感動や没入感とお手軽さを両立させたRPG「アナザーエデン 時空を超える猫」クローズドβテストレビュー

感動や没入感とお手軽さを両立させたRPG「アナザーエデン 時空を超える猫」クローズドβテストレビュー

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Wright Flyer Studiosからリリース予定の「アナザーエデン 時空を超える猫」は、コンシューマーRPGが持つ没入感や感動と、スマートフォン向けの手軽さを両立させたRPG。クローズドβテストで分かったその魅力を紹介したい。

Wright Flyer Studiosからリリース予定のiOS/Android向けアプリ「アナザーエデン 時空を超える猫」は、名作コンシューマーRPGとして歴史に残る「クロノ・トリガー」や「クロノ・クロス」、「ゼノギアス」といったタイトルの開発にスタッフとして関わった加藤正人氏や光田康典氏が参加。さらに、アートディレクターに「びんちょうタン」の江草天仁氏、プロデューサー・ディレクターに「ぷよぷよ!!クエスト」の高大輔氏、コンポーザーに土屋俊輔氏といった豪華スタッフに迎えて作られたスマートフォン向けRPGだ。

「クロノ・トリガー」「クロノ・クロス」「ゼノギアス」といった名作が持っていた「感動」を期待せずにはいられないタイトルだが、どのように仕上がっているのか? 今回、クローズドβテストへ参加して気になるその内容に触れることができたので、本作がどのようなゲームに仕上がっているのかを紹介したい。

「アナザーエデン 時空を超える猫」は、コマンド選択式のターン制バトルを採用したファンタジーRPG。マップを自由に動き回って探索し、目的を達成することでストーリーが進行。敵とのバトルは一部シンボルエンカウントも存在するものの基本的にはランダムエンカウント形式だ。

ここまでを読んでもらって「ピン!」ときた人も少なくないと思うが、本作のゲームシステムは一般的なスマートフォン向けRPGというよりも、コンシューマーRPGのものに近いものとなっている。このため、少なくともゲームシステムにおいて、「クロノ・トリガー」や「クロノ・クロス」、「ゼノギアス」といったタイトルから抱いた期待が裏切られることはないだろう。

そういう意味で、この作品は、スマートフォンRPGというより、スマートフォンでもプレイ可能なコンシューマRPGといった方が相応しい。…だが、明らかに本作はスマートフォンRPGだ。どういうことか? 詳しくシステムを見ていこう。

戦略を考える指向性とタップ連打で進行可能なお手軽さが両立したバトル

まず、RPGの花形といえるバトルシステムから。本作のバトルは、「ファイナルファンタジー」の1~6までを思わせるサイドビュー形式。コマンドを選ぶと、そのコマンドに基づいてキャラクターがアクションを行う。アクションはすべてアニメーション処理されており、ド派手な演出を楽しむことが可能だ。

このバトルの楽しさの要となっているのが、「敵の弱点をどうつくか?」という戦略性。プレイヤーキャラクターの攻撃と敵にそれぞれ属性が設定されており、属性の相性によってダメージ値が変化する。敵が弱点とする属性を突けば大ダメージを与えることができ、有利に戦闘を進められる…というわけだ。ただ、属性付きの攻撃はスキル扱いとなっており、スキルポイントを消費してしまうため、多発できない。なのでどのタイミングでどう使っていくかも思案のしどころとなる。

コンシューマーRPGを期待する身としては非常にやりごたえのあるバトルシステムだが、本作がスマートフォン向けRPGということを考えると、「毎回のバトルで使用スキルを考えるのは面倒…」という人もいるだろう。

本作はこの点をユーザーインターフェースによって解決している。バトルは「攻撃」ボタンをタップすることで、各キャラクターに設定されたアクションが実行されるという形式。各キャラクターに設定されたアクションは、キャラクターのアイコンをタップして変更できる。

このため、ザコ戦などで特にキャラクターのアクションを変更する必要がない場合などは、「攻撃」ボタンを連打していればサクサクと進行してくれる。敵の弱点を突く戦略性と、サクサクバトルを楽しめるというお手軽さが、上手に両立していると感じた。

発見が楽しい!自由移動の楽しさと瞬時に移動するお手軽さが両立した探索

バトルだけでなく探索システムにおいても、楽しさとお手軽さを両立させているのが本作の特徴だ。本作は探索部分もサイドビュー形式。ただし、奥行き方向にも移動することができる。「オーディンスフィア」や「朧村正」などコンシューマーのアクションRPGでは採用されることのある形式で、左右にスクロールできるラインがあり、基本的にはそのライン上を左右に移動、途中に枝道のようにして奥行き方向へ移動可能な道が用意されており、その道を使って手前や奥のラインに移動できる…という形式だ。

