成歩堂“龍太郎”と見る逆転の兆し―「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」WEB体験版のネタバレ御免プレイインプレッションをお届け

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カプコンは、2017年8月3日に発売を予定している「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」のWEB体験版の配信を、4月17日より開始した。ここではWEB体験版のプレイインプレッションを掲載する。

「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」は、「逆転裁判」シリーズよりもはるか昔19世紀末の大日本帝国と大英帝国・倫敦を舞台に、成歩堂龍一の先祖・成歩堂龍ノ介が活躍する「逆転」シリーズの最新作。

プレイヤーは無罪の罪を着せられた依頼人を救うため、探偵パートで情報と証拠品を集め、法廷パートでそれらを武器に真実に迫る法廷バトルを繰り広げていく。

今回は本作の法廷パートが遊べるWEB体験版のプレイインプレッションをお届けする。なお、この記事には物語のネタバレが含まれるので注意して頂きたい。

「海辺の英国婦人殺人事件」法廷パートをプレイ!

墓前に佇む御琴羽寿沙都(みことば すさと)の回想と“弁護士”として大審院に立つという覚悟で幕を開けた体験版。

舞台を大審院に移し法廷パートが開始したが、この法廷、色といい調度品といいとにかくお洒落だ。

そもそも大審院という言葉が耳に慣れないので調べてみると、明治時代初期から昭和時代前期まで日本に設置されていた最高裁判所に相当するものとのこと。裁判長も大審院長と呼ばれていたということでドキドキしたが、「サイバンチョ」は健在で一安心だった。

時を越えるチュートリアル検事のアウチに対するは、本作の主人公・成歩堂龍ノ介のイトコで地方で法律を学ぶ学生「成歩堂龍太郎」。丁寧な言葉遣いとよく泳ぐ目がクセになる弁護士だが、その正体は明白だろう。

さて、本法廷の被告人は成歩堂龍太郎こと寿沙都の親友・村雨葉織(むらさめ はおり)。彼女は帝都勇盟大学の女学生で、寿沙都の父・御琴羽悠仁教授の研究助手をしている。

親友が罪を着せられているとあっては寿沙都にとっても一大事だが、事態はそんなに単純ではない。サイバンチョに「大日本帝国の未来にも影響しかねない事件」と言わしめた理由は、この事件の被害者がジェゼール・ブレットという“殺人者”だからだ。

「法廷記録」には証拠品はもちろん、関係者に関する情報も記載されている。前作をプレイしてしていない筆者でも簡単に人間関係が把握でき、目が泳がず、頭の中もまっ白にならずに法廷で発言できるようになったので、法廷記録は隅から隅までチェックすることが大切だ。

事件に話を戻すと、9ヶ月前、英国から派遣された留学生・ジェゼール・ブレットは、帝都勇盟大学のジョン.H.ワトソン博士を殺害。彼女は領事裁判権によって国内で裁くことはできず、大英帝国の領事裁判所がある上海に身柄の移送が決まっていた。しかし、移送の前日に海水浴に訪れた彼女は掘っ立て小屋の中で心臓を一突きされ死亡。小屋の中に彼女と2人きりだった村雨葉織が“猛烈な動機”を持つとして逮捕された。

9ヶ月前の事件を知らない人もわかるよう、きっちり補足してくれる

以上、法廷記録に載っていない事件の概要は今回アウチ検事が説明してくれたが、いくつか耳にひっかかる“コトバ”が。法廷では、こうした検事や証人のコトバから芋づる式に情報を引き出していくのが基本となり、新たな証拠品の提出や、決定的な証人が登場することで、弁護側はジワジワと追い詰められていくのだ。

そして法廷ではアウチのこの裁判に賭ける並々ならぬ想いが語られるなか、事件当日に決定的瞬間を目撃したという証人の帝都警察の刑事・細長悟と文豪・夏目漱石が出廷。事件を目撃した当時の姿を忠実に再現する細長と、なにやら様子のおかしい漱石だが、「逆転裁判」シリーズではこのレベルは序の口なのでサクサク進もう。

証人によれば、事件当日、悲鳴が聞こえ掘ったて小屋に飛びこむと村雨葉織がジェゼール・ブレットにまたがり小刀で刺した瞬間を目撃。刃には血がついており、これが何度か刺した証拠だという。さらに証言の最後には、被害者が絶命寸前に握り込んだという被告人のイニシアル付きの万年筆が証拠として提出され、決定的な証言に致命的な証拠が揃ってしまった。

最初の証人で絶体絶命、しかしそうでなければ“逆転”勝利はないのだ。ここからは尋問で証言を切り崩していくのだが、大切なのは証言をかたっぱしから「ゆさぶる」こと。証人の発言の裏付けとなる事象や思考がわかるほか、強烈な個性を持つ証人との会話を楽しめる。

今回、尋問をする中で個人的に刺さったのは、証人は必ずしも“嘘をついている”訳ではないというミコトバ氏のアドバイス。シリーズを通して、こと証言においては嘘より悪気のない“思い込み”がやっかいだったことを、あんな顔、こんな顔とともに思い出すことができた。

そして、そんな時こそ論より証拠。裁判が進む中で増えていく関係者の情報や、証拠品のデータを証言と照らし合わせてムジュンを見つけ「つきつける」。ハラの底から「異議あり!」と声を出して指先をつきつけ、法廷が静まり返るあの瞬間の快感は、一度でもシリーズに触ったことがある人は忘れられないものではないだろうか。

今回の体験版でも本作の最大の魅力である“逆転“の予兆をしかと味わえるので、まだプレイしていない人はぜひ体感してほしい。そして寿沙都とアウチ、互いに大事なものを賭けた裁判の行方が明らかになる、製品版(もちろん1&2限定版)の発売日を筆者も楽しみに待つことにする。

※画面は開発中のものです。

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