3月12日、ベルサール秋葉原および秋葉原UDXにて行われた「電撃文庫 秋の祭典2016」。本稿では、ベルサール秋葉原で実施されたステージイベント「アクセル・ワールド&ソードアート・オンライン GAME LIVE」の模様をお伝えする。
本ステージでは、バンダイナムコエンターテインメントより現在配信中のスマートフォンアプリ「アクセル・ワールド エンドオブバースト」と「ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ」、さらに3月16日発売予定のPS4/PS Vita用ソフト「アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン 千年の黄昏」をアピールするべく、各作品のキャスト、スタッフが集結した。
「アクセル・ワールド(AW)」からは三澤紗千香さんと日高里菜さん、「ソードアート・オンライン(SAO)」からは松岡禎丞さんと伊藤かな恵さん。さらに各作品のプロデューサーを務める竹内智彦氏、河合泰一氏、二見鷹介氏も登壇した。
「AW」「SAO」キャスト陣が激しいRP合戦を展開!
このステージイベントは、両作品のキャスト陣がゲームを紹介しつつ、どちらが魅力を伝えられたかを会場のファンに決めてもらう対決企画のもとトークが進行した。三澤さんがまずは「アクセル・ワールド エンドオブバースト」の最新PVを紹介。最新PVでは三澤さん演じる黒雪姫がゲーム内容を紹介しつつ、今後配信されるコンテンツについても触れていた。その中では日高さんが演じるニコも登場していたが、日高さんによるとゲームのボイス収録も頻繁に行われていると、今後の展開に期待が持てるコメントも残していた。
続いては「ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ」の番だが、この作品で多くの人の注目を集めたのが、松岡さんが出演するTVCMだ。CMでは松岡さん本人が登場し、あの手この手でゲームの魅力を伝えている。「のど自慢篇」で松岡さんがラップを披露したのも記憶に新しいところだ。会場のスクリーンでは、そんなCM「のど自慢篇」のメイキング映像が公開。必死になって歌詞を覚える松岡さんの姿に会場が笑いに包まれたかと思えば、歌唱時の振り付けを自分自身で考えたことが明かされると、会場からは驚きの声が上がっていた。
CMのネタはこれだけでは終わらず、伊藤さんの無茶振りによって松岡さんが生ラップを披露する一幕も。最初は怪訝な表情を見せていた松岡さんだが、会場の盛り上がりに意を決すると、歌詞を思い出しながらCMを同じラップを披露。松岡さんは恥ずかしさからか顔を手で覆っていたが、ファンは大きな拍手を送っていた。
また「アクセル・ワールド エンドオブバースト」と、「SAO」のもうひとつのスマートフォンアプリ「ソードアート・オンライン コード・レジスタ」では、コラボレーションイベントが開催されている。こちらは連動シナリオが楽しめるほか、黒雪姫(キリト衣装)などが「アクセル・ワールド エンドオブバースト」に登場。一方の「ソードアート・オンライン コード・レジスタ」には、黒の貴婦人衣装のアスナなどが登場する。
これ以外に「キリト×黒雪姫」「アスナ×ハルユキ」という二大Wカードの登場も決定。さらにはエイプリルフールに向けた企画が進行中であるとスクリーン上に映し出されると、少々早すぎる予告にキャスト陣からも笑い声が溢れていた。
「アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン」の新キャラクターが発表
続いては、「AW」「SAO」のキャラクターが夢の共演を果たす「アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン 千年の黄昏」の話題へと移っていく。本作は「SAO」のキャラクターと「AW」のキャラクターが一堂に会すアクションRPG。キリトやアスナ、ブラック・ロータスといったおなじみのキャラクターを自由に使い分けながら、それぞれの個性的なアクションを楽しめる。
ステージでは今後のダウンロードコンテンツとして、ペルソナ・ヴァベルが有料配信されることが発表。キャラクターボイスは壇上にいる伊藤さんが担当することになった。こちらは2017年6月の配信を予定しており、事前のシーズンパス購入でも入手可能だ。また発売記念キャンペーンとして、3月16日から31日の期間、「AW」のキャラクターが装着できる「ハルユキ人形」の配布も発表された。
公式サイトでは参戦キャラクターを決める人気投票も行われていたが、イベント内ではその結果も公開に。「AW」からはグラファイトエッジ、そして「SAO」からはヒースクリフが見事1位に輝き、ゲームへの出演が決定した。なお、グラファイトエッジの担当声優は現在のところ決まっていないようで、二見氏も頭を悩ませている様子だった。声優はもちろん、ゲーム内で見せるアクションなど今後の情報にも注目したい。
これで発表は終わりかと思いきや、最後に松岡さんから「SAO」のアリス・シンセシス・サーティ、ユージオの2人が、関連ゲーム作品に参戦することが明かされた。関連ゲームとはイベントでも話題に挙がった「メモリー・デフラグ」「コード・レジスタ」「アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン」に加え、現在発売中の「ソードアート・オンライン ホロウ・リアリゼーション」の4作品だ。
このうち「アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン」では、有料DLCとしてオベイロンとともにプレイアブルキャラクターとして配信。さらに新規ダンジョン、新規クエストも含めた大型DLCになるとのこと。
さまざまなゲームタイトルの情報が紹介されたが、ステージイベントの目的は「AW」と「SAO」のどちらが魅力を伝えられたかを決める対決だ。ということで、最後は会場のファンからどちらが良かったかを聞くこと。その結果は、松岡さんの頑張りが後押ししたのか「SAO」チームの圧勝という形に終わった。「AW」チームとしてプロモーションに励んだ三澤さんは悔しさをにじませていたが、「SAO」にも出演している日高さんはまんざらでもない様子。キャスト陣の仲の良さも印象的なイベントであった。