本日3月4日より東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて順次公演される「ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年(みほとせ)の子守唄~」。それに先立って行われた公開ゲネプロの模様をお届けする。

目次
  1. 囲み取材
  2. ゲネプロ(第一部)
  3. あらすじ
  4. 「ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年(みほとせ)の子守唄~」概要
  5. ライブビューイング ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~
  6. 大千秋楽公演のDMM.comでのLIVE配信が決定!
  7. ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~Blu-ray&DVD発売決定!

名だたる刀剣が戦士の姿となった“刀剣男士”を収集・育成する シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」のメディアミックス作品である「ミュージカル『刀剣乱舞』」。

第1部がミュージカル、第2部がライブの2部構成となっており、2015年には初演となる「阿津賀志山異聞」、2016年には「幕末天狼傳」が上演された。いずれもタイトルに縁のある刀剣男士たちが登場し、史実を基に描かれた“歴史のif”が見所となっている。

シリーズ3作目の今作では、徳川家を舞台に、歴史の流れを再び取り戻すための戦いが描かれる。出演キャスト陣の囲み取材とゲネプロの模様をあわせてお伝えする。

囲み取材

――自己紹介ならびに開幕を迎えての今の気持ち・意気込みをお聞かせ下さい。

石切丸役 崎山つばささん:1ヶ月前から稽古が始まり、あっという間にゲネプロを迎えました。刀剣男士・新刀剣男士とアンサンブルみんなで力を合わせて作り上げた「刀剣乱舞」を皆さんに見て頂き、もっともっと盛り上げていきたいと思います。

にっかり青江役 荒木宏文さん:新たな5振りが本丸に登場したので、これからも「ミュージカル『刀剣乱舞』」が盛り上がっていくと思います。焦らしながらここまでやってきましたが、やっと幕が上がって皆さんに届けられるというのは自分自身もワクワクしています。皆さんも待ちに待った日だと思いますので、期待を裏切らないように精一杯務めたいと思います。

千子村正役 太田基裕さん:初めての参加ですが、ミュージカル・ライブの2部構成でお客様を楽しませることに特化した舞台だと自負しています。役者たちがそれぞれの色を出しながらキャラクターを作り上げましたので、ぜひ楽しんでみて下さい。

蜻蛉切役 spiさん:初めての参加ですが、見に来て下さる皆さんと“ガンガン”行くだけです。“ガンガン”進もうと思います。よろしくお願いします。

物吉貞宗役 横田龍儀さん:2.5次元ミュージカルは初めてでとても緊張していますが、主様たちにたくさん幸運を届けられるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

大倶利伽羅役 財木琢磨さん:刀剣男士として常にかっこいい姿を舞台上で披露できたらと思っています。よろしくお願いします。

――本公演の見所はどういったところになるのでしょうか。

茅野イサムさん:今回は言わば壮大な大河ドラマになっています。家康の一生を描いているので、刀剣男士の任務もとても長く、過酷なものになると思います。ただ、彼らと人間との交流を通して、人の優しさや悲しさが滲み出てくるような舞台になっています。一度見て頂いたら必ず二度三度見たくなるような舞台になっていると自負しております。どうか楽しみにしていただきたいと思います。

――各キャラクターの見所についても教えてもらえますか。

崎山さん:トライアル公演、阿津賀志山異聞を経て、さまざまなところへ出陣をして、刀として磨き上がった部分。そして今回の舞台で家康や人間との交流によって、刀ですが、どこか人間味が増した石切丸が見所だと思います。

荒木さん:にっかり青江は刀としては700歳なので、700年間色々な人に使われて、人間界を見てきました。刀剣男士としてはまだ幼い状態なので、経験は積んでいるけど、体験はしていないという彼らが家康と一緒に成長して行く所が面白い所だと思います。

太田さん:村正は妖刀と言われる刀なので、ほかの刀にはない妖しい雰囲気、少し違う空気感を出せたらと思います。

spiさん:蜻蛉切は村正が心配の種で、「やっと来たけど、来ちゃったか」みたいなところにあるので、村正とのイチャイチャと言ったらなんですが、関係性が見所だと思います。