この形式、左右の移動が基本となるため、とりあえずどっちに移動すればいいのか感覚的に理解しやすいというメリットを持っているが、本作はそのメリットに甘んじるだけではなく、奥行き方向に様々なモノをチラ見せすることによって、上手に好奇心を刺激してくる。たとえば、奥のラインに宝箱が見えているので「奥へ進んでみよう…」と感じたり、奥のラインに強大な敵の影が見えるため「避けよう」と思ったり。「こっちに移動してみよう!」というモチベーションを掻き立てられるのだ。

奥のラインに強大な敵の影が見える…と書いたが、移動の楽しさをアップさせる存在が、強大な敵「フィアー」の存在だ。「フィアー」は、いわゆるシンボルエンカウント形式の敵で、主人公が一定距離まで近づくと追いかけてくる。もちろん、接触するとバトルシーンに移行だ。「フィアー」…恐怖という名の通り凄まじい強さを持っているため、基本的には立ち向かうのではなく逃げた方が無難。この「フィアー」によって、移動に「目的地を求めて動く」探索のおもしろさと、「フィアーを避けて動く」スリル溢れるおもしろさが込められている。

このように、移動ひとつとっても要素盛りだくさんな本作。だが、この移動もお手軽に楽しめる。マップ内で目的地となるポイントや、タップで調べられるポイントは「!」マークでわかりやすく示されているし、画面右上にはミニマップがあるため、常に一定範囲のマップを確認可能だ。また、一度行った個所はワールドマップを使って瞬時に移動可能となっており、前の場所に帰るためいちいちマップを右往左往する…ということが発生しづらい。このため、短時間でもまったくストレスなく楽しむことが可能だ。

キャラクターの演技と見せ場で盛り上げ先への興味を掻き立てるストーリー

バトル、移動に続いて触れたいのはストーリーだ。初期のスマートフォンRPGは、ストーリー性がほとんど用意されないものが多かったが、「Fate/Grand Order」以降、しっかりとしたストーリーを持ち、感動を誘ってくるスマートフォンRPGも増えているが、本作でもしっかりとストーリーを描いている。

本作が特徴的なのは、「第〇章」のような区切りがなく、ストーリーが絶え間なく転換していく点だ。ミッションなどを見ると「〇章クリア報酬」のように記載されているため、内部的には章の区切りが存在しているようだが、章が終了したら一旦メニュー画面に戻って、メニュー画面から次の章を選んでプレイ…という仕切り直しが発生しない。この点も、コンシューマーRPGの見せ方に近い。

また、イベントでの見せ方もコンシューマーRPGを彷彿とさせてくれる。各キャラクターが動き回って演技をし、時にはド派手なエフェクトも発生。画面の見せ方が派手なだけでなく、惹きつけ方も上手い。

ネタバレになるのであまり詳しくは書けないが、キャラクターがピンチに陥って「この後どうなるの!?」など、盛り上がるイベントが随所に盛り込まれていて、プレイしていて思わず先が気になってしまった。少年マンガなどのアツい展開が好きな人なら、時間を忘れてのめり込めるハズだ。

本作のストーリー内容は、魔獣王と名乗る存在に妹を連れ去られた主人公が、妹を取り戻すために旅立つ…というもの。妹、主人公とも出生に謎を抱えているがそれだけにとどまらず、主人公に力を貸してくれる剣「オーガベイン」の存在や、時間転移要素など、「一体真相はどうなっているんだ!?」と引き込まれるものになっている。中でも時間転移要素は「クロノ・トリガー」「クロノ・クロス」「ゼノギアス」といった作品のファンにとって「待ってました!」という要素だろう。

コンシューマーの没入感とスマートフォンの気軽さを両立させたRPG!

クローズドβテストでプレイした体験をまとめると、まず本作はコンシューマーゲームのように没入できるRPGだったということ。ストーリーに込められた謎に引き込まれ、イベント展開にアツくなって感動し、マップの探索やバトルの戦略性に頭を使う。このため、「スマートフォンでもコンシューマーRPGみたいな夢中になれるゲームないのかな」と思っている人にとってはまたとない作品だ。特に、「クロノ・トリガー」「クロノ・クロス」「ゼノギアス」といった作品のファンなら、「これを求めていた!」と感じる人もいるだろう。

一方で、システムやユーザーインターフェースなどによって、お手軽プレイや短時間プレイへの配慮もなされているので、気軽に遊べるスマートフォンゲームが欲しいという人も満足できる。短時間でちょっとずつプレイしていたとしても、本作の持つ壮大で感動的な内容をなんら損なうことなく楽しめるハズ。古き良きRPGの楽しさを知る人から、コンシューマーRPGのプレイ経験がないという人まで、幅広く楽しめる作品。正式リリースが待ち遠しいタイトルだ。


(C) Wright Flyer Studios

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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