「バンドリ！ガールズバンドパーティ！」クローズドβテストをプレイ！ストーリーとリズムゲームの両面に注力した魅力を紹介

2017年1月21日よりTOKYO MXほかにてTVアニメが放送中、作中に登場するガールズバンド“Poppin'Party（ポッピンパーティ）”のキャスト5人の演奏によるライブイベントの開催などで盛り上がりを見せる次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!（バンドリ！）」。同プロジェクトの新たな展開として、スマートフォン向けゲーム「バンドリ！ ガールズバンドパーティ！（以下、ガルパ）」がリリース予定だ。

「ガルパ」では、Poppin'Partyをはじめとした「BanG Dream!」のキャラクター・世界観はそのままに、本作だけのオリジナルバンドも登場してのメインストーリー、そして各バンドごとのストーリーが描かれる。また、リズムゲームでは全5バンドのオリジナル楽曲に加えて、アニメソングのバンドカバーも収録されており、多彩な楽曲でプレイを楽しめる。

今春のサービスに先駆けて、2月17日17時から2月20日11時までの期間、本作のクローズドβテストが開催され、本作のゲームの流れや特徴が明らかになった。

ここでは実際にクローズドβテストに参加した筆者が感じたポイントを紹介していく。ここで触れる点についてはあくまでもクローズドβテスト時点のものであり、正式サービスの際には変更になる可能性がある点はあらかじめご了承いただければと思う。

5バンドそれぞれの魅力をさまざまな角度で楽しめる！

作中ではPoppin'Partyのほか、“Afterglow（アフターグロウ）”、“Pastel*Palettes（パステルパレット）”、“Roselia（ロゼリア）”、“ハロー、ハッピーワールド！”の5組のガールズバンドが登場。彼女たちのバンド衣装からも感じられるとは思うが、バンドにはそれぞれのコンセプトが用意されている。

メインストーリーでは、プレイヤーはオープンしたてのライブハウスのスタッフとなり、Poppin'Partyのメンバーとともにライブハウスを盛り上げるためのメインイベントを作り上げていくこととなる。

イベントに出演してくれるバンドを探し出す過程で出会うのが、本作オリジナルで登場するバンドのメンバーたち。Poppin'Partyのメンバーを含め、合計25名のキャラクターが登場。キャラクターたちはLive2Dを用いて表現されており、表情や動きがころころと変わる様子は一見の価値ありだ。

個性的な女の子たちが登場するが、ゲーム中には彼女たちの魅力を引き出すための多彩な要素が用意されている。そのひとつが、街のさまざまなエリアで展開するキャラクターたちの日常会話だ。

街中ではキャラクターたちが思い思いに行動しており、タップすることで、その場にいるキャラクターの会話が発生する。同じバンドのメンバーはもちろんのこと、異なるバンドのメンバー同士で会話が発生することもあり、キャラクター間の意外な関係性を知ることができるのは嬉しいところ。

こうした会話や後述のリズムゲームパートを経て、バンドランクが上昇すると「バンドストーリー」が解放されていく。こちらはその名称の通り、バンドに紐付いたストーリーとなっており、中にはバンドの結成にまつわるエピソードも。一見すると接点のなさそうなメンバーがどのように出会ってバンド活動をしていくのか、そして彼女たちの内面にも踏み込むような土台のしっかりとしたストーリーが描かれる。個人的には、ぜひ注目してほしいポイントのひとつだ。

ちなみに、本作ではガチャなどで手に入れたメンバーそれぞれにエピソードが用意されている。エピソードを見ることでパラメーターがUPするというメリットもあるので、併せてチェックしておきたい。

リズムゲームは楽曲の多彩さと5人同時でのリアルタイム協力プレイがポイント！

リズムゲームパートでは、アニメのOPとしてもおなじみのPoppin'Partyの「ときめきエクスペリエンス！」をはじめ、バンドごとに用意されたオリジナル楽曲をプレイできる。正統派なバンドスタイルのPoppin'Party、パワフルな歌と演奏で魅せるAfterglow、アイドルバンドならではのキュートなパフォーマンスが魅力のPastel*Palettes、本格派バンドとして独特の世界観を持つRoselia、ボーカルであるこころの歌声を中心としたポップさが際立つハロー、ハッピーワールド！と、明確に楽曲の傾向が分かれているので、プレイする際は常に刺激的な楽曲を楽しめることだろう。

また、カバー楽曲も「空色デイズ」「Alchemy」（Poppin'Party）、「カルマ」（Afterglow）、「Secret base～キミがくれたもの～」（Pastel*Palettes）、「魂のルフラン」「Hacking to the Gate」（Roselia）、「シュガーソングとビターステップ」（ハロー、ハッピーワールド！）と、現状で判明しているだけでも多彩なラインナップ。オリジナルの良さを活かしつつ、「シュガーソングとビターステップ」での可愛い歌声と軽快な音楽との化学反応など、独特の味わいを生んでいる。

リズムゲームの遊び方は、合計7つのラインから降りてくるリズムアイコンを、曲に合わせてタイミング良く押すだけのシンプルなもの。リズムアイコンの種類は通常のほか、同時押し、長押しといった定番どころから、長押ししながらスライドしたり、上にフリックするといった特殊なものも用意されている。

実際にプレイしてみると、操作感はシンプルながら、アイコンの種類の豊富さから演奏しているような感覚で楽しめた。また黄色いリズムアイコンは、押すことでメンバーのもつスキルがランダムで発動されるため、メンバーの編成も重要になってきそうだ。

さらに、オプションではリズムアイコンの速さ、大きさを変えたり、判定の調節したりといった機能も搭載されているのも、プレイヤーへの配慮があってありがたい。

バンドのメンバー編成は5人で一組。同じバンドのメンバーで揃えてもよし、お気に入りのメンバーを揃えるもよし、自由な編成が楽しめるので実際に試してみてもらえればと思う。

最後に、5人で楽しめるリアルタイム協力プレイにも触れておこう。流れとしては、自動でマッチングした5人がそれぞれ楽曲を選択。その中からランダムで選んだ1曲をプレイするという流れだ。随所にスタンプチャットも用意されているので、マッチングした相手とのコミュニケーションも楽しめる。

プレイ中はそれぞれのリーダーに設定しているメンバーが画面に登場するものの、基本的には1人でのプレイと変わらずにプレイすることとなる。ただし、クリアランクは5人の合算スコアで決まってくるため、時に助け、時に助けられながら高ランクを目指していくプレイはこれまでのスマートフォン向けリズムゲームにはない楽しさだ。もちろん、報酬のボーナスも用意されているため、積極的なプレイをオススメしたい。

「ガルパ」について駆け足で説明してきたが、いかがだっただろうか。本日2月24日には本作の発表会＆体験会が行われ、未発表キャストや春のカバー楽曲キャンペーンの採用曲など、リリースに向けての情報がぞくぞくと公開予定だ。本記事を読んで気になった人は、今後の動向にもぜひ注目しておこう。