横田さん:物吉は喜怒哀楽が激しいので、色んな人に共感してもらったり楽しんで頂けたらと思います。精一杯頑張ります。

財木さん:大倶利伽羅は馴れ合わないクールなキャラクターですので、表情の変化もあまり出さないのですが、動きや佇まい、目の動きとかで気持ちを表現できたらと思います。

――ネタバレにならない範囲で2部での見所もお願いします。

衣装が何パターンかあるので、前回に引き続き、だんだん脱いでいきます。今回は年齢層が高いので、今までのアイドルというよりオトナなステージになっています。あとは、全体はもちろん、面白い組み合わせで歌うところもあります。「阿津賀志山異聞」では“ひも”、「幕末天狼傳」では“扇子”、我々は…という所に注目してみて下さい。

ゲネプロ(第一部)

あらすじ

西暦2205年。「歴史修正主義者」による過去への攻撃が始まった。歴史の改変を防ぐため、時の政府により「審神者(さにわ)」が過去に遣わされた。審神者によって励起されたのは、刀剣に宿る付喪神「刀剣男士」。彼らは歴史を守るための戦いへと身を投じていくのだった。

―天文11年12月、三河・岡崎城付近。にっかり青江と大倶利伽羅は、遠征から戻る道中、予期せぬ時間遡行軍の襲撃に遭遇し城内へと向かった。そこでは松平群と時間遡行軍との乱戦が繰り広げられていた。松平軍の重臣たちが次々と討ち死にしていく中、瀕死の状態にある松平広忠は、その胸に赤子を抱き守っていた。

一方、審神者の命で刀剣男士が集められ、石切丸を隊長に、蜻蛉切、物吉貞宗、千子村正という編成が組まれた。彼らの赴く地は遠征中のにっかり青江と大倶利伽羅のいる三河・岡崎城。そこで彼らを待ち受けていたものとは…

石切丸の語りで静かに幕を開けた本作だが、1曲目を飾ったのは千子村正がクセのある個性を見せつける「脱いで魅せましショウ」。次いで三河・岡崎城付近の戦場のシーンでも、あらすじで触れた赤子を託されたにっかり青江が戦場を子連れで駆け回るという、追い詰められているにも関わらずコミカルな展開が続いた。

しかし審神者に命を受け石切丸、蜻蛉切、物吉貞宗、千子村正が出陣する際の「勝利の凱歌」で雰囲気はがらりと変わり、にっかり青江、大倶利伽羅と合流した所でメインテーマ曲「刀剣乱舞」を全員で歌い上げると、すっかり舞台は刀剣男子たちの熱を帯びていた。

先の戦いで江戸幕府の創設阻止を企む時間遡行軍によって松平軍が全滅してしまったことを知るが、同時に託された赤子が竹千代(後の徳川家康)であることに光明を見出す一行。石切丸の発案で、刀剣男士たちが歴史から消されてしまった家臣に成り代わることで、松平家を再建・歴史を軌道修正することになった。

刀として人の世を見てきた刀剣男士が、実在した人間としてその移り変わりを見届けるという“if”が今回の肝。竹千代から松平元康、そして徳川家康へと成長し、息子の松平信康ともども親子二代に渡って、時に友の様に、そして時には父の様に、それぞれの距離感で見届ける刀剣男士たちの姿は必見だ。

台詞でのやりとりはもちろん、物吉貞宗の歌うどこか哀愁漂う子守唄のような「瑠璃色の空」や、石切丸と蜻蛉切、物吉貞宗が赤子を抱えて歌う「希望の源」、そして徳川家に対して複雑な思いを持つ千子村正の「可惜夜(あたらよ)の雲」のナンバーで、その時々の想いを切に表現。中でも、竹千代が松平元康に成長する際の「かざぐるま」は、その演出と刀剣男子たちのハモリが綺麗に重なり、とても印象深いシーンだった。

