、そして2回目の挑戦へ
デモのクライマックスとなったのは、上級である1943年の大阪・ミナミのステージだ。ここで待ち受けていたボスは、日本刀を持った半裸の男。このボスが、初見殺しという言葉がなまやさしく感じるほどに強い。
通常の攻撃から強力なのはもちろん、一気に大ダメージを与えてくる投げ技のようなものを繰り出してくるため、一瞬の油断も許されない。筆者は1回目の挑戦時、必死の思いでヒットアンドアウェイを徹底し、敵の猛攻をパリィ、そして的確な回避でいなしつつ、なんとか撃破することに成功した。




そして、一度クリアした後、ダウンした敵の近くで左右の強攻撃ボタンを同時押しすると、マウントポジションを取って上からさらに追撃ができ、そのまま大技へと繋げられるというシステムを教えてもらい、2回目のプレイでこれを実践。1回目とは異なり、圧倒的な火力でボスをねじ伏せる爽快感を味わうことができた。
激戦の末にボスを倒した瞬間の達成感は凄まじく、文字通り脳汁がドバドバと出る感覚だった。

プレイヤーの成長がダイレクトに快感へ変わる、唯一無二の格闘アクション
「STRANGER THAN HEAVEN」のバトルは、従来の直感的で爽快感溢れるアクションとはまた一味違い、じっくりと腰を据えて挑むような奥深さがある。最初は誰もが左右の腕の動かし方に戸惑い、頭をフル回転させることになるだろう。
しかし、敵のモーションを見極め、ガードや回避、パリィを使い分け、ワンツーのコンボを自分の意思で組み立てられるようになった瞬間、自分が本当に拳を振るって戦っているかのような、極上の肉体感を伴ったアクションゲームへと変貌する。プレイヤー自身の成長が、そのままバトルの爽快感へと直結しているのだ。
このピーキーかつ骨太な新感覚のコンバットシステムが、50年にわたる重厚なドラマとどう融合していくのか。2027年1月15日の発売が、今から待ちきれなくて仕方がない。
なお、プレイ後に行われたRGGスタジオ代表/制作総指揮 横山昌義氏へのインタビューの模様は、別記事で紹介しているので、そちらもあわせてチェックしてほしい。
(C)SEGA
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