当初は家臣という形をとらず遠くから見守っていた大倶利伽羅と千子村正も、桶狭間の戦い、姉川の戦いを通して徳川家康の人間性に感銘を受け、いずれも家臣に。ちなみに、姉川の戦いで「ただ、勝つために」を熱唱し怒涛の活躍を見せた蜻蛉切は本多忠勝、にっかり青江は酒井忠次、大倶利伽羅は榊原康政、千子村正は井伊直政と、徳川四天王と呼ばれる人物を担っている。幸運を運ぶと徳川家康に信頼された物吉貞宗は鳥居元忠、そして石切丸は服部半蔵という役回りを自ら申し出たのだが、その真意は終盤に明らかになる。

ここから物語は長篠の戦いを経て、クライマックスへ向かっていくのだが、ここからは大倶利伽羅と石切丸という戦いに対して異なる思いを持つ2人に注目したい。

他者との関わりを避け、戦いを好む大倶利伽羅と、他者を慈しみ争い事を嫌う石切丸は、まさに正反対。しかし大倶利伽羅は桶狭間の戦いで農民の吾兵と出会い、人間の感情に触れることで自らの感情にも向き合い大きく成長する。刀剣男士でありながら、人間よりも人間臭い感情の揺れにぐっときてしまった。

石切丸は本作のすべてを内包する存在とも言えるキーパーソン。戦いで消えていった命すべてに祈りを捧げるという彼が戦いに身を置く理由は、徳川家康そして松平信康の信念・疑問と繋がっていく。石切丸は、なぜ服部半蔵という役回りを演じたのか、そして戦いの果に何を望んでいるのか、その答えはぜひその目で確かめてほしい。

「ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年(みほとせ)の子守唄~」概要

公演期間・劇場

東京

2017年3月4日~3月26日 AiiA 2.5 Theater Tokyo

大阪

2017年4月1日~4月9日 梅田芸術劇場 メインホール

東京凱旋

2017年4月14日~4月23日

原案

「刀剣乱舞-ONLINE-」より (DMM GAMES/Nitroplus)

演出

茅野イサム

脚本

御笠ノ忠次

振付

本山新之助

プロデューサー

松田誠
でじたろう

出演

石切丸役:崎山つばさ
にっかり青江役:荒木宏文
千子村正役:太田基裕
蜻蛉切役:spi
物吉貞宗役:横田龍儀
大倶利伽羅役:財木琢磨
徳川家康役:鷲尾昇
松平信康役:大野瑞生
竹千代役:阿由葉朱凌※Wキャスト
竹千代役:小島幸士※Wキャスト
吾兵役:高根正樹

主催

ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会
(ネルケプランニング ニトロプラス DMM.com ユークリッド・エージェンシー)

ライブビューイング ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~

全国の映画館でのライブ・ビューイングが決定!

開催期間:2017年4月23日18:30

※本編上映前にライブビューイング限定の特典映像の上映を予定しております。
※開場時間は劇場により異なります。

大千秋楽公演のDMM.comでのLIVE配信が決定!

動画配信サービス DMM.comで「三百年の子守唄」大千秋楽公演のLIVE配信が決定いたしました!お手持ちのPCやスマホで、リアルタイムに公演をお楽しみいただけます。

対象公演:2017年4月23日18:30公演(大千秋楽)

視聴デバイス PC・スマートフォン(iOS/Android対応)
配信サイト:http://www.dmm.com/digital/cinema/musical_toukenranbu/mihotose/

ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~Blu-ray&DVD発売決定!

3月4日より会場及び通販サイトにて、「ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~」Blu-ray&DVDの予約受付を開始いたします。

発売日:2017年夏
Blu-ray:8,500円(税抜)
DVD:7,500円(税抜)
仕様:本編+特典映像

※会場予約特典・通販予約特典あり。
※Blu-ray、DVDともに内容は同じです。

刀剣乱舞ONLINE

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  • 配信日:2016年3月1日
  • 価格:基本無料

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      